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仕事内容

タクシー運転手の仕事内容と求人の真実について!現役運転手がお教えします!

今回はタイトルにあるようにタクシードライバーの仕事内容や求人の真実について

タクシー業界に入って1年経った私が真相を語ってみようと思います。

世間の方のタクシー業界に対するイメージとは?

タクシー運転手と言う職業は

・労働時間が長い

・リストラされて、どこにも就職できない人間が行き着く場所

・全然稼げない職業

・歩合制の過酷な労働条件

などなど。

 

正直、あまりいいイメージがあるとはお世辞にも言えないレベルですよね。

まあー実際、私もこの業界についてちゃんと調べるまでは

そのようなイメージだったのは事実ですし、そのように見られていてもおかしくはないですね。

では、実際どうなのか?

 

まずは広告求人の真実について見て行きましょう。

タクシー求人の広告内容は本当なのか?

多くのタクシー会社での求人内容は

・未経験でもお金を稼げる(月40〜50万)

・休日がとにかく多い(月に11〜13勤務)残りの17〜19日はお休み

など魅力的な言葉で求人募集をしていますが

これらは本当なのか?

結論を先に言うとタクシーの求人広告に書いてあることは全て本当です。

 

初心者の方だと売り上げが上げれるのか心配だと思います。

私もそうでしたから!!

 

で、そのような未経験者にはしっかりと給料保証期間があるので

その期間で道を覚えたり、営業の仕方を覚えればある程度形にはなります。

 

実際、僕でも8万9万やれる時はやれますし

ダメな日は4万5万くらいしかやれないです。

 

こればっかりはお客様相手や多少なりとも運が関係するので

売り上げを作れない日もあります!!

 

ただ、11〜13回の乗務で上手く帳尻があって月に30〜50万という給料になるので

広告の求人の給料の内容は事実だと言えるでしょう。

 

また、休みに関しては

むしろしっかりと休みを与えないと行政から指導が入り、最悪の場合車のナンバーを何日間か持って行かれ営業ができなくなることもあります。

 

だから、従業員の健康管理(休憩や休み)については一般企業よりもしっかりしています。

※命を預かっている職業なので当たり前ですが....

一般企業よりもしっかりしていると言うのはタクシー業界では残業が皆無だと言うこと。

 

なので、私の場合は12勤務で残りの18日は完全に休みです!

ただ、1回の乗務時間が長いので一般社員の2日分の仕事を1日で終わらせるので

給料明細での労働時間は160〜180時間前後になります。

この一般的な労働時間でもクリーンに感じる人も多いのではないでしょうか?

ここで労働時間に開きが生まれる原因について説明します。

タクシー運転手の労働時間について(隔日勤務)

タクシー運転手の労働環境が激務で辛い印象を持っている方が多いようですが

実際は激務とは程遠いくらいホワイト業界です。

 

もし仕事は何かしらを消耗するもの、肉体的疲労や精神的疲労などと考えると

おそらく一般企業にいた私から言わせてもらうとこれ以上に楽な仕事はないと思います。

そう言える理由を解説していきます。

 

まず、タクシー運転手の業務体系は3つ。

・昼日勤務

・夜日勤務

・隔日勤務

 

昼勤・夜勤は一般的なサラリーマンと同じ8時間労働の週5勤務の体系です。

※残業はありません。

 

ここでは隔日勤務についてのみ解説して行きます。

なぜなら、タクシー運転手の8割9割の人はこの隔日勤務だからです。

 

で、私の場合9時出庫して4時までには帰庫しなくてはいけません。

つまりタクシー労働者は

原則、20時間以内に会社に戻らなくてはいけません。

これを違反すると行政から指導が入りナンバーを持っていっかれたり

業務改善命令を通達されることになります。

 

それで20時時間以内で帰ってきたら21時間以内には退勤!!

帰ってきてからの1時間は納金したり車を洗車したりする1時間とされています。

 

で、20時間の営業時間があるわけですが20時間のうち3時間は休憩が義務付けられています。

これは法律で決まっていることなのでどのタクシー会社もこれに従事しなくてはなりません。

 

つまり、外で実際に営業できる時間は17時間!!

