月々の電気代を安くしたい!と考えているあなた!
電気代は固定出費の中でも月によって変動が大きいですよね。
その中でも、エアコンは家電の中で1番消費電力が大きいことをご存知ですか?
エアコンの消費電力量を抑えることで、月々の電気代を大幅に節約することができます。
今回はエアコンの電気代を節約する方法をご紹介します!
エアコンの消費電力はどれくらい?
エアコンは家電のなかで最も消費電力量が大きいです。
下の図は家電の消費電力の内訳を示したものですが、一般家庭では消費電力の約4分の1をエアコンが占めているということがわかります。
冷蔵庫は概ね1世帯に1台ですが、エアコンの設置台数は各家庭により差があります。
特に、部屋ごとにエアコンを設置している家庭ではエアコンの使用量を節電するだけで、電気代にかなり変化が出てくるんです。
エアコンの節電方法10選
電気代の4分の1を占めるエアコン、なんとしても節電したいですよね!
ここからはエアコンの節電方法を詳しくご説明します!
①エアコンを買い替えよう
あなたが今使っているエアコンは何年前のものですか?
15年前、10年前、現在のエアコン(8畳用)を暖房使用時の電力で比較してみましょう。
(消費電力はカタログ参照。1kWh=27円で計算。)
消費電力 | 1時間当たりの電気代 | |
15年前のエアコン | 1080W | 29.16円 |
10年前のエアコン | 775W | 20.39円 |
最新のエアコン | 605W | 16.36円 |
一目瞭然で最新のエアコンの方が電気代が安くなることがわかります。
エアコンを買い替えるだけで、かなりの省エネになるんです。
今ご家庭にあるエアコンが10年、15年前のものを使用している場合は、ぜひ買い替えも検討してみてください。
②エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルター掃除は時間も手間もかかるし、ずっと放っておいたらフィルター掃除アラームが鳴ってしまった…
なんてことありませんか?
エアコンのフィルター掃除は大変なので、後回しにしがちですよね。
エアコンのフィルターに埃やゴミが溜まることで、設定温度まで達するのに時間がかかってしまったり、風量が弱くなってしまうことで余計な電力を使ってしまうことに繋がります。
環境省によると、2週間に1回フィルターの掃除をすることで、
冷房時は約4%、暖房時は約6%の消費電力の削減になるといわれています。
特に、春秋はエアコンを使わないことがほとんどだと思いますが、
その間に埃やゴミが溜まっていくのでシーズンごとにきちんと掃除することも大切ですね。
エアコンのフィルターは掃除機を使用したり水洗いをするなどで簡単にお掃除できますが、
汚れがひどい場合やなかなか掃除をする時間がない場合などはハウスクリーニングや掃除業者に頼むのも1つの手ですね。
③エアコンの設定を「自動」にする
エアコンは設定温度や設定風量などで電気代が変化することは知っていますか?
とくに設定温度はエアコンの電力消費に大きな影響を及ぼしています。
エアコンは室温を設定温度へ上下するまでに1番電力を使用します。
エアコンが頑張っている時間が長ければ長いほど、電気代が高くなってしまうんですね。
つまりエアコンの設定温度が高すぎたり低すぎることでその月の電気代が上がってしまうということに繋がります。
そのため、エアコンは適切な温度に設定する必要がありますが、
「自動運転」に設定することでエアコンは常に省エネに運転することができるんです。
「自動運転」はその時の温度に合わせて設定温度や風量を調節し、室温が快適になったら省エネで部屋の温度を保ってくれます。
ですので、「自動運転」にすることが、節約につながるんです!
エアコンの温度については、こちらのページでも詳しく説明しているので、是非参考にしてみてくださいね。
④室外機の前に物を置かない!
室外機の前に物を置いていませんか?
