前回の記事ではタクシーを呼ぶアプリの紹介をしました。
そこでフルクルを紹介し、現役運転手の私から見ても
お客様と運転手の乗車に対しての機会損失を無くせる
素晴らしいアイデアだとフルクルを評価していました。
そこで、今回実際にフルクルの使い方と都心(東京駅付近)・梅島(足立区)と
実際にお客様から聞いたフルクルについての使ってみた感想を書いていきます。
何でこのエリアなのかについては下記でご説明しています。
先に、フルクルのアプリについての結論から言うと
アイデアは素晴らしいが改善するべき課題は多く
今の所アプリとしてはダウンロードする必要性はないと考えています。
ただ、住んでいるエリアによっては重宝するアプリでと言う感じです。
では、詳しく見ていきましょう。
Contents
フルクルの使い方とは
フルクルの使い方は超簡単です。
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1アプリをダウンロード
まずはお手元のスマートフォンからアプリをダウンロードします。
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2
そしてダウンロード完了後アプリを起動します。
※横にスライドできます
※横にスライドできます
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3
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4
スマホの位置情報がオンになっていればあとは
スマホをフルかフルクル通知というボタンを押せば完了です。
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5
その後はこのような画面に移動します。
この状態から空車のタクシーが居れば
タクシー運転手に通知が行きお迎えに上がる仕組みです。
点滅ボタンはスマホの画面がチカチカと光
それをタクシー運転手に向けておくことで
運転手が早くどのお客様なのかを認識できるようになっています。
このアプリが優れている点はこれだ!
タクシーを呼ぶアプリでオススメはこの5種類!徹底比較でも書いたのですが
フルクルが優れているポイントは以下の2点。
・フルクルでは迎車料金がかからない
一つ目は迎車料金がかからないタクシーを利用される方はわかると思いますが
東京都だと迎車料金が410円かかります。
頻繁に使う方に取っては毎回410円かかるのはしんどいと思います。
その迎車料金がもったいないと考えている方にはオススメできるアプリですが
住んでいるエリアによってはダウンロードする価値がないエリアと
価値があるエリアに分かれてしまうのが現状です。
追って説明して行きます。
・フルクルは半径500メートル以内のタクシーをチェックしてくれる
例えば、タクシーを捕まえる時一つの方向からしかタクシーが来るのを待つしかりませんでした。
でも、フルクルがあれば自分のいるところから半径500メートルで
タクシーを探してくれるので1車線で待つよりも
効率よくタクシーを捕まえることができます。
加えて、迎車料金がかからない。
運転手の心情としても深夜でお客さんが少ない時間に無線がなるのは
本当にありがたいことです。
そのことから見事に機会損失を防ぐことができています。
「運転手はお客様をお乗せできる」
「お客様は迎車料金なしでタクシーを早く捕まえられる」
この辺んがとても素晴らしい点です。
でも、イマイチ使えなかった理由は以下↓
都心(東京駅付近)・梅島(足立区)を選んだ理由
まず初めに今回フルクルアプリを上記のエリアでテスト利用しましたが
なぜこのエリアを選んだのか?
本当は23区全エリアでテストを行えば素晴らしい記事ができると思うのですが
それは大変なので都心と少し都心から離れているエリアでテストしました。
まずは東京駅付近(新橋)
東京駅付近で使ってみた感想
こちらの写真は新橋でフルクルを使ってみた時のやつです。
タクシーも多くすぐにタクシーが捕まえられました。
タクシーが都心部に一極集中していることもあり
正直、アプリを使わなくても空車のタクシーがたくさん
通っていたのでそこまでアプリを使う必要性を感じませんでした。
足立区で使ってみた感想
では、都心から少し離れているエリアではどうなのか?