ただ、20時間でもいる場所によって会社に戻る時間も考慮しなくてはいけないので

実際は16時間です。

 

なので、多くの会社では19時間回ったら回送表示にして

会社に戻らないといけないことになっています。

 

私のいる会社では運転席の部分に経過時間を知らせる装置がついています。

19時間を超えると赤色

17時間を超えると一応会社に帰っていいことになっています。

なので、17時間から3時間の休憩を引くと早くお家に帰りたい人は14時間の実労働で家に帰れることになります。

 

また、営業収入5万以上やってきたら何時でも帰ってきていいと設定している会社も多いみたいです。

なので極端な話、朝一成田に行って都内で数時間くらい仕事して売り上げが5万いけば帰宅可能です。

 

私は9時に出庫して早い時で21時や22時くらいに5万超えるので

早く帰りたければその時間に帰ることも5万超えていれば問題ないです。

 

5万超えられない時は先ほど言った17時間を越えれば帰れます。

9時に出庫したら夜中の2時に帰っていいと言うことになりますね。

 

このように21時間の拘束時間の枠の中で自由に帰ったり

帰らないで頑張ったりすることができるので労働時間に誤差が生まれるのです。

 

労働時間も人によってバラバラで次の日予定があって早く帰りたいときは早く帰る

頑張りたい時は時間ギリギリまで頑張る。

 

このようにタクシーは決められた時間の中で自由に自分の裁量で帰るタイミングを決められるのです。

加えて、行政から命を預かっている職業なので無理をさせないように監視されているので残業は絶対にない!!

 

このような働き方が月に11〜13回(私の場合は12回)しかありません。

 

この労働条件を果たしてブラック業界だと言えるのかはあなたの考え方次第ですね。

少なからず、私はかなりホワイトな働き方だと思っています。

タクシー運転手は仕事のできる範囲が決められている?

タクシー運転手は大きく分けて二つのグループに分かれます。

東京都内で仕事をする人間その他の特定エリアで仕事をする人間

東京都内で仕事をする人間

まず、東京都内で仕事をする人間は

仕事の出来る範囲が決まっています。

23区内、武蔵野市、三鷹市でしかお客さんを乗せられません。

なので、上記で挙げたエリアだけが410円が適用されています。

 

練馬区のすぐ隣の西東京や八王子は今でも初乗りが730円なのはこのためです。

 

先ほど、23区内、武蔵野市、三鷹市でしかお客さんを乗せられないと言いましたが

これが少しややこしくて

渋谷で乗せて埼玉の大宮で降ろすということはできます。

また、その逆もできて大宮から乗せて渋谷で降ろす。

 

つまり、乗車か降車のどちらかが23区、武蔵野市、三鷹市の中に入っていれば大丈夫なのです。

なので、埼玉で乗せて埼玉で降ろすということはできないと思ってもらえれば大丈夫です。

 

また、他のエリアと大きく違うのは23区、武蔵野市、三鷹市で仕事をするのであれば

地理試験(国家資格)というものを受講しなくてはなりません。

 

地理試験がどう言ったテストなのかという説明はここでは割愛させてもらいます。

興味のある方はコチラをご覧ください。

地理試験って難しい?簡単? 実際に受けて来た私のレポート

地理試験、受かる受からないは、あなた次第! 私は何回目で受かったのか!

その他の特定エリアで仕事をする人間

その他の特定エリアで仕事をする人間は

その特定のエリアで仕事をすることの書類を出さなくてはいけません。

 

その書類を提出後、あなたが営業できる範囲が決まります。

もし、埼玉県で仕事をする書類を提出した場合。

 

埼玉県の中でしか仕事ができません。

 

ただ、先ほど説明したややこしいルールは適用されます。

 

そのルールというのが埼玉で乗せて横浜で降ろすことはできても

横浜で乗せて横浜で降ろすということは出来ない仕組み。

 

また、東京エリアとその他エリアの最大の違いは何と言っても

地理試験があるかないかだと思います。

 

地理試験が受からない人や自信がない人はあえて東京で仕事をすることを諦め

その他特定エリアで仕事をすることを選ぶ人もいます。

 

しかし、タクシー運転手の年収などを見るとわかるように

稼ぐなら都内一択です。

タクシー運転手の給料・月収・手取りはいくら「お金に関して徹底解説」

続きを見る

横浜や大阪なんかでもそこそこいい数字を残せるみたいですが

東京には勝てないと思います。

 

人がいての商売で一極集中している東京が最強だということは

何となく理解できると思います。

 

ただ、どうしてもタクシー運転手やりたいけど地理試験がダメな場合は

その他エリアで仕事をすることは可能だと言うことですね。

タクシー運転手は運転しっぱなしだけど辛いのか?

