「食費の節約のために色々やってるけど、イマイチ効果が出ない・・・」、と悩んでいる人はいませんか?
作り置きおかずを作ると、節約できる場合が多いです。
また毎日の自炊やお弁当作りも、かなり時短になりますよ。
ここでは作り置きおかずがなぜ節約になるのか、その段取りや具体的な方法を伝授していきたいと思います。
作り置きのメリットを知ったら、きっと節約も上手に回り始めますよ。
作り置きとは?
「作り置き」とは、まとめて作る「常備菜」のことです。
作り置きのメニューにもよりますが、大抵は2~5日ほど冷蔵庫で保存が可能。
ですから、毎日の食事作りが断然ラクに!
作り置きは、肉や魚のメインおかずも作り置き出来ますし、野菜や豆腐などもOK!
作り置きの調理例は数多くあります。
利用すれば、バタバタした毎日の食事作りの救い主となること間違いナシ!
作り置きのメリットとデメリット
次に、作り置きのメリットとデメリットを考えてみます。
作り置きのメリット
以下が、作り置きのメリットです。
作り置きのメリット
- 安い食材で完成
- 日持ちが良い(冷蔵庫で2~5日)
- 当日の調理時間が短縮できる
- 毎回の調理と比較して、水道光熱費も節約できる
- 作り置きの野菜メニューで栄養面もバッチリ
作り置き最大のメリットは、「調理時間が時短になる!」ということでしょう。
1度は、まとめて作っておく必要があります。
しかしそこをクリアすれば、毎日疲れた体にムチ打って、キッチンに立つ時間がグンと減りますよ。
それに、安い食材で大量に作っておけば、かなりの節約効果も生まれます。
作り置きのデメリット
今度は、作り置きのデメリットです。
作り置きのデメリット
- まとまった時間に調理をしておく必要がある
- 数日同じものを食べるので飽きる
- 作り置きに向かない人がいる
「作り置きに向かない人」というのは、「いつ、どの作り置きを食べるのか」というイメージを持てない人のことです。
作り置きはメインでも副菜でも、冷蔵保存で2~5日くらいという賞味期限があります。
「どの日に、どの作り置きを食べるのか」ということが大体分かっていないと、せっかく作っても「腐らせてしまう」「ムダにしてしまう」、という事態を招くことも多くなるでしょう。
1週間のメニューの中に作り置きおかずを上手に組み込める人は「作り置き節約に向いている」と思います。
注意ポイント
・作り置きは、清潔な容器に入れて冷蔵で保存します。
・食器用洗剤で洗って、熱めのお湯ですすぐとベスト。
・また、容器に移す際は水分を切って、清潔なお箸やスプーンで入れます(雑菌の繁殖を防ぐため)。
作り置きで食費が節約になる理由
では今度は、なぜ作り置きで食費を節約することが出来るのか、その理由を解説していきますね。
作り置きで食費が節約になるのは、「食材がムダにならない」からです。
また作り置きは一気にたくさん作るので、水道光熱費も毎回作るより、はるかに安上がり。
そしてまた、作り置きは比較的安い食材で済むので、これも節約につながります。
作り置きが節約になる理由
- 食材がムダにならない
- 水道光熱費も安上がり
- 安い食材で作ることができる
作り置きは、一度作ってみると「いつもの食事作りがラク~」と思うはずです。
1週間分の目安として、2~3種類の作り置きを作っておくと、平日のごはん準備にも労力を使うことが少なくなりますよ。
Point!
急な予定が入ったり、すでに決めていたメニューの気分じゃなくなった時はありませんか?
そんな時は、作り置きしていたものをそのままラップで冷凍保存しましょう。
水気を切って小分けにしてから、冷凍庫へin!
これで、3~4週間くらいはもちますよ。
作り置きで食費を節約する具体的な方法
ここからは、「作り置きでどのように食費を節約につなげていくのか」、その具体的な方法や手順をご紹介していきます。
① 作り置きできる食材を買う
まず「自分が何の作り置きをしたいのか」、ということを明確にしてからお店に行きます。
例えば、肉・魚・野菜・・・どんな料理を作り置きして食べたいのか。
また、メインおかずの作り置きか、副菜の作り置きか・・・など、一度脳内で料理を決めてからお店へ足を運ぶようにしましょう。
すると、買い出しも作り置きもスムーズになりますよ。
1週間の献立てメニューを先に決めておくといいですね!