実は本当にタクシーを必要としているのは都心部ではなく
タクシーが普段からあまり通らないエリアです。
で、実際に足立区で使ってみました。
先ほどの新橋の写真と比べるとわかると思いますが
タクシーがほとんど走っていないのです。
この理由は単純で多くのタクシー運転手は都心部で仕事をしているので
少し都心から離れるとタクシーの数が激減します。
半径500mでのリサーチでは足りないことが分かります。
30分起動して待っていると
奇跡的に1台走っているのが確認できました。
このことから
↓
タクシーは都心部に一極集中するのでフルクルが使えない?
ここまでの話をまとめると
・タクシーは都心部に集中している
・本当にタクシーを必要としているエリアでは半径500mのリサーチでも足りない
やはりタクシーの数が少ないエリアでは
このアプリはイマイチだということが分かりました。
でも、下記のようなエリアにお住いの方には重宝すると思います。
フルクルが使えるエリアは程よくタクシーが走っているエリアに限定される
例えば、渋谷区のような場合
この半径500mくらいに住んでいる人なら迎車料金なしで
タクシーを呼ぶことが可能ですね。
新宿駅周辺の場合
大田区蒲田だとこんな感じ
日暮里駅周辺だとこんな感じ
迎車料金がかからないことでタクシーが来ない可能性ある
もし、迎車して欲しい地点に行ってもお客様がいなければ
運転手としてはそこに向かう時間が損失になっているので
国際自動車の方がどのくらい積極的にフルクルのアプリに反応して
迎えに来てくれているのか?がとても重要なポイントだと言えます。
もし、迎車料金がかかる場合だと運転手は仮にキャンセルされても410円の迎車料金をゲットできますし
お客様を乗せた場合メーター料金にプラス410円されるので非常においしいのですが
迎車料金がかからない!
お客様がいない可能性が高い!
この辺を運転手がどう判断するのかが非常にきになるポイントだと言えます。
お客様に対してはメリットが多いので素晴らしいのですが
運転手にとってはデメリットの方が多いのではないかと思うことから
フルクルを使ってもタクシーが来ない可能性が高いと感じました。
私のタクシーに乗車されたお客様の声
お客様は墨田区在住で、フルクルを使ってみたそうなのですが
足立区同様タクシーの数が少なく、あまり使い物にならなかったと
仰っていました。
今後の改善点はタクシー業界が一つになることで解決?
このアプリは国際自動車(KM)が開発してリリースしているアプリなので
タクシーという表現を使っていましたが、国際自動車のタクシーに限定されます。
そうなれば東京都のタクシーの台数が5万872台で
そのうち国際自動車は3029台を保有しています。
東京都内で一番台数を持っている日本交通でも3264台で国際自動車は
大手4社で2番目に台数を保有している会社になります。
それでもその3264台が毎日稼働しているわけではなく
多くても2800台くらいだと考え、その多くは都心に集中するので
都心から離れたエリアに振り分けられるタクシーの数が少ないのが現状です。
やっぱりタクシー運転手としては都心部の方が稼げますからね。
なので、東京都のタクシー連盟全体でフルクルのような
タクシー業界アプリ共通番的なのを作ってくれれば
利用者としても郊外に散らばるタクシーの台数が一気に5万台になれば
半径500メートルでも多くのタクシーが見つかるようになると思います。
企業同士が結託するので大変だと思いますが、利用者目線で言えば
共通アプリを開発すればフルクルを超える素晴らしいアプリが完成するのは
間違いないですね。
これは墨田区在住のお客様も同じことを仰っていました。
まとめ
いかかでしたか?
今回はフルクルの使い方から
このアプリが使えるエリアと使えないエリアの紹介でした。
今までにはない迎車アプリでアイデアもとても斬新で素晴らしいですが
タクシーがあまり走っていないエリアでは使い物になりませんでした。
逆に、住んでいるエリアでタクシーが頻繁に走るエリアならとても使えるアプリにもなり得ます。
なので、一度ご自身の住まわれているエリアでテスト利用して
使えるのか?使えないのか?を判断してみてはいかかでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございました。