ご飯をたくさん食べる人というのは、見ていて気持ちのいいものです。
大食い番組が人気なのも、おいしそうにパクパク食べる姿が、健康的だからではないでしょうか。
でも、食費がかかりすぎて、他の大事なことにお金が使えなくなってしまうのは困りますよね。
大食いの人でも、無理なく食費を節約できるコツをまとめました。
あなたはどのくらい大食い?
大食いといっても、どのくらい食べれば大食いと呼ばれるのでしょうか?
定食屋さんで出てくる1人前の量が、普通の1人前と考えるのが妥当でしょう。
例えば、大学の近くにある食堂では、1人前も量が多いはずです。
逆に、女性が多いファッションビルの中のレストランなどでは、1人前は少なめです。
女性・学生・サラリーマン・・・ご自身が当てはまる客層の店の、1人前の量で満足できるかが、だいたいの大食いの目安になります。
ご飯やキャベツをお代わりするくらいなら、「お腹空いてたのね。」と思われることが多いと思います。
追加ではなく、最初から2人前以上を注文する人は、「たくさん食べる人なのね。」と言われることが多いのではないでしょうか。
大食いの人の月の食費代はいくら?
大食いの人は、どのくらい食費がかかっているでしょうか?
どのくらい食べるかは人それぞれなので、一概には言えませんよね。
ご参考までに、一人暮らしの人の食費は、1か月40,331円※です。
外食費は11,060円※ですから、1か月の自炊代は約29,000円です。
もし、いつも2人前食べないと満足できないという場合は、単純に倍にすると58,000円です。
食材は、多く入っているのを買った方が安くなりますから、55,000円程度とみてもいいかもしれません。
※2019年 総務省 家計調査
大食いでも食費を節約する方法
大食いの人は、食費がかさみがちですよね。
たくさん食べないと満足できないからこそ、賢く行動しないと費用がかさんでしまいます。
大食いの人が食費を節約する方法は、どのようなものがあるでしょうか?
安い金額で量を多く作るには
たくさん食べたいけど、食費は抑えたい。
こんなジレンマを解消するには、かさ増し食材を上手に利用するのが効果的です。
かさ増し食材と聞くと、誰もが条件反射的にもやしとキノコ類を思い浮かべるでしょうが、他にもかさ増しできる食材はありますよ。
<おススメかさ増し食材>
・白菜
定番の鍋料理以外にも、シチューやスープ、サラダや塩もみなど、いろいろ使えて便利です。
・キャベツ
1年中買え、特売になることが多い食材です。安くなっていたら、ぜひ1玉丸ごと買ってください。
・大根
中身の部分だけでなく、葉や皮までおいしく食べられます。葉はお味噌汁、皮はきんぴらが定番ですね。
・ジャガイモ
ジャガイモは、存在感が薄いので盲点になりがちですが、かさ増しになる食材です。大きい袋や箱で買って、たっぷり食べましょう。肉じゃがやポテトサラダなど、ジャガイモメインの料理を作れば、結構なスピードで消費できますよ。
食べ方や食感を工夫する
大食いさんの食事の仕方には、特徴があります。
その特徴のせいで、大量に食べることができたり、食費が高くなりがちです。
行動を変えれば、結果も変わります。
ちょっとしたことを意識するだけで、そんなに量を食べなくても満足できたり、食費が減ったりしますよ。
・すごい勢いで流し込むような食べ方。
大食いの方は、1口の量が多く、あまり噛まずに食べるという食べ方をする人が多いです。
この食べ方だと、満腹感を感じる前に、大量に食べることになります。
体にもよくないですし、せっかくの食事は味わって食べたいものです。
例えば、大き目のお肉や、根菜やキノコ、キャベツの千切りなど、よく噛まないで飲み込むのが難しい食べ物を、積極的に取り入れるのはどうでしょうか。
これらの食品は、安価で手に入れられたり、かさ増しにも効果的です。
節約効果もあり、健康にも良いですよ。
・1人でスマホやテレビを見ながら食べている。
食事に集中しないと、何となく食べた気にならなくて、長時間食べがちですよね。
ながら食べを、封印してみるのはどうでしょうか。
・お菓子類、おつまみ類を大量に食べる。
大食いの人は、お腹が空いたときに食事をとらないで、ちょっと何かをつまんで空腹を紛らわそうとする傾向があります。
サラミやちーたらなどの、おつまみ類はちょっとしか入っていないですよね。
スナック菓子は、かさは多いですが袋の中身はほとんど空気です。
スナック菓子を潰したら、中身の量は思ったよりも少ないはずですよ。
食べても食べても満腹感がないから、ついつい次の袋を開けてしまい・・・
気が付いたら山ほどお菓子を食べていた、ということになります。
お菓子類やおつまみ類は、量の割に金額が高めです。
大食いさんは、お腹が空いたときに空腹をちょっとした食べ物で紛らわすのをやめ、食物繊維が多めの食事をとりましょう。
それだけでも、かなり食費の節約になるはずです。
業務スーパー・肉のハナマサ・コストコで大量激安の食材を買う
業務スーパーや、肉のハナマサ、コストコに行ったことはありますか?