あと、お店に行って「うわ、この野菜安い!」ということもたまにあります。
大体これは、旬の野菜。
旬の季節の野菜は栄養価も高く、しかも安いことが多いので作り置きには向いています。
② まとまった時間がとれる時間帯に作り置き開始!
おすすめは、土日の午前中に買い物を済ませ、そのまま調理してしまうこと。
メインの作り置きだと、「煮豚」や「豚肉のしょうが焼き」「ハンバーグ」「肉じゃが」「そぼろ」などがカンタンでいいですよ。
副菜だと定番の「ひじきの煮物」「切り干し大根の煮物」などでしょうか。他にも、「煮卵」「ミートソース」などもいいですね。
そして作り置き料理を作ったら、よく冷ましてから冷蔵庫に入れます。
- 作り置きを清潔な容器に移す
- よく冷ます
- 水気を取る
- しっかりフタをする
- 冷蔵庫で保管
よく冷ますのも水気をしっかり取るのも、雑菌の繁殖を防ぐためです。
そして現在は、作り置きの専用レシピサイトも豊富。
「料理ベタで、うまく作れるか心配」「何を作ったらいいのか分からない」という人は、ぜひ一度覗いてみて下さい。
意外に簡単に作れるものが多いですよ^^
「作り置きサイトの例」
「つくおき」・・・1週間の献立や買い物リストにも役立つ作り置きレポートや、毎月の人気レシピも掲載中。
「白ごはん.com」・・・どんなに忙しくても「きちんと手作りしたもの」が食べたい、もしくは食べさせてあげたいときは必ずあると思います。そんなときに少しでも参考になるサイト。
「楽天レシピ」作り置き・・・作り置き・冷凍できるおかずのレシピや作り方をご紹介。便利だけど味がいまいち。そう思ったあなたに、素敵なレシピを紹介。
あなただけの「テッパン作り置き」が2~3個出来たら、きっとかなりの節約効果が見込めます^^
③ 味に飽きたらどんどんリメイクして食べていこう!
実際、毎日同じものを食べるのはシンドイですよね、「またこれ食べるのか~」と。
食費の節約にもウンザリしてしまいます。
でも、こんなことで暗くなっていたら節約効果アップは望めません。
節約は続けてこそ、効果が目指せるもの!
ということでここでは、作り置きをリメイクして食べるという技をご紹介!
これで飽きずに食べられて節約出来ます!
例1、「肉じゃが」
1日目:肉じゃが(そのまま食べる)
2日目:卵でとじる(卵丼や牛丼になる)
3日目:コロッケ(ジャガイモや人参を潰して具にする)
4日目:カレー(おソバ屋さんのような和風カレーになる)
5日目:オムレツ(具にする)
ちょっとここまでくると、元の肉じゃがが無くなってきてる頃かもしれませんね^^;
でも、他にも「ぎょうざの具にする」「ポテトグラタンにする」「ポトフにする」など、様々なリメイク料理がありますよ。
例2、「そぼろ」
1日目:そぼろ(入り卵を作ってそぼろ丼で食べる)
2日目:コロッケ(じゃがいもを別にゆでて潰し、そぼろをその中に混ぜ込む)
3日目:おにぎり(白ごはんと混ぜて握る。弁当にもよい)
例3、「ミートソース」
1日目:スパゲティ
2日目:ドリア(白ご飯、ミートソース、チーズをのせてオーブンで焼く)
3日目:ミネストローネ(水と野菜、コンソメなどを入れて味付け)
4日目:ピザ(ミートソースを伸ばして、ベーコンなどを乗せて焼く)
作り置きは、たくさん作って節約効果がねらえるもの。
でも、毎日同じものを食べたくない場合は、このようにリメイクの工夫をするのも良い方法です。
そして、「リメイク料理なんて器用なこと出来ないよ~」と困った時は、レシピサイトで検索してみて下さい。たくさんアップされていますよ。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
そして、「やっぱり自分は、リメイク料理が向かない!」という人は、そのまま作り置きを冷凍保存する!という手段が最もカンタンで有効!
ということで、次で冷凍保存のことについて解説していきます。
作り置きと冷凍保存の違いとは?
