「食費の節約を色々試しているけど、全然貯金できない・・・」、と嘆いている人はいませんか。
実は、食費節約のコツは、意外なところにもあるんですよね。
その一例が「お腹の満腹感を満たすことが出来れば、節約できる!」ということ。
ここでは満腹感を満たしてあげることが節約になる理由や、その方法としてどんなことをすればいいのかなど、詳しくご紹介していきます。
「こんな方法もあったんだ!」ということで、早速今日から節約成功を目指していけると思いますよ!
料理で満腹感を得ると食費の節約になる?
実は料理で満腹感を得ることは、大きな節約効果を生みます。
それは、ヒトはお腹いっぱい食べると「もういらない」と思うから。
これは満腹中枢を利用して、節約につなげていくということですね。
「もうお腹イッパイ!ごちそうさま!」というところで食が止まれば、デザートの果物代やアイスクリーム代が不要になるかもしれません。
または、食後に甘いものが欲しくなる胃を持っている人が多い家庭は、そのデザートの量が少なくて済みますよね。
この満腹中枢を利用した方法は、人間の生理現象を利用した節約方法なので、ストレスがかからないのでオススメなんです。
食費の節約を始めると品数が少なくなったり、ご飯の量が少なくなって、「今日はこれだけしか食べられないのか」というストレスが心を占領し始めます。
最初はそれでもいいのでしょうが、必ずどこかでそのストレスが爆発して「衝動買い」や「お菓子の爆買い」などを招いてしまうことも多々あるでしょう。
(節約に何度も失敗している人は「そうなのよね~」と、思っていると思います^^)
節約のストレスって、意外と精神に負荷がかかるものなんですよね。
だから、お腹イッパイ食べて満腹感を満たすことは、長い目で見て上手な節約方法だと言えると思います。
注意ポイント
お腹いっぱい食べるための料理にお金を掛け過ぎてはいけません。
食費節約をねらっての満腹感の利用です。満腹料理にお金をかけると、節約になりません。
では次で、料理で満腹感を高めるための調理方法をみていきましょう。
食費節約につながる満腹感を得られやすい料理3選
ここからは、お腹を満たして上手に節約を目指していくための献立てや、調理方法をご紹介していきますね。
①塩ダレ肉野菜炒め
この料理は塩ダレで肉と野菜を炒めるだけの簡単料理!
ボリューム感があって、見栄えのいい料理が短時間で完成します。
満腹感を刺激するためには、料理の見た目も重要です!
視覚は満腹感アップに貢献しますよ。
そしてこの料理は、冷蔵庫にある野菜を1~3個使って肉と炒めるだけなので、メチャクチャ簡単で時短にもなります!
塩ダレ肉野菜炒め
- 肉(肉なら何でもOK!豚肉が安くておすすめ)
- 野菜(ナス、キャベツ、玉ねぎ、ピーマン、もやしなど何でもOK!)
- サラダ油引いたフライパンで、炒める!
- 塩ダレをかけてさらに炒めて、完成!
塩ダレはフライパンで炒める前に、以下の調味料を1つのボウルにまとめて入れておきましょう。
【塩ダレ】
- ニンニク(チューブ)3センチ
- ショウガ(チューブ)3センチ
- 酒 大さじ2
- 鶏ガラスープの素 小さじ2(シャンタンやウエイパーなど中華スープの素なら何でもOK!
- 砂糖 小さじ2
- しょうゆ 小さじ2
- 塩 小さじ 0.5~1(塩加減はお好みで変えて下さい)
この料理は、肉も野菜も種類は何でもいいし、フライパン1つで出来るのが魅力!
私は、「ナス2本と豚バラ肉たくさん」「キャベツと玉ネギとこま切れ肉」などで、よく作ります^^
食材も安いもので済むし、時短だし、何より塩ダレが美味しい!
ご飯のお供になるから、満腹感も誘いやすくなります!
ワンポイント!
食事には、なるべく味噌汁やスープも準備します。水分はお腹の容積を満たしやすくしてくれますので、満腹感を満たしやすくなります。
私は塩ダレに飽きたら、「焼肉のたれ」を使います。
それにも飽きたら、塩こしょうと薄口しょうゆ少々で味付けしたシンプル「肉野菜炒め」に路線変更していきます。
肉野菜炒めは、肉も野菜も食べられてタンパク質と食物繊維が豊富に摂取できるので、週1~2回くらいは食べてますね^^
②豆腐の唐揚げ
豆腐で唐揚げを作れば、節約につながります。
豆腐はかなり安い食材ですし、食べ応えもありますからね!
豆腐は1時間ほど冷凍庫に入れてから使うのが、ここでの最大のポイント!
豆腐の唐揚げ
- 木綿豆腐(1丁でも2丁でも)
- 豆腐を別容器に移して冷凍庫に1時間ほど置く
- 冷凍庫から出して上から軽く押して水分を出す
- 豆腐を食べやすい大きさにちぎる
- タレと豆腐を混ぜて30分ほど置く
- 片栗粉をつけて160度でじっくりと揚げる
タレを混ぜたら、30分以上は置いてください。味がほどよくしみ込みます。
【タレ】(豆腐1丁分の分量)
- しょうゆ 大さじ1
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- にんにく(チューブ)1センチ
- しょうが(チューブ))3センチ
- ごま油 大さじ1
仕上がり後はそのままでも美味しいですが、ゴマ、ネギ、かつおぶし、ポン酢などをかけて食べてもいしいですよ。
豆腐は安価なうえに、一年中価格が変わらない、しかもタンパク質も多く栄養価も高い優れものの食材!
