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仕事内容

タクシー運転手は女性でもできる仕事なのか?危険性はあるの?

今回はタクシー運転手は女性でもできる仕事なのかについて書いていきます。

これから女性でタクシー運転手を目指している方の中には

・男性と密室で危険はないのか?

・女性専用の更衣室や福利厚生はどうなのか?

・子育ても重視したいからタクシーのライフワークバランスはどうなの?

などタクシー運転手になる上で女性が知っておくべきことなどを

解説していきます。

タクシー運転手の数は年々減っているが女性のタクシードライバーは増加傾向にある

日本全体で労働人口が減っていることから

タクシー業界でも年々運転手の数が減っている傾向にあります。

ただ、女性の運転手の数は増加傾向にあります。

全体の数で言えば平成16年をピークに減少傾向にありましたが

平成27年には増加しています。

その理由にタクシー会社が積極的に女性の採用や環境を整えているからです。

ただ、今でもタクシー業界は圧倒的に男性が多い業界ですが

これからはドンドン女性タクシードライバーが増えてくると思っています。

その理由は以下

・タクシー業界が女性ドライバーの採用を積極的に行っていること

・子育てとの両立やプライベートの時間を確保しやすい

・仕事の引き継ぎなどチームワークを必要としない

詳しく見ていきます。

女性のタクシー運転手が増えている理由

タクシー業界が女性ドライバーの採用を積極的に行っていること

タクシー会社には仮眠室、大浴場、更衣室などが用意されています。

そして一昔前までは女性専用のお風呂や更衣室が完備されていませんでしたが

今では女性専用の更衣室やお風呂が増設されて女性が働きやすい環境や設備が

会社内に作られています。

下の写真は大和自動車の女性更衣室です。

出典:大和自動車

とても綺麗で清潔感がありますね。

このような設備を、お金をかけて作っている理由は単純に女性乗務員を増やしたいからです。

タクシー業界全体でこのように女性が働きやすい環境を構築することを頑張った結果

女性乗務員の数も増加傾向にあります。

子育てとの両立やプライベートの時間を確保しやすい

タクシー業界の働き方が主婦や子育て世代の人が働きたい働き方とマッチしている

ことが女性乗務員の数が増加している理由の一つです。

タクシー会社によって対応の違いはありますが、シフトの自由度がかなり高いのが特徴です。

例えば、私の会社では出勤は

出勤アルコールチェック時間

6:00

6:30

7:00

7:20

7:40

8:00

8:20

8:40

9:00

ここまでの時間が早番

10:00

10:30

11:00

11:30

12:00

12:30

13:00

13:30

ここまでの時間が遅番

簡単に言ってしまえばタクシー運転手はこの朝の6:00時から13:30の間に出勤すればいいのです。

なので、子供を朝保育園に送ってから出勤することもできます。

また、用事があって早く上がらないといけない場合は事前に会社に伝えておけば

ほとんどの場合は早退が認められるでしょう。

そして、人目を気にせず早退できます。

その理由は次の仕事の引き継ぎなどがないからです。

仕事の引き継ぎなどチームワークを必要としない

基本的にタクシー会社に勤めていてもタクシー業界の働き方は個人事業主と同じです。

会社はあなたにメーター機器や車をレンタルしているだけとイメージしてもらえれば大丈夫です。

そして、基本的に車で運転してお客様をあるポイントからあるポイントに運ぶことが仕事なので

もし早退することになっても引き継ぎ作業や早退する時の人の目を気にせずに帰ることができます。

会社に車を返して帰るだけですからね。

その間他の乗務員は仕事をしているので顔を合わせることはまずないでしょう。

では、そんなタクシー業界に女性はどのくらいいるのでしょうか?

タクシー運転手全体のうち女性はどのくらいいるの?

先ほどからタクシー業界は男性社会の世界だと言っていますが

現状女性の数はどのくらいいるのか?

正確な数値が公表されているわけではないですが

労働組合組織実態調査によれば

調査従業員総数(性別)

合計 301,541
男性 282,962
女性 18,579

乗務員 266,763
技工 3,326
職員 31,299

労働組合組織実態調査(平成28年10月末現在)
表2-2 都道府県別労働組合の組織状況(組織率)

出典:労働組合組織実態調査

女性は18579名となっていますが、これは内勤やデスクワークの方も

含まれている数字なのでタクシードライバーに限るともっと少ない数字になります。

タクシードライバに限定すると

全国の状況
女性乗務員数は、 6,878人となり、前回調査結果( 6,699人、平成25年)に比べ、179 人( 2.7%)増加しました。
女性乗務員数は、平成12年までは増加傾向で推移し、その後、増減を繰り返しながら前回まで6年連続して減少していましたが、今回は8年ぶりに増加しました。
全乗務員数に占める女性乗務員の割合は、2.5%でした。

