このバンドックの焚き火スタンドBD480は「軽い」「簡単」「安い」の三拍子が揃っている優秀な焚き火台です。
一方で初期不良の欠陥品が送られてくる!といった口コミやステンレスメッシュがすぐに破けてしまうといった悪い口コミも目立ちます。
今回はそんなバンドックの焚き火台を徹底的にリサーチしてみました。
- 足の部分を2分割できる
- 片付けが楽
- 燃焼効率がいい
- 軽くてコンパクト
- 市販の薪をそのまま組める
- メッシュの耐久性がない
- 料理には不向き
- 足の接続部分が破損しやすい
- 焚き火中に移動するのが難しい
バンドック焚き火スタンドハンディBD480の基本スペック
バンドックは新潟県の三条市に本社を構える株式会社カワセさんのブランドです。
新潟県三条市は他にもスノーピークやユニフレームなどの本社があり、鍛治の町でもあることから物作りが非常に有名な町です。
株式会社カワセさんは1925年創業でアウトドア用品、海洋品、スポーツ用品、フィットネス用品など幅広いジャンルを取り扱っています。
バンドックの特徴としては店頭販売も一部(ホームセンター)などで行われていますが、主力の販売先はECモール(楽天・アマゾン)になっておりアウトドア用品店などで見かけることは少ないのが特徴です。
また店舗販売を少なくすることで商品の開発に力を注ぐことができ、尚且つ製造は中国で行うことで圧倒的なコストパフォーマンスの良さを実現できているブランドです。
製品名 | 焚き火スタンドハンディBD480 |
サイズ | (収納時:70cm x 70cm x 44cm) (利用時:41cm x 41cm x 34.5cm) |
重さ | 1kg |
材質 | ステンレス |
値段 | 2709円(税込) |
付属品 | 脚フレーム(下)×1・(上)×4・メッシュ×1・収納ケース |
焚き火スタンドハンディBD480のレビュー
ここからは焚き火スタンドハンディBD480の特徴を8個見ていきましょう。
- 足の部分を2分割にできる
- 片付けが楽
- 燃焼効率がいい
- 市販の薪をそのまま組める
- メッシュの耐久性がない
- 料理には不向き
- 足の接続部分が破損しやすい
- 焚き火中に移動するのが難しい
足の部分を2分割にできる
この製品は足の部分を2分割にすることができるので類似品に比べると約20cmくらいコンパクトに持ち運ぶことができます。下の部分は一つにまとまっていて、上の部分が4本あり、2本繋ぎになっている感じです。
片付けが楽
ステンレスメッシュの上に灰が溜まるので、それをそのまま灰捨て場に持っていくことができるので片付けが楽ちんです。
灰を捨てた後は軽く叩けば綺麗に全部落ちます。ステンレスメッシュはどの製品も片付けが楽ちんな傾向にありますね。
燃焼効率がいい
メッシュ素材で下からも多くの空気を取り込むことが可能なので、燃焼効率は非常にいいです。
初心者キャンパーさんの中には火がなかなか育たなくて苦労する方もいますが、このようなメッシュ素材の焚き火台は比較的簡単に大きな火になっていきます。
市販の薪をそのまま組める
携帯性やコンパクト性を取るとどうしても市販の薪(30cm〜40cm)を直接組むことが難しく斧やナイフで小さくしたりしないと入りませんが、この焚き火台だと大きめな薪も直接組むことができます。
メッシュの耐久性がない
ステンレスメッシュの耐久性は本当に人によって様々というのが正直なところです。
メッシュを折り曲げたりすると曲げたところが金属疲労を起こして破れやすくなったりします。
なので、収納するときは折り曲げないでちゃんと丸めてしまってあげるなどの使い方が必要になります。
この商品の口コミを見ていると3回で破れたという方から10回くらい利用して破れたという方もいました。
多くの方の意見を見ていると10回未満で破れることが多いみたいです。
この商品に限らずステンレスメッシュの焚き火台のこのメッシュ部分は消耗品だと思って購入した方が良いです。
ちなみに、交換用のメッシュシートは約900円で販売されています。
メッシュシートを延命したい方はメッシュの上にステンレスプレートを置いて焚き火をするとメッシュはほぼ無傷ですよ!
料理には不向き
この焚き火台単体では料理をするのが難しいので、料理をしたい場合は以下のアイテムとの組み合わせが必要になります。
このようなトライポッドを活用することで、ダッチオーブンなどを使った煮込み系の料理も可能です。
焼肉などの焼き物系の場合はこのようなアイテムが必要です。
ダイソーなどでもたまに見かける焼き網スタンドを活用することでメッシュ系の焚き火台でも焼肉をすることができます。
足の接続部分が破損しやすい
口コミの多くに初期不良でこのような状態で商品が届く場合があるそうです。
このような不良品が届いた場合はすぐに交換してもらえるみたいなので、到着後はすぐに検品を行った方がいいでしょう。
焚き火中に移動するのが難しい
この焚火台は足の部分を接続して網の部分に薪などの燃料を置くことで安定性を確保できる商品になっています。
なので、ちょっと移動したいな〜と思った時に焚火台を引っ張るとこの足の接続部分が抜けてしまいそうになると言うことが書かれていました。
移動できないことはないですが、取手がついているような焚火台と比べると移動に関しては細心の注意を払う必要があります。
解決策としてはこの焚火台の下にスパッタシートを敷いてこのシートごと移動させれば抜ける心配は減るのかなと思います。
どちらにしても風の影響を受けやすいので床に灰が落ちることもあるためシートを敷いた方が良いでしょう。
焚き火スタンドハンディBD480のまとめ
初期不良が多い点は少し気になりますが、2000円台で購入できる焚火台としては非常に安価の割りには機能性は抜群だと思います。
キャンプを始めてみたい方やギアにあまりお金をかけたくないと言う方にはお勧めできる一品です。
ステンレスメッシュが消耗品であることなどは考慮する必要はありますが、大きめな薪をそのまま組めて携帯性がいい焚火台になると芸能人のヒロシさんが使っているピコグリル398などもありますが、値段が14000円とかなり高額な物も多い中で2000円で手にはいるBD480は入門としてはちょうど良いと感じました。