タンパク質は炭水化物より満腹感が長続きしやすいんですよね。
もともと豆腐はカサが増す食材なので、満腹感も得られやすいので一石二鳥です。
ワンポイント!
豆腐の唐揚げには、簡単なサラダを付けるといいですね。見た目も良くなって、視覚から満腹感を刺激します。
「レタスをちぎっただけのサラダ」でも十分ですよ!様々な種類のドレッシングをかけて楽しみましょう!
③卵のカニカマあんかけ
最後は、簡単調理にできる「かに玉で」す。
カニカマが無い時は、入れなくてもかまいません。その場合は、ただの「卵あんかけ」ですが^^
味は、ダシを使うのでしっかり付きます。
ごはんが美味しくいただけて、満腹感も得られやすくなります。
卵のカニカマあんかけ
(二人分)
- 卵5個
- カニカマ
- ネギ
- 和風顆粒ダシ
- 塩こしょう
- 水
- ごま油
作り方はたったの3ステップ!
1ステップ目!
- ボウルに卵を割り入れる
- 塩こしょう、和風顆粒ダシを入れる
- 上記を混ぜておく
2ステップ目!
以下の、あんの材料を1つのボウルに入れる。
- 酢 大さじ1
- 薄口しょうゆ 大さじ1
- ウエイパー(シャンタンなど中華ダシなら何でも)小さじ1
- 片栗粉 小さじ1
- しょうが(チューブ)3センチ
- 水 150CC
3ステップ目!
- カニカマは手で細く裂いて、3センチ幅にする。
- ネギは斜め薄切りにしておく
- フライパンにゴマ油を引いて、上記のカニカマとネギを炒める!
ネギがしんなりしてきたら、
1ステップ目にボウルの卵を入れてフライパンの上で大きくかきまぜる。
次に2ステップ目のあんかけを入れる。
透き通ってきたら完成!
最初に全部準備しておけば、慌てることなく簡単に作れます。
卵は火の通りが早いので、短時間で作るのが美味しく作るコツ。
本当は干しシイタケなんかを入れるとダシが出て(戻し汁も使えるし)、非常に美味しくなります。
でも私は、使いません。
節約したいので、ふだんあまり使わないような食材は買わないようにしているからです。
それに、和風ダシでも十分味は付きますしね。
卵も豆腐と同じように、栄養価も高く一年中お財布に優しい安定した価格で買えます。
注意ポイント
普段使いの調味料は、定番のものを揃えるだけにします。
- しょうゆ
- みそ
- みりん
- 油、ゴマ油
- 砂糖
- 塩
- こしょう
- しょうが(チューブ)
- にんにく(チューブ
- 片栗粉
- 和風だし
- 中華だし
- コンソメ
- ソース
これくらいあれば、十分だと思います。
テンメンジャン、オイスターソース、XOジャン、パセリ、ナツメグ、バジル、シナモン・・・
私は、いくつも冷蔵庫の中で腐らせてきました^^
定番の調味料を使うことは、腐らせて捨てることがないので、結果的に節約になります。
おやつで満腹感を満たすにはどんな食材がベスト?
次は、おやつで満腹感を高めるためにはどんなものを買えばいいのか、見ていきましょう。
私が満腹感を得るためのおすすめおやつは、以下のようなものです。
満腹感を高めるおやつ
- バナナ
- りんご
- ピスタチオや落花生(殻付き)
- 寒天ゼリー
バナナは食べ物自体に密度や粘度があり、しっかり「食べた!」という意識が持てる食材ですね。
りんごは、りんごの中に含まれる多くの食物繊維がお腹の中で膨らんで、満腹感を得られやすくなります。
ピスタチオや落花生は、殻をむきながらゆっくり食べることで、食べるスピードが遅くなります。
脳が満腹感を感じ取るまでに20分ほどかかるので、ゆっくり食べるピスタチオなどは良い食材。
豆類はタンパク質も豊富なので、その点もいいですよね。
寒天ゼリーは、食事前に少し食べておくといいですよ。
寒天ゼリーは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が入っているので、水分と一緒に摂ると胃の中で膨らみやすくなります。
食事前に胃の容積を満たしておけば、普段の食事量でも「イッパイ食べた!」「もうお腹いっぱい!」となることが多くなり、食費削減につながりやすくなりますね。
満腹感を満たすための食べ方
最後に、満腹感を満たしやすくなる食べ方をご紹介していきますね。
ポイント
【満腹感を満たしやすくする食べ方】
- ゆっくり食べる(20分以上かけて食べる)
- 味噌汁やスープなど汁ものを飲む
- 野菜、きのこ、海藻類、こんにゃくなどの食物繊維を積極的に食べる
早食いだと、満腹中枢を刺激する前に食べ終わってしまいます。
満腹ホルモンの分泌には多少時間がかかるので、ゆっくり食べることが肝心です。
早く食べ終わったら、「まだ食べたい」と思ってしまいますからね。
そして「まだ食べた」いと思ってしまうと、結局お金を使うことに。
お菓子に手が伸びたり、菓子パンやカップ麺を食べたりすることにつながります。
まとめ
食費の節約は、お腹の満腹感を満たしてあげると成功しやすくなります。
安い食材を使い、定番の調味料で味付けして、ボリューム感たっぷりのメインおかずを作る。
ボリュームがあって食べ応えがあれば、視覚的にも味覚的にも満腹感を得られやすくなります。
そして汁ものは必ず準備して、水分でもお腹が満たされるようにしていきましょう。
満腹感を利用した食事を続けていると、徐々に食費がかからなくなってきます。
「今月は1万円節約出来た!」というのも夢じゃなくなりますよ。