一人暮らしの夏の電気代はどのくらい?節約する方法を教えます

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1人暮らしでの夏の電気代はどのくらい?節約方法は?

1人暮らしをしていると、月々の固定費が気になりますよね。毎月かかってくる支出はできるだけ節約したいものです。

特に夏の時期は常にクーラーをつけているから電気代が心配…。そんな風に思っていませんか?

今回は1人暮らしでの夏の電気代がどのくらいかかるのか、節約方法はあるのかを解説していきます。

目次

1人暮らしでの夏の電気代ってどのくらいかかるの?

1人暮らしでの夏の電気代はどのくらいかかるのかを解説する前に、電気代の仕組みについて簡単に説明しましょう!

電気代とは、契約電力会社の設定する電気料金単価+その月の電気使用量によって決定します。

電気の使用量はkWh(キロワットアワー)という単位で示されます。

「今月の電気代高いな…」と感じるときは、その月の使用電力量が多いことを表します。

契約電力会社の基本料金があがったというケースはまれにありますが、ほとんどは使用電力量の増加です。

つまり、毎月の電気代は電気を何kWh使用したかに関係するのです!

電気代を下げようと思えば、電気の使用量を減らすということのほかに、契約する電力会社を変更するという選択肢もあります。

電気料金単価は電力会社によって異なるので、自分の生活に見合った電力会社を選択しましょう!

それでは1人暮らしでの夏の電気代はどのくらいかかるのでしょうか?

政府統計 家計調査によると、単身世帯(1人暮らし)の夏の電気代平均は5,059円です。(2019年7~9月平均)

約5,000円程度ですね。ちなみに、消費電力量を東京電力の電気料金単価(26.48円)で算出すると、191kWhということになります。

夏の平均気温は年々上昇している?!

最近、日本の夏が暑くなったといわれています。

最高気温が更新したというニュースなども耳にしたことがあるのではないでしょうか。

夏に40℃近い気温を記録することも珍しくなくなりました。

7月 8月 9月
2016年 25.4℃ 27.1℃ 24.4℃
2017年 27.3℃ 26.4℃ 22.8℃
2018年 28.3℃ 28.1℃ 22.9℃
2019年 24.1℃ 25.1℃ 28.4℃

上の表は気象庁が発表している日平均気温の月平均値です。表を見ると夏の気温がどんどん上昇していることがわかりますね。

実は、気温の上昇と電気代の消費は密接に関係していることをご存知ですか?

夏の気温上昇がエアコンの使用頻度に影響する?!

あなたが夏に電気を使うときはどんな時でしょうか?

気温が高くなることで、クーラーを使うことが多いのではないかと思います。

特に気温が高くなる7月末から8月はクーラーなしでは生きていけない!という方も少なくありませんよね。

外の温度が上昇することで、家の中の温度も上昇します。日光によって外の気温よりも家の中の室温が上昇してしまうこともあるんです。

天井や壁が日光をすべて断熱しきれず、部屋の熱がこもってしまうのが主な原因です。

部屋が暑くなれば、もちろん扇風機だけでは耐えられなくなって、クーラーをつけてしまいます。

こうして、夏の電力使用量が増え、電気代がドンドン上がっていきます。

電気を多く使うから電気代が上がるという構図は理解できると思いますが

内訳などを気にしたことはないのではないでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

夏の電気代を節約する具体的な方法とは?

夏の電気代を節約するにはどうすればいいのでしょうか?

まずは、夏に使用する電力の内訳をみてみましょう。

経済産業省によると、夏の14時頃に在宅している世帯のうち、電気機器の使用はエアコンが58%を占めていますね!

ここから考えると夏の電気代の大半はエアコンの影響が大きいということが分かります。

夏の電気代を節約するためにエアコンをうまく使っていく事が大切になってくるのです。

では、どのようにすればいいのでしょうか?

エアコンを買い替えよう

あなたの部屋に設置されているエアコンは何年前のものでしょうか?

