今回は2種免許を持っていない方がタクシー運転手として
独り立ちするまでの期間・費用・方法などを中心にご説明していきます。
私の前職はIT系の仕事だっだので、もちろん2種免許は持っていませんでした。
その経験から2種免許取得の流れを見ていきたいと思います。
結論を先に言うとタクシー運転手になって独り立ちするまでの期間は約2ヶ月です。
その2ヶ月間の内容を詳しく見ていきます。
Contents
行きたい会社を決める
最初は2種免許取得してからタクシー会社の面接を受けるのかな?
と思っていましたが最初から2種免許を取得しておく必要はありません。
なぜなら、全ての費用は会社が出してくれるからです。
なので、まずはタクシー会社を選びましょう。
・2種免許取得費用が出る会社なのか?
・入社祝い金はあるのか?
・地方から来る場合は社員寮などは完備されているのか?
などなど。
自分の都合に合わせて会社を選びましょう。
内定を貰う前に健康診断を受ける
一般の会社なら入社してから健康診断を受けますが
命を預かる職業なので乗務員の健康が重要視されています。
ですので、この健康診断で問題があると強制的に不採用となります。
検査内容は
・尿検査
・血液検査
・視力検査
・心電図検査
・血圧測定
と多岐に渡りますが、大きな持病などが無ければ
それほど心配することはありません。
健康に問題が無けれなよっぽど人間性がおかしく無ければ採用されるので
安心してください。
なぜなら、タクシー業界は常に運転手不足だからです。
教習所に通う(約2週間)
※実際に通っていた教習所
教習所でやる内容は普通自動車免許を取得したことがある方は分かると思いますが
やることは車の運転だけで接客などはやりません。
卒業検定でやる実技は
・鋭角
・縦列駐車
・S字
・クランク
・踏切
です。
一種の免許と変わりません。
また、教習所では免許センターで受けるテストの練習も並行して行います。
1種の免許とはちょっと違った内容のテストですが大きく違うわけではないです。
私が最初に受けた時の点数は66点でした。
その後、実技と並行して効果測定の勉強も頑張った結果
卒業前までには合格ラインの点数も取れるようになっていました。
そして教習所を無事卒業しました。
教習所の期間は約2週間でした。
その間も会社から研修費という形で日給1万円支給されていたので
午前だけの日でも1万円貰えるのは美味しかったです。
ちなみに、自費で2種免許を取得しようとすると25万円かかります。
免許センターで100問テストを受ける
教習所で卒業証明書を貰ったら次に免許センターで100問テストを受けます。
また、2種免許やトラックの運転免許を獲得する場合変わったテストをもう一種類受ける必要があります。
それが「深視力テスト」です。
この深視力テストをパスしないと筆記試験が受けられないので
結構重要な試験です。
で、これがどういったテストなのか?
これを実際の検査機械から見た目線がこちら
簡単に説明すると、
3本の棒のうち真ん中だけが上下に動きます。
で、真ん中の棒が左右と同じ位置に来た時にボタンを押して
真ん中の棒を止める。
その上下の誤差が20ミリを超えるとアウトです。
これを3回繰り返して、その合計の誤差が20ミリ以内なら審査は合格です。
そして合格したら次は教習所でも練習していた効果測定を受けて合格したら
2種免許獲得です。
ただ、東京でタクシー運転手になるにはこの2種免許+地理試験に合格する必要があります。
地理試験を受ける
この地理試験が一番難しいです。
国家資格なので、そこまで簡単なテストではないですが
合格しないと東京ではタクシー運転手として働けないので頑張るしかないです。
詳しい地理試験に関する記事はこちらです。
実際の問題や勉強方法も記載しているのでどうぞ
会社の研修を受ける
これはあなたが選んだ会社によって研修内容は変わると思いますが
主に接客やお客様を乗せられるポイントについての研修が行われます。
研修期間は私の場合は1週間でした。
詳しい各社の研修内容はこちらにまとめています。
いよいよ独り立ち
全ての工程が終わりいよいよ独り立ちするのに
約2ヶ月かかりました。
なので、これからタクシー運転手を目指す方は大体2ヶ月くらいかかると
思っていただければ大丈夫です。
あと、地理試験に一発で受かったりで多少前後すると思いますが
大体2ヶ月はかかると思います。