『食費を節約するためにコツってあるのかな?』
日々の家計を握る主婦は、どうにかして食費を節約したいとさまざまな工夫をしています。
私は20年主婦の仕事をしていますが、食費がかなりの割合を占めています。
そこで、私が考えついたのが冷凍保存を活用すること。
この記事では食費の節約に必須な冷凍保存を上手に使う具体的な方法を紹介します。
すべて実践しなくてもできることから始めてみてください。
参考になる点も多いかと思います。
冷凍保存が節約につながる理由
冷凍保存が節約につながる一番の理由は食べられる期限が伸びること。
お肉や魚だけでなく、野菜類も冷凍保存できるので「腐らせて食べられなくなる」という無駄を省くことができます。
それが食費の無駄を省き結果的に節約となるというわけです。
特売日にまとめ買いをし、下ごしらえをしてすぐに冷凍保存することが基本。
一見、手間がかかると感じますが調理の時の時短にもなるので食材は冷凍保存を活用しましょう。
食材を1月まとめ買いした時は在庫管理を徹底的に見やすくしよう
食材をまとめ買いしたときは、下ごしらえと同時に在庫管理をしなくていけません。
冷凍した食材の賞味期限はおおよそ1か月。
1ヶ月前のものを冷凍保存していると使った食材や何を冷凍保存したかを忘れてしまいがちです。
だからこそ徹底的にわかりやすくすることがとても大切です。
『何が』『どこにある』かをきちんと把握し、「どの食材を使ったか」、「残っている食材は何か」が一目でわかるようにしておきましょう。
節約に繋がる冷凍保存の仕方は整理整頓が基本
冷凍庫の中がきちんと整理整頓させていれば節約につながります。
冷凍保存の食材管理に役に立つ方法は大きく分けて2つ。
ホワイトボードを冷蔵庫に貼って食材管理
冷凍保存してある食材管理にはホワイトボードを使います。
ホワイトボードは100円ショップにも売っているので1つ持っていると役立ちます。
ホワイトボードには、
- 冷凍保存した食材
- メニュー
- 配置場所
を書いておきます。
配置場所を書いておくことで、わざわざ冷凍庫の中を開けて探すことなく一目みるだけで「何がどこにあるのか」わかるようにしておくことがコツ。
作る予定のメニューを書いておけば、「今日はなに作ろう?」と迷うこともありません。
保存袋に食材名を記入
食材管理のもう1つのコツは保存袋を使うこと。
保存袋の表面に食材名を書いておきましょう。
冷凍食材は、凍ってしまうと見ただけではわからなくなってしまうものもあります。
味を見ることもできないので、わからなくなれば食材の無駄につながることも。
特に下ごしらえして味付けしたお肉などには、
メモ
など自分でわかりやすいように書いておきましょう。
冷蔵庫に色々貼りたくない方は献立ノートを作成するというのも一つの手です。
詳しいやり方については以下の記事をご覧ください。
食費や時間を節約する効率的な保存方法
ここからは食費、時間、冷蔵庫の限られたスペースを有効活用できるオススメの保存方法を紹介します。
よく使う組み合わせの野菜などは一緒に冷凍
よく使う組み合わせの野菜は一緒に冷凍することもできます。
例えば
メモ
- 「人参×玉ねぎ×じゃがいも」を切って一緒に冷凍しておくことで「カレー」や「シチュー」などの煮込み料理に
- 「油揚げ×キノコ×玉ねぎ×ネギ」を一緒に冷凍して味噌汁の具に
このように同じ料理に使うものは一緒に冷凍しておくことで調理時間も短くなり献立内容を考えることも省けるためかなりラクになります。
メニューごとに下準備をして冷凍保存も有効
冷凍保存の時短テクニックとしてメニューごとに下ごしらえをして保存袋にセットする方法があります。
ホイコーローを例にすると
簡単な流れ
- 肉に下味をつけて小さな保存袋に入れる
- キャベツとピーマンは一口大に切って小さな保存袋に入れる
- これらをセットして1つの保存袋に入れておく
作るときはこのセットを取り出してあとは炒めるだけ。
このように食材の炒める順番や食感で変わるメニューは別々に保存袋に小分けして1つの保存袋で冷凍保存しておくことが時短になり便利です。
下ごしらえをして保存袋へ
冷凍保存の基本は下ごしらえをして保存袋に入れること。
下ごしらえの最大のポイントは
ポイント
- 肉は必ず味を付けて冷凍すること
- 野菜は用途に切り分けてから冷凍すること
冷凍保存したときに野菜や肉の細胞壁が壊れるため、先に調味しておけば味がしみこみやすくなりよりおいしくなるメリットがあります。
また冷凍することで食材が柔らかくなるため、お肉などは必ず味付けしてから冷凍保存しましょう。
そして塩サバや干物などの魚には初めから味がついています。
そのような食材はひとつずつラップにくるみ空気を抜きながら保存袋に入れておくだけでOK。
ブックスタンドなどを使って整頓してみよう
