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20代(若者)タクシー運転手が急増中メリットデメリットを現役運転手が暴露

今回は20代でタクシー運転手になることのメリットとデメリットを中心に

若いうちからタクシー運転手になるのはどうなの?という問いに答えていきたいと

思います。

ちなみに筆者は26歳からタクシー運転手になりました。

前職はIT系のWebエンジニアを3年間やっていたので

普通のサラリーマン経験もあるので両方の目線から中立的に

今回の記事を書いていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう。

タクシー運転手になる条件とは?

まず、タクシー運転手を20歳からやりたくてもできません。

タクシー運転手になる条件

・年齢が21歳以上で第一種免許を取得してから3年以上が経過していること

・東京でタクシー運転手になるには地理試験が必要(東京以外は不要)

・第二種免許が必要

基本的に第一種免許を持っていて3年以上経っていれば誰でもなれる職業です。

また、2種免許取得や地理試験の費用などは会社から研修制度があるので

給料が出ます。

私も2種免許取得の2週間も日給1万円出ました。

午前だけで終わる時も1万円出たので結構美味しかったです。

また2種免許取得に必要な費用、地理試験の費用、免許センターの費用

交通費など全て会社が負担してくれました。

これに+で会社に入ったら入社祝い金を貰えたので待遇はかなり良かったです。

私は30万円貰えましたが、平均的な入社祝い金の相場は10万です。

ですので、若くてやる気のある人なら基本的に条件を満たしていれば誰でもウエルカムな業界です。

新卒(若者)タクシー運転手が増えている

一昔前はタクシー運転手というと

・年配の方が多い

・頭の悪い人がなる職業

・どこにも就職できない人が行き着く場所

と散々なイメージを持たれていましたが、そんなタクシー業界も今は若い人が数多く入ってきています。

それも一流の大学を出ている人が新卒でタクシーをやっている時代です。

私も関東の国立大学を卒業しているので学がないわけではないです。

前職も大手でCMを絶対見たことある大きい会社ですが、今はタクシー運転手をやっています。

私自身もこの歳でタクシーやっていることに驚いています。

ココがポイント新卒採用のデータ

国際自動車は2010年から新卒採用を始め

2015年には114人

2016年に84人

2017年に131人

日本交通も新卒採用を行なっていて

2016年に113人

2017年に103人

2018年に148人

が入社しています。

他にも大和や帝都も新卒採用を積極的に行なっています。

このように毎年300人以上もの新卒がタクシー運転手として活躍しています。

20代からタクシー運転手をやることは非常識から常識になりつつあります。

20代でタクシー運転手になるメリット

20代でタクシー運転手になるメリットとしては

・給料が比較的高い

タクシー運転手は基本給+歩合給なので自分が頑張った分だけ給料に反映されます。

なので、年功序列や先輩だから給料が高いと言うことはなく完全なる実力社会です。

そのため20代でも年収400万から800万円くらいまでなら狙えます。

給料が高いので若いうちから家を買ったり結婚したりと堅実なライフプランを立てやすいのは大きなメリットです。

詳しいお金のことはこちらに詳しく書いています

タクシー運転手の給料・月収・手取りはいくら「お金に関して徹底解説」

続きを見る

・ワークライフバランスが非常に良い

タクシー運転手は月に11〜13回しか働かないので残りの17〜19日はお休みになります。

1回の乗務の拘束時間は長いですが、1日で2日分働くので非常に効率がいいです。

週に2,3回働くのと週5で働くかの違いです。

もし、週5の方がいいって方は日勤や夜勤のシフトもあるので、あなたのライフスタイルに合わせて自由に決められます。

私もこの仕事を始めてから曜日感覚がなくなり、以前は日曜日が来ると憂鬱になっていましたが

今はそんなこともなくなりました。

また、平日に行動することができるので行ってみたい場所やレストランも空いていてメリットを感じています。

若い時に始めることで若いうちに個人タクシーになる選択肢もある

個人タクシーになるには10年以上法人での実務経験が必要です。

なので、若い時に法人でタクシーで経験を積むことができれば

将来は個人事業主として比較的自由な生活を送ることも可能です。

また、個人になれば今法人で取られている歩合も自分のものとなり

給料も上がります。年収1000万円も夢物語ではありません。

私も26歳でタクシーを始めたので30代のうちに個人タクシーを取りたいと考えています。

また、気になるのが10年20年先までタクシー業界が存続しているのかについてはこちらの記事

AIや自動運転がタクシー業界にどのような影響を及ぼすのかを書いています。

タクシー業界(運転手)の将来性と今後なくなる可能性について考えてみた

続きを見る

若いうちにタクシーを始めたいなら、将来の自分の職業状況は理解しておいた方がいいと思います。

20代でタクシー運転手になるデメリット

20代でタクシー運転手になるデメリットとしては