引用:
女性乗務員 6,878人(全乗務員の2.5%)
- 前回に比べ2.7%増加 8年ぶりの増加 -
- 女性採用事業者割合46% 過去最高 -

出典:タクシードライバー女性

女性乗務員が6878人と言われていて男性が26万人なので

タクシー業界における女性乗務員の数は全体の2%くらいになります。

私の会社も300人規模の会社ですが女性乗務員は10人くらいしか居ないのが現状です。

そのことからも全体の2%も大きく間違っていないと考えています。

女性だけどタクシードライバーになるメリットとデメリット

女性でタクシー運転手になるメリット

時間の使い方やシフトの変更が用意

タクシードライバーになる最大のメリットはやはり時間の使い方が自由になることだと思います。

先ほども書きましたが引き継ぎ作業や他人とのチームワークがないので

シフトの融通も他の業種に比べれば自由度は高いです。

また、車で都内を走り回る仕事なので休憩中に家に帰って休むこともできます。

家が遠すぎる場合は難しかもしれませんが、家に帰って休んでいる乗務員も多くいます。

私も毎回家に帰って2〜3時間休憩しています。

給料も頑張れば頑張った分だけ自分の物になる

全国の平均年収などを見ると男性の年収と女性の年収で開きがある場合が多いですが

タクシー業界では男性も女性も先輩も後輩も全く関係なく平等に扱われます。

要するに新人だろうが女性だろうが売り上げをたくさん作れば

その分だけ給料に反映されます。

事実私の会社(グループも含む)全体で2000人弱の乗務員がいますが

2000人の中のトップは40代の女性です。

男性社会で女性が天辺を取ることもできる完全な実力社会だと言えるでしょう。

女性でタクシー運転手になるデメリット

お客さんからセクハラされる可能性が非常に高い

タクシー運転手になって夜も働くことになれば

嫌でも酔っ払いと付き合いを持たないといけません。

酔っ払いとは言え社会人でほとんどのお客さんは普通ですが

可愛い乗務員さんだったりすれば、酔っ払って気持ちが大きくなり

何かをされる可能性は少なからずあります。

地域や時間帯をズラして酔っ払いを乗せないようにする対策を取ることは

可能ですが、そうすると売り上げを作ることが難しく給料に響きます。

ただ、女性なことをチャンスに変えることもできると私は思っています。

長い距離を乗ってくれるお客さんに愛想よくしてまた乗って貰うように促したり

すれば男性よりも女性の方が顧客獲得の観点から見れば有利だと思います。

また、女性のお客様で男性のタクシーに乗るのが怖いと思っている方も大勢います。

そのようなお客様も上手く取り込めば酔っ払いを相手にしなくても稼ぐことが

できるでしょう。

タクシー強盗に遭遇する可能性がある

これは男性女性関係なく危険な目に遭う可能性があります。

今の時代はドライブレコーダーで後部座席もしっかり録画されているので

かなりの抑止力になっているそうです。

私自身1年やってみて危険な目にあったことは

まだ一度もありません。

また、タクシーには警告灯が搭載されていて

車の上の行灯が赤く点灯する仕組みになっていて

他のタクシーに助けを求めることができます。

また、その警告灯のボタン一つ押せば車内の音声が無線室に

飛ぶようになっていて車内の状況を外部に知らせることができます。

ですのでGPSでいる場所も把握できているので

自分が警察に電話をしなくても無線室が緊迫している状態だと判断すれば

警察を正確な位置に呼んでくれるので、危険な目にあったらそのボタンを押せば

誰かしら駆けつけてくれるでしょう。

まとめ

タクシー業界は圧倒的に男性が多いのが現状ですが

タクシー会社も女性を積極的に受け入れていて

これからも女性のタクシー運転手は増えてくると思っています。

その理由にライフワークバランスが非常に優れている上に

給料も男性女性で差別されておらず自分がやった分だけ

お金がもらえるからです。

それでも男性や酔っ払いと密室で二人きりになる職業ですので

危険な目に遭う可能性が一般的な職業よりも高いのは事実です。

今の時代はドライブレコーダーや警告灯ですぐに無線室と繋がり

車内の会話を無線室に届けるなどの防犯システムが構築されているので

完全に安全とは言えないまでも着実に安全対策も進んでいます。

メリットデメリットはありますが、これからも女性が働きやすい環境を

もっと構築して欲しいと思います。

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