「作り置きと冷凍保存、どっちが節約できるの?」
ということで、ここではまず作り置きと冷凍保存の違いをみていきましょう。
作り置きには、以下のような特徴があります。
【作り置きの特徴】
- 2~5日ほどしか持たない
- 完成形なので食卓にすぐ出せる
- 週末などのまとまった時間に調理する必要がある
一方、冷凍保存の特徴にはこのようなものがあります。
【冷凍保存の特徴】
- 3~4週間は持つ
- 半調理済みと調理済みがある
- 1度手を加えてから食卓に出さなくてはならない
- 冷凍庫がパンパンになることも多い
- 保存袋を大量消費してしまうことも
作り置きは「すぐ食べられる」ので、とにかく時短になります。
冷蔵庫に入っているのを、食卓に出すだけですからね^^
冷凍保存は食べられる期間は長いです。
しかし、「レンジで温める」「半調理品だとフライパンで焼く・鍋で煮る」などの一手間がかかることも多いです。
作り置きVS冷凍保存、どっちが賢い?
では、作り置きと冷凍保存は一体どちらを実行するのが賢い方法なのでしょうか?
これは、実は作り置きも冷凍保存もどちらも実行した方が賢いです!^^
手順としては、
「作り置きを作る」
↓
「作り置きを食べる」
↓
「残ったり飽きたりしたら、そのまま冷凍保存する」
↓
「冷凍保存したものをチンして食べる」(日をあけると飽きない)
このような流れです。
作り置きも冷凍保存も、どっちも利用していくのが最も賢い選択だと思います。
「作り置きが面倒くさい!」という人はどうすればいい?
ここで、「週末の作り置きすら面倒だ~」という人もいるでしょう。
そういった人は、「前日仕込み」「朝仕込み」をやってみましょう。
この方法で、作り置きおかずに匹敵するほどの時短生活を目指すことが出来ます。
1日24時間の中で食事作りにかける時間は、少ししかありません。
仕事や育児に疲れた体でキッチンに立つのは、とてもヘビイで大変なこと。
ですから、ちょっとずつ計画の前倒しをして、調理時間が短く済むようにしていきましょう。
仕事でも、前倒しで進めていく事ありますよね。
その時、いつもより仕事がスムーズに終わることはありませんか?
料理の下地が少しでも準備されていれば、自然に時短になり、良いものが完成します。
しかも少ない労力で。
具体的には、以下のような項目を一日の中に組み込みます。
【前日仕込み】
・翌朝の朝食メニューの下準備をしてから寝る
・弁当持参の人はその日の夜おかずを残しておく
・味噌汁を作っておく(明日の夜の分まで多めに)
・次の日の夜メニューを決めておく など
【朝仕込み】
・夜ごはんメニューの下準備をしてから出勤
(野菜炒めなら、野菜を切っておく、肉を解凍しておく) など
このくらいの簡単な準備で、仕事から帰ってきても「今日は炒めるだけだ!カンタン!」と、毎日の料理作りにも前向きになれます。
ここでワンポイント!
「食卓に出すだけで食べられるもの!」を常に冷蔵庫にストックしておきましょう。
- 冷凍の枝豆(水で解凍するだけ)
- 冷や奴(豆腐を切るだけ)
- 納豆(食べるだけ!)
- もずく
- ところてん
- キムチ
副菜や小鉢は、これでOK!
あとは、さっきの前日仕込みと朝仕込みで、食事がカンタンに仕上がりますよ。
・白ごはん(冷凍しておいたものをチンする)、
・みそ汁(前日作っている)、
・野菜炒め(炒めるだけ)、
・納豆(冷蔵庫から出すだけ)・・・、
これでもう立派な晩ごはん!^^
節約は自分に合った方法を実践すると、ストレスがありません。
作り置きが苦痛なら、スパッとやめるべき。
作り置きに向かない人は、料理が苦手な人が多いです。
すると、お惣菜を買ったり、外食に足が向いてしまいますね。
高額な外食を回避するためにも、上記のような方法で自炊節約をしてみて下さい。
まとめ
作り置きは安上がりで調理時間も短縮されます。
ですから、節約したい人にはとても効果的。
しかし、「作り置きのために、休みを半日潰すのはイヤ」「そもそも料理キライ、面倒」など、作り置きに向かない人もいます。
そういった人は、「前日や朝に、ご飯の仕込みを軽くしておく」という程度に留めておきましょう。
節約は自分に合った方法を取り入れて、初めて効果が上がり始めるものですよ。