「え?エアコンと室外機って関係があるの?」と思っている方も多いと思います。
エアコンは室内機と室外機の2つがセットになっているんです。
室外機は周辺の大気を吸収し、熱交換を行うことで暖かい空気や冷たい空気を室内機から放出できるようになっています。
室外機の前に物を置いていたり、カバーをかけていることで障害となり熱交換の効率が悪くなってしまいます。
室外機がベランダにあり、植物などを置いている方など、
室外機が大気吸収するのに障害となるものは置かないようにしましょう。
⑤扇風機やサーキュレーターを使おう
エアコンの風を効率的に部屋を循環するように、扇風機やサーキュレーターなどの家電を使うこともオススメです。
これは冷房でも暖房でも有効です。
そもそも空気の性質上、暖かい空気は上に冷たい空気は下に溜まる性質があります。
冷房の場合は天井付近に暖かい空気だまりが出来やすく、暖房の場合は床付近に冷たい空気だまりが出来やすくなっています。
その空気だまりをなくすように扇風機やサーキュレーターを使うことで効率よく部屋が設定温度に達するため、節電に繋がります。
「扇風機とサーキュレーターどっちがいいの?」
と疑問を持たれた方もいるでしょう。
扇風機とサーキュレーターの違いは以下の通りです。
扇風機:人間の身体に風を当て、体感温度を下げるもの
サーキュレーター:部屋の空気を循環させるためのもの
どちらを使っても問題はありませんが、扇風機は人間の体感温度を下げるために作られたものですので、
夏の冷房に扇風機を合わせることで涼しさを感じることができます。
逆に暖房の時期に扇風機を使用すると、体感温度を低く感じてしまう場合があるので、
サーキュレーターを使用するのがおすすめです。
⑥カーテンを活用しよう
暖房でも冷房でも、部屋の温度を逃さないような工夫が必要です。
部屋の温度が逃げてしまうと、また設定温度までエアコンが電力を消費してしまうので、電気代が高くなってしまいます。
部屋の温度を逃がさないためには、カーテンを活用することが最適です!
カーテンはどの家庭でもついていますよね。
夏場の場合はカーテンで太陽光を遮光することで、部屋の温度が上昇するのを防ぎます。
遮光性の強いカーテンもホームセンターなどで売っていますので是非チェックしてみて下さい。
また、遮光用の貼り付けシートなども100円ショップやホームセンターで販売しているので活用してみるといいでしょう。
冬場の場合は窓の隙間から外の冷気が入ってしまったり、温度を低下させる原因になります。
冬場も積極的にカーテンを使用することで、冷気が入ってくるのを防ぐことができますよ。
また、夏場と同様に窓に直接貼り付ける防寒シートなどもありますのでぜひチェックしてみて下さいね。
⑦電源をこまめに切るのは逆効果!
エアコンを節約しようとこまめに電源を切っていませんか?
実は、電源をこまめに切ることは逆に電気代を高くしてしまう原因になります!
先ほどもお話しした通り、エアコンは室内の温度を設定温度に上下する際に一番電力を消費します。
夏場や冬場など外気温との差が激しい時期は少しエアコンを切っただけですぐに部屋の温度が変化してしまいますよね。
ですので、再度エアコンをつけた際にまたエアコンはフル稼働をして設定温度まで達するように電力を消費します。
こうすることで余計な電力を使うことに繋がり、電気代が高くなってしまうんです。
30分程度の外出などであればエアコンをつけっぱなしにしておくことがおすすめです。
また、部屋の温度が適切になったからといって、いちいち電源を切らず、
「自動運転」で付けっ放しにしている方が省エネに繋がります。
⑧夏は換気をしてからエアコンをつけよう!
夏場、家に帰ると部屋に生温い空気がこもって蒸し暑くなっていた…なんで経験はありませんか?
夏場は太陽光が常に差し込んでいることに加え、
外出中となれば部屋が密封されていることから外気よりも室内の温度の方が高くなってしまうこともしばしば。
その状態からエアコンをつけてしまうと、設定温度との差が大きくなっているため、電力の消費量が多くなってしまいます。
電力消費量をできるだけ抑えるために、エアコンをつける前には一度換気をして空気を入れ替えましょう。
この際に扇風機などをつけるとより効果的です。
少しでも部屋の温度を下げることで、設定温度との差を縮め、エアコンの電力消費量を減らすことができます。
⑨冬は加湿器を付けよう!
部屋の湿度が高ければ、体感温度が高くなります。
そのため、冬の室内ではエアコンと加湿器をつけることで暖かく感じることができるんです。
設定温度を低くしても、湿度が高ければ暖かさを感じることができるので省エネになりますよね。
また冬場にエアコンを使用すると、部屋は乾燥しやすくなってしまいます。
部屋が乾燥すると、風邪をひきやすくなるなど人体にも影響がありますので、
加湿器をつけることをおすすめします。
⑩厚着、薄着で体感温度を変えよう!
人は実際の室温とは別に体感温度で「暑い」「寒い」と感じるようになっています。
とても原始的な方法ですが、
服を厚着したり薄着したりすることで体感温度を上下させることができるので、省エネのために一番簡単にできる方法です。
特に最近は、風通しの良い素材でできたTシャツや、温度を逃しにくいアンダーウェアなど、
性能が良いものもたくさん販売していますので、一度チェックしてみると良いでしょう。
まとめ
エアコンは日常生活の中で最も電力消費の大きい家電です。
エアコンの電力消費量をカットすることができれば、節電につながります。
今回紹介した節電方法を組み合わせることで、エアコンの電気代を節約しながら、快適な生活を送ることもできますよ!
ぜひ試してみてくださいね。