冷蔵庫や冷凍庫の中は何がどこにあるのか?を分かりやすくしておくことがとても重要です。
そのために100円ショップで購入できる
- ブックスタンド
- トレー
- タッパー
などを使って整理整頓しましょう。
ブックスタンドがあれば、保存袋のまま立てて保存することできます。
立てて保存することできっちりと詰め込むことができるため冷凍庫の保冷効果にも役立ちます。
また、小さい冷蔵庫でも効率的に保存できるのでオススメです。
冷凍保存に向く食材と向かない食材を紹介
冷凍保存はとても便利だからすべてを冷凍したくなりますが、冷凍保存が向いていない食材もあります。
冷凍に向く食材と向かない食材を紹介します。
- キノコ類
- 葉もの野菜
- 根菜類
- 肉
- 魚
- もやし
- 納豆
- 油揚げ
- トマト
- パン
- ご飯
などある程度のものは、冷凍保存できます。
- 小松菜は茹でずに冷凍保存することが可能。
- ほうれん草は茹でてから保存。
- トマトは冷凍したほうが皮が向きやすくなるため煮込み料理などに使う場合は冷凍向き。
このように食材の特徴を覚えておけば冷凍術を極めることができます。
- 豆腐
- こんにゃく
- 卵
- じゃがいも
- レタスやきゅうりなどの生で食べるもの
ざっくりとあげましたが、基本的に冷凍しないほうがよいものは
メモ
- 生で食べるもの
- 水分が多いもの
と覚えておきましょう。
鮮度が落ちないように冷凍保存するコツとは?
冷凍保存する際、鮮度が落ちないようにするコツは
- 凍るまでの時間を早くする
- 食材を空気に触れさせないこと
この2つを守ることで食材の鮮度を守ることができます。
凍らせるときは急速冷凍
食材を冷凍するとき、ゆっくり冷凍すると「細胞が破壊されてしまい、おいしさや栄養が損なわれてしまう」という恐れがあります。
だからこそ、鮮度の良いときに急速冷凍することが食材の冷凍保存では必須となります。
今は家庭の冷蔵庫でも、急速冷凍機能がついているものもありますよね。
ある方はそれらの機能を活用してみてください。
そのような機能がなくても工夫次第で食材の冷凍速度を速めることができます。
使用するアイテムは2つ。
ポイント
- アルミトレイ
- 保冷剤
アルミトレイは100円ショップでも購入できます。
冷凍したい食材を空気に触れさせないようにラップでくるんでからアルミトレイの上に置き、その上に保冷材を置きます。
保冷材はケーキなどを購入したときについてくるものでOK。
アルミは熱の伝導率が高いため食材の凍る時間を早めることが可能です。
少しの工夫で食材をおいしく保ちながら冷凍術を使うことで食費の節約につながります。
最近の冷蔵庫にはアルミトレイが付いている物も多いですね。
ラップで包むだけはNG保存袋を使おう
「食材はラップに包むだけでもいいんじゃない?」そう思う人もいるでしょう。
でも、ラップで包むだけでは不十分なんです。
その理由として
- 冷凍庫の中ではがれる恐れがある
- 霜がつく
- 空気を通してしまうので食材が酸化しやすい
など、ラップだけでの冷凍は不安材料がとても多いんです。
だからこそ
ラップ×保存袋
このテクニックでおいしく食材を保つことが大切。
せっかく節約したくて冷凍保存しているのに「美味しくなくて食べられない」なんてことにならないようにしっかりと保存しましょう。
冷凍保存に役立つ保存袋はどんなのがいい?
冷凍保存に役立つ保存袋は100円ショップでも購入できるものばかり。
フリーザーバックと書いてあるものを選びましょう。
使い捨てなのでなるべく安いものがいいですね。
でも、しっかりしたものでなければ破けてしまったりジッパー部分が壊れてしまうものも。
ポイントは「気密性」と「厚さ」です。
気密性については、いかに食材に空気を触れさせないかが大切なので「ジッパー部分がダブルのもの」がおすすめ。
厚さも0.07mmのものなら十分でしょう。
サイズも重要でSサイズ~Lサイズまでありますが、空気が入らないように食材がきっちりと入るサイズを使いわけましょう。
また、表面に「書き込める欄」がついているものがあれば管理もしやすいです。
まとめ
食費の節約はまとめ買いと冷凍保存が基本。
まとめ買いしても食材を腐らせてしまっては元も子もありません。上手に冷凍保存するためのポイントをまとめます。
- メニューごとに分けて冷凍保存
- 肉や魚は味付けしてから冷凍する
- 冷凍向きと不向きの食材を理解する
- ホワイトボードを活用して食材管理
- アルミトレイと保冷材を使い急速冷凍が必須
- 食材を空気に触れさせない工夫をして冷凍する
- 100均で購入できる収納グッズで整理整頓する
- 保存袋はダブルジッパーで厚さがあるものを選ぶ
この記事で紹介した冷凍保存のコツを上手に活用して食費を節約してみてください。