給料がずっと横ばい

タクシー運転手は歩合の要素が強く、基本的に給料が自然と上がっていくことはありません。

自分の努力次第で給料を上げることも下げることも出来る業界です。

なので、ある程度自分の稼げる限界まで来るとそれ以上の給料アップを目指すことは難しいでしょう。

給料をアップさせるなら個人タクシーを目指すことや他のキャッシュポイントを作る必要があります。

社会的地位や出世が一切ない

タクシー運転手としての社会的地位はお世辞にもいいとは言えないでしょう。

また、やる仕事内容もお客様をあるポイントからあるポイントまで運ぶ仕事なので

会社の中での地位や出世もあまり期待できないです。

タクシー会社は法人でも個人事業主の集まりみたいなものですから。

会社は車やETCなどを貸し出し乗務員の売上の何%かを持っていくだけの仕組みだからです。

内勤などでタクシー運転手としては別の働き方をすれば

その中での出世はあるかもしれません。

免許が無くなれば仕事ができなくなる

タクシー運転手をやる上で避けては通れないのがこの免許問題です。

お客さんの中には平気で違反行為をさせようとしてくる輩がいます。

「深夜ラブホまでのお客、あと信号一つ右に曲がれば目的地だったのですが赤信号なのに行っちゃえ!」

「三車線あって左折専用レーンから乗ってきてオレンジのラインなのにここ直進して」

「地理が分からないエリアでここ右折と言われたら時間で右折禁止の場所だった」

などなど。

お客様も道を知らなくて指示してるのか?分かってってやってるのかはわかりませんが

違反をすれば運転手の過失で点数や罰金も全て運転手負担なのでしっかりと標識を見る癖が必要です。

タクシー運転手の中には仕事を続けたいけど免許が無くなって仕事ができなくなり

辞めていく人も大勢います。

ただ、会社によっては免停中は内勤の仕事に切り替えてくれたり

休職扱いにして免許が復活するまでアルバイトを認めている会社もあります。

それでもアルバイトではタクシー運転手と同等に稼ぐのは難しいでしょう。

稼ぎがなくても家のローンや光熱費の支払いは続くのが非常にしんどいと思います。

会社で必要なスキルが学べない

タクシー運転手を若い時からやると今後転職する時に不利に働くと思います。

これは私の考え方ですがタクシー運転手を若い時にやることで

地理に関しては強くなっても、名刺の渡し方や貰い方電話の受け方などの知識が

仮に30代で転職しようと思っても厳しい就職活動を迫られる気がします。

また、営業職から営業の別の会社でキャリアアップなら分かりますが

タクシーからタクシーという選択をする人は少ないと思います。

もちろん、タクシーからタクシーでも待遇面がいいタクシー会社に転職なら分かりますが

タクシーから別の業界となると若い時からタクシーしかやっていないと

畑違いの職業は新卒と同等の扱いになることが予想できます。

これが50代からタクシーなら、もう残りの人生はタクシーでやっていこうと思えるかもしれません。

また、50代まで別の仕事をしていたのでそれまでの人生経験や仕事に関する知見が大量に溜まっていますが

若い時にタクシーをして、今後別の仕事を30代で探そうとした時に苦労するのではないかと考えています。

俺はタクシーで将来は個人を目指してるから関係なわ!って方は法人で10年頑張ればいいと思います。

若い時の時間をタクシーに使う代償はここにあると私は思っています。

タクシー運転手を踏み台に自分の夢を追求する

若い時にタクシーをやるメリットやデメリットを説明してきましたが

やはり一番のメリットは歳の割に給料がいいことがあげられます。

なのでタクシー運転手を生活の基盤にして、新たなステージを目指している方も大勢います。

それが可能な理由にタクシーは「お金」と「時間」両方を手にすることができるので

タクシーを踏み台に夢を追っている方も大勢います。

「タクシーをやりながらお笑い芸人を目指している方」

「タクシーをやりながら弁護士資格取得を目指している方」

「若い時にいっぱい稼いで起業を目指している方」

必ずしもタクシーを死ぬまでやる必要はありません。

自分の夢が見つかるまでタクシーで基本的な生活基盤を確保し

それから自分の夢を追うという選択も悪くないと思います。

転職に不利になる可能性があるデメリットなども考慮する必要はありますが

転職を繰り返して自分のキャリアップが上手くいかない人にタクシー運転手という選択肢は

無しではないのかな?と感じています。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事には私の主観的な意見も多く取り入れられていましたが

若い時にタクシー運転手になることに対して否定的な人も多いですが

タクシー運転手を踏み台にして夢を追いかけることもできますし

タクシー一本でやっていても誰にも縛られないで人並みの生活を送ることはできます。

仕事なんて40年50年も続けなきゃいけないことなので

「自分がやりたいことをやるよりも、自分が続けられることを頑張る」方が賢い選択だと思っています。

まずは生活の基盤を確保してやりたいことを目指してみるのはいかかでしょうか?

若い時にタクシーをやることは夢がいっぱいあって最高の職業だと思っています。

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