お客様をお乗せしていてもよく言われることです。

 

運転手さん!?

・運転しっぱなしで疲れないの?

・常に集中しないといけない環境だから気が休まらないんじゃないの?

・夜遅くまで大変だね!!

などなど。

このようにお客様に言われることがあります。

 

では、実際はどうなのか?

 

これも一概に言えることではないことを始めに言っておきます。

なぜなら、人によっている状況(独身、既婚、年金貰い)が違うし

営業のスタイルも様々だからです。

 

例えば、ずっと運転しっぱなしの方もいますし

私のように運転する時はして疲れたらタクシープールでお客様を待つ

といったスタイルをとっている人います。

 

確かに、事故を起こして取り返しのつかないことになる可能性が高い職業ではあります。

なので、よっぽど酷い会社じゃない限りは休憩をいっぱい取れと言ってきますね。

 

タクシー運転手は稼いだ分が自分の給料になるのでやるもやらないも完全に個人の裁量に委ねられています。

 

私も、疲れが溜まっていた日に休憩のつもりで1時間寝ようと思ったら

5時間近く寝てしまったことがあります。

 

それでも会社からは何か言われることはありませんでした。

なぜなら、単純に私の給料が減るだけだから!!

 

会社としても僕としても事故を起こさないように

休憩は自分が必要な分だけ取りなさいということなのです。

 

反対に、調子が良くて眠くないときはガンガン仕事したりと

自由の幅がとてつもなく広いんですね。

 

その辺は一般企業に勤めている方のほうが疲弊してるのではないかと私は思います。

タクシーには残業は皆無ですし、一定の時間が経てば早く帰ることもできる。

 

なので、その人の体調や営業スタイルで疲れない走り方を

タクシー運転手は生み出しているのだと思います。

タクシーの仕事が向いている人?向いていな人?

タクシー運転手が向いている人

自分でやった分だけ給料に反映される歩合給がいい人

やっぱり頑張ったら頑張った分だけ自分の給料に反映されるのは

嬉しいですよね。ベンチャー気質な人は向いていると思います。

若い時にいっぱい稼いで、その資金で起業を目指している方もいます。

 

運転が好きな人

そもそも車を運転することが好きな人は向いていると思います。

ただ、友達を乗せて運転する感覚が好きな人と単純に車の運転が好きな人では

後者の人じゃないとダメですね。

また、車のスペックもそこまで良くないので速い車が好きとか言う人には

向いていないかもしれません。

 

観察力がいい人

これはめちゃめちゃ重要で人の流れや、何でこの時間にこの場所からこんなに人が出てくるのかなど

細かいことに気づける人は営業収入が高い傾向にあります。

 

分析力がある、分析することが好きな人

これも観察力に関係していますが、タクシー業務ではお客様をお乗せしないと始まらないので

どのようにすれば効率的にお客様を乗せられるのかを考えられる人は向いていると思います。

 

タクシー運転手が向いてない人

 

ストレス耐性がない人

タクシーをやっていると少なからずお客様と揉めたりすることがあります。

数は少ないですが、運転手をバカにしてくるやつやルートが違うことで文句を言われたり

その時に凹まないで降ろしたら一生会わないし、くらいの気持ちの切り替えがすぐに出来ないと厳しと思います。

 

すぐにキレてしまう人

タクシーは接客業なのでお客様に何か言われて暴言を吐くような人はNGです。

 

やる気がない人

タクシーは運転して運ぶだけで簡単に稼げると思っている方も厳しいと思います。

業務自体は単純ですが、多くのタクシーがお客様を探しているのに適当に走っているだけでは

売り上げは上がらないでしょう。そこをしっかりと向上心を持ってやれるかが重要です。

 

まとめ

結局、やる気と向上心があれば誰にでもできる仕事だと思います。

運転が嫌いだけどタクシー運転手やっている方もいますし

向上心とやる気があれば、それほど心配する問題は無いでしょう。

 

道が不安、方向音痴だとかも仕事をしていくうちに必ず克服できます。

私もまだまだ、知らない道だらけですがお客様に聞けば99%優しく教えてくれます。

 

そうやってゆっくり成長できれば今あなたが抱えている不安もいつかは

懐かしい過去の思い出となるでしょう。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

タクシーの仕事内容が分かったら1日の流れも是非見てください。

タクシー運転手の1日を現役運転手が語る!!(1日の流れ)

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