現在、家電量販店などで売られているエアコンは、ほとんどが省エネ性能を有しています。

10年前のエアコンと比較すると、約5%の省エネになります。

5%と聞くと大して変わらないんじゃない?と思う方もいるかと思いますが、

昔のエアコンは消費電力自体が大きいので買い替えることで、かなりの節電効果が期待できます。

とは言え、古いけどまだ使えるしなぁ…と悩む方もいるでしょう。

また、一人暮らしの場合は賃貸に住んでいる方も多いですよね。

そんな時は、大家さんと交渉して見るのがいいでしょう。

筆者の私はエアコンの効きが悪く大家に相談したところ

冷却ガスを補充してもらいましたが、それでも直らなかったので

新品に交換してもらいました。

なので、エアコンの交換の交渉や買い替えのタイミングを今からご紹介するので

参考にしてみてください。

エアコンの買い替え時リスト

  • 冷えが悪い、寒い朝は暖房が弱い
  • 以前より電気代が増えたように感じる
  • 運転音がうるさいと感じるようになった

今のエアコンがこのような状況であれば、早いうちの買い替えをオススメします。

また、エアコンを買い替えるときは、住んでいる部屋に見合ったものを選びましょう。

エアコンのカタログや、家電量販店のスタッフに聞けば、どの程度の広さに合ったエアコンなのかが分かりますよ。

エアコンの掃除をしよう

夏にエアコンを使い始める前に、エアコンのフィルターを掃除しましょう。

特に使い始めは、ホコリや汚れがたまっています。

フィルターのホコリやゴミはエアコンの冷房効果を落としてしまいます。

最低でも月に1回~2回の掃除をしましょう!これだけで、年間に約860円の節約になりますよ。

エアコンの設定温度を見直そう

暑い日はついつい設定温度を下げてしまいがちですよね。

ですが、夏の快適な室温は28℃です!!

設定温度を2℃上げるだけで電気代を約10%カットできます。

かなりお得になりますよね。

よく、エアコンをつけるときに弱風に設定している方がいますが、それは逆効果です。

初めから弱風にすると、部屋の温度が下がるまでに時間がかかり、余分な電力を使用してしまいます。

弱風にするときはある程度部屋が冷えてからにしましょう。

エアコンは常に自動運転に設定しておくことをオススメします。

また、こまめなON/OFFは控えましょう!エアコンは室温を下げて設定温度にするまでに1番電力を使用します。

こまめにエアコンを切ると、次につけた際に、また余分に電力を使用してしまうんです。

30分程度の外出であれば、つけっぱなしにしているほうがお得になります。

風向きを調節しよう

冷房を強めてもなかなか涼しくならない経験はありませんか?

すぐに涼しくなりたい!という気持ちから、自分に直接エアコンの風を当ててしまう方もいるかと思います。

でも、直接風を浴びると、夏風邪などのリスクも高まり、なにより部屋全体に冷たい風が行き届きません。

部屋を効率的に冷やしたい時は、風向きは平行または少し上向きがオススメです。

これは、温度の高い空気は上へ、温度の低い空気は下へ流れる性質があるからなんです。

エアコンの風向きを調節することで、効率的に部屋の中を冷やすことができますよ。

冷蔵庫も節電できる!

エアコンの電気代はなんとか節約できても、冷蔵庫はなかなか難しい…と思っていませんか?

24時間つけっぱなしの冷蔵庫だからこそ、節電することが大切です。

現在の冷蔵庫は10年前のものと比べて省エネ性能が非常に高くなっています。

もし、古い冷蔵庫を使っている場合は新しいタイプに買い替えることも一つの手ですね。

夏の時期は冷蔵庫内と外気との気温差が激しく、冷蔵庫内を一生懸命冷やそうとするために電力消費が大きくなってしまいます。

冷蔵庫内を冷たく保つために、保冷材などを入れることが節電に繋がります。

また、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎると、食品同士の隙間がなくなってしまうことで冷却機能が弱まってしまいます

