「家計簿はつけ始めたけれど家計の年間予算の作り方はよくわからない。」「どうやって年間予算を立てればいい?」
このような疑問はありませんか?
家計の年間予算を立てることは大切です。
なぜなら年間予算を立てることで毎月の貯蓄が可能になるからです。
毎月の家計予算は立てている人も多いけれど、年間予算となるとなかなか把握してない人も多いのではないでしょうか。
この記事では家計の年間予算の作り方と大切なポイントもご紹介します。
家計の年間予算表を作る意味とは?
家計の年間予算表を作ることで3つのメリットがあります。
メリット
- 年単位の収支のバランスを知ることができる
- 自分の家計の特徴を知ることができる
- 無理のない貯金を継続することができる
ひとつずつみていきましょう。
年単位の収支バランスを確認できる
月単位の家計管理では、収支が増えたり減ったりすることも多々あります。
しかし、その度に振り回されていては適切な家計管理はできません。
年単位の収支のバランスをしっかり知ることで、月単位の家計管理の精度が上がっていくため年間予算を立てることは家計管理にとって必須です。
家族毎の特徴を理解した家計管理ができるようになる
家族それぞれ大切なイベントがある年があります。
例えば
- 受験
- 進学
- 修学旅行などの学校イベント
など子どもがいる場合は特にイレギュラーな出費があります。
受験前には、感染症対策を強化するためマスクや除菌スプレーなどの購入が多くなったりしますよね。
その年と月には、通常以上の日用品代がかかってしまうことに。
その予算をしっかり予測して計上しておかないといくら節約していても赤字になってしまいます。
そういった費用を考えながら年間予算を立てることが大切なんです。
無理なく貯金を継続できる金額が理解できるようになる
年間予算表を立てずに貯金をしようとすると毎月決まった金額を貯蓄額に回そうとします。
しかし、月によっては黒字の月や赤字の月もありますよね。
年間予算表からきちんと計算をして出した貯金額なら無理なく継続することが可能です。
収入-支出計=貯蓄額
この計算で1年間で無理のない貯金額を設定しましょう。
予算オーバーしない年間予算、家計簿の作り方
ここから具体的に予算オーバーしない年間予算の作り方を解説していきます。
年間の収入を計算
年間予算表を作るときに一番はじめに記入するのが「年間収入の項目」です。
計算方法は夫の給料、妻の給料、児童手当などの収入を別々に書き出します。
なぜ別々に書き出すのかというと
児童手当などの収入に頼りすぎないため。
基本的には給料収入の中だけで支出予算を立てましょう。
年間の固定費の洗い出し
次に年間の固定費を出しましょう。
固定費とは
- 家賃
- 保険料
- 携帯料金
- 光熱費
などの毎月決まった金額で支払う費用のこと。
ちなみ携帯電話代や光熱費は、ざっくりと計上しておけばOKです。
毎月おなじ額に設定することで年間予算を立てるのも簡単になります。
年間の生活費の計算
年間の生活費の計算は
「固定費」+「生活費」×12か月
ここでいう生活費とは食費、日用品などの変動する費用のことを指します。
各家庭によって生活費は違うので上記の計算式に当てはめてご自分の生活費を算出してみてください。
ポイントは毎月、予算内で安定して生活できる金額設定をしましょう。
予算表の区分について
年間の固定費と生活費が決まったら「特別費と貯金額」を項目に入れましょう。
特別費は
- 家族の誕生日
- 運動会
- 冠婚葬祭
- 車検費用
冠婚葬祭などの予測がむずかしい場合でも予算として設定しておくことが大切です。
もし、その年に冠婚葬祭の出費がなければ次の年に繰り越してもよいですし、貯金に回してもいいので必ず項目には入れておくことをおすすめします。
きちんと年間予算の中に設置することで急な出費にもあたふたせずに済みます。
貯金額を考えて逆算
ここまでは、固定費と生活費から先に年間予算を立てる方法をお話してきましたが、「どうしても年間50万貯めたい」といった目標のある人もいますよね。
そういった目標がある場合にはまず先に貯金額を設定します。
例えば、年間50万貯めるには毎月41600円ほどの貯金が必要になります。
毎月に41600円を収入から差し引いた額の中から固定費・生活費・特別費の年間予算を立てていきましょう。
ただし、毎月の生活費が赤字になるような貯金額の設定は避けることが大切です。
続く家計簿の秘密
家計簿はせっかくつけても続けなれば意味がなくなってしまいます。
ポイントは年間予算を立てるとき、家計簿をやる気がすごくある状態のときにしないのがおすすめ。
なぜなら、やる気満々の時に立てた計画は、ちょっと厳しめに設定しがちだからです。
キツイ家計設定では、続けることは困難。
だからこそ、ゆるい年間予算設定が長く家計簿をづづけられるコツなんです。
- かんたんな方法
- 無理のない予算設定
- がんばりすぎない
この3つを守れれば、楽しみながら家計簿をつけ続けることができるでしょう。
予算表通りいけるか確認しよう
年間予算を立てたら、実行するのみですね。
ここでチェックするのは、まず「1ヶ月、予定表通りにできたか」。次に「3か月間、予定通りにできているか」を確認します。
仮に予定通りにできなかった場合
チェック
- 無理な設定額にしていないか
- 無駄遣いはしなかったか
を確認して再設定も視野に入れておきましょう。
エクセルで表を作成するのがオススメ
手書きの家計簿がめんどくさい・パソコンをいつも使っている人はエクセルで年間予算表を作成するのがおススメです。
今は、無料でダウンロードできるエクセル家計簿もあるのでぜひ活用しましょう。
コツは、項目を増やしすぎないこと。
エクセルは自動計算してくれるので、細かく項目を設定してしまいがちですが項目が少ないほど使いやすいし、続けやすいんです。
1枚のシートに収まる程度にすれば特に使いやすくなるでしょう。
家計簿アプリで年間予算表の作成もできる?
「エクセルの使い方がわからない」という人は家計簿アプリで年間予算を立ててみましょう。
家計簿アプリは、たくさんありますがその中でもアプリのカスタム機能を使って年間予算表作ることも可能です。
カスタム機能がついたアプリを一つご紹介します。
家計簿アプリZaim。
Zaimは月の予算設定を最初にすることで残金の把握ができるので足し算で計算するのではなく引き算で家計簿をつけていくというもの。
月の予算設定をカスタム機能を使って年間に変えることで「年間予算表の作成」も家計簿アプリでできるんです。
手書きもエクセルも面倒という人はぜひ家計簿アプリも活用してみてください。
まとめ
ここまで家計の年間予算の立て方とポイントをお話してきました。
なぜかお金が貯まらないという人は、ぜひ家計簿と共に年間予算表も作ってみましょう。
家計全体の収入と支出が把握できて管理もしやすくなります。
かんたんに年間予算の立て方のコツをまとめますね。
ポイント
- 年間予算を立てることで継続できる貯金額がわかる
- 予定表通りにできるか確認し、できない場合は再設定する
- 家計簿アプリを使って年間予算表を立てることも可能
- 年間予算表を作るときはやる気満々の時を避ける
- 無理のない設定額と頑張りすぎないことが長く続くコツ
いかがでしたか?
家計簿をつけることはめんどくさいと思っている人も年間予算表を立ててみてください。
自分の家庭がどれだけ収入や支出があるのかを知ることで毎月の家計簿をつけてみようという気持ちになるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。