食品同士に少し隙間が空く程度がベストですね。

逆に冷凍庫の場合は、食品同士をぴったりくっつけることでお互いの冷却機能を上げてくれますよ。

冷蔵庫の設置場所はなるべく直射日光を避け、コンロなどに近すぎないようにすることも大切です。

ほとんどの冷蔵庫には冷蔵温度の強弱設定ができるようになっていますので、弱設定にすることも節電になります。

扇風機やサーキュレーターを活用しよう

夏場の室内で、エアコンだけだとどうしても涼しさにむらが出来てしまうことがありますよね。

その場合は、扇風機やサーキュレーターを一緒に使うことで、効率的に部屋の中を冷やすことができ、節電に繋がります。

扇風機の場合は人に風当てることを目的としています。クーラーの風が自分に当たるように設置するといいでしょう。

サーキュレーターの場合は空気を循環させることを目的としているため、クーラーの風が部屋全体を巡るように設置しましょう。

待機電力を減らそう

待機電力という言葉はご存知ですか?

待機電力って?

コンセントに接続されたままの電気機器が消費している電力のこと。電気機器のスイッチを入れていない場合でも、コンセントにプラグを繋いで通電している場合には発生している。

家庭で使用している電力で待機電力の占める割合は約3~5%と言われています。

これだけでもかなりの電力使用量ですよね。

これは季節を問わずにいえることですが、使用してない電気機器のコンセントは抜いておくことが節約の秘訣です!

今からでも、実践して、コンセントを抜く癖をつけることをお勧めします。

1人暮らしの部屋はそんなに広くない!効率的に部屋を冷やす工夫をしよう!

1人暮らしの部屋は一般家庭に比べるとそんなに広くありません。広くないからこそ、少しの工夫で部屋の中を効率的に冷やすことができるんです。

エアコンを使用する前に部屋を換気する

夏の気温が高い日に部屋に帰ると、部屋の中に暑さがこもってしまっていますよね。

暑いからすぐにエアコンをつけてしまう方も多いと思います。

ですが、まず窓を開けて、こもった熱を逃がすことで部屋の室温が下がり効率的にエアコンの冷房を使うことができます。

カーテンを活用する

1人暮らしの部屋では、窓から差し込んだ日光が部屋の温度を上昇させてしまいます。

日差しの強い時間はカーテンを閉めて日光を遮断することで部屋の温度を上昇させない工夫をしましょう。遮光性の高いカーテンなどを購入するといいでしょう。

またカーテンとまどの間に、遮光性のアルミシートや専用のカーテンを使用することで、さらに効果が上がります。

遮光シートなどは100円均一のお店にも売っているので、見に行ってみることをオススメします。

簾(すだれ)を活用する

簾は日差しを避け、風邪を通す機能があります。

使用することで、室内に熱を通しにくいため、ベランダなど外で利用するのみでなく、部屋の中でカーテンの代わりとして使用しても効果的です。

古くから伝わる伝統的な文化で、見た目からも涼しさを感じられますね。

簾はホームセンターなどで手に入れることが出来ます。

また、最近ではオシャレでデザイン性に優れたものもたくさん売っているのでぜひチェックしてみてくださいね。

1人暮らしならアンペアを見直すのがいい?

契約しているアンペア数が変わると、電気代の基本料金が変わります。

現在のアンペア数が大きすぎる際は適切なアンペア数で契約することによって節約することもできます。

一般家庭の平均アンペア数は約34.88Aなので、1人暮らしでは20A~30A程度が目安になります。

現在のアンペア数を是非見直してみてくださいね。

一人暮らしに関する詳しいアンペア数の記事はこちらをご覧ください。

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オール電化の方がお得かどうかは、生活スタイルによって異なります。

オール電化は夜間料金が安くなっているため、日中はほとんど外出している方などは電気代を節約することが出来るでしょう。

自分の生活スタイルに合わせて、契約プランを選択することで、オール電化物件でも電気代を抑えることが可能ですよ。

一人暮らしのオール電化についてはこちらの記事をご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した項目を是非活用してみてください。

夏の電気代節約術まとめ

➀エアコンを上手に使って節電!

②冷蔵庫も活用しよう!

③扇風機やサーキュレーターを使うのもオススメ!

④部屋を効率的に冷やす対策を!

⑤アンペアの変更やオール電化も検討してみよう

地球温暖化の影響などから、日本の夏の気温はこれからも上昇するといわれています。

夏を涼しく、お得に過ごすために電気代の節約術をどんどん活用していきましょう!

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