どうやって食べきろうかと考え込んでしまうような、大量に入った食材が安く手に入りますよ。
悩まなくても食べきれる大食いさんなら、利用しない手はないです。
お近くの店舗をぜひ調べてみてくださいね。
コストコに関しては、年会費4,400円(税別)がかかるので注意が必要です。
でも、近くに住んでいて、頻繁に行けるなら、十分もとをとれるはずですよ。
ホットプレート・鍋を徹底活用
大食いで、日常的にたくさん調理する必要があるなら、ホットプレートや鍋を持っていると便利です。
疲れているときや、時間がないときは、とにかく早く食卓につきたいものです。
ホットプレートや鍋があれば、材料を切って入れるだけ、後は座って待っているうちに料理ができます。
また、次々追加で作るのも楽なので、アツアツの料理が楽しめますよね。
お好み焼きや、鉄板焼き(〆は焼きそばがおススメ)、鍋は、食材が少しずつ半端に残ったときの、在庫一掃料理にも向いています。
買い出し前には、鍋!
というように、決めてしまってもいいかもしれません。
献立を工夫する
大食いの人は、献立に工夫が必要です。
1度に大量に調理するのに向いた料理と、向かない料理があるからです。
作れる料理のレパートリーが、手間のかかる料理ばかりだと、つい面倒臭くなってお惣菜や外食に頼ることになります。
大食いさんだと、お惣菜や外食が多いと食費がかさんでしまいますよね。
大きな鍋で作る煮込み系の料理は、大量に作るのに向いています。
付きっ切りでなくても、料理が出来上がるのもうれしいですよね。
煮込み系料理といえば、カレー、シチュー、が代表的です。
おでんもいいですよね。
練り物を少な目にして、大根や蒟蒻を多めにすると、金額を抑えられますよ。
かたまりのお肉は、スーパーで買うと意外と安いものです。
表面だけ焼いたら、お鍋に入れて煮込むだけでできるような、塩豚やチャーシューを作れるようになると便利です。
麺類は、1度に大量に作ると、最後の方はのびておいしくなくなってしまいます。
焼きそばなら、たくさん作っても最後までおいしく食べることができますよ。
ペンネものびにくいので、おススメします。
逆に、手間がかかっておススメできない料理は、どのようなものでしょうか?
オムライスやハンバーグ、揚げ物は、大量に作るには向かない料理です。
大量に揚げ終わるまで火元に付きっ切りというのは、たまにならいいかもしれませんが、しょっちゅうはしたくないですよね。
外食するなら
大食いの人が外食するなら、やはりたくさん食べられるお店に行きたいですよね。
何でも大盛りな定食屋さんが近くにあればいいのですが。
だいたい食べ放題とか、サラダバーがついているお店を選ぶことになりがちですよね。
たくさん食べられて、とても嬉しいものです。
でも、もし並外れて大食いなら、あんまり同じお店にしょっちゅう行くのはやめましょう。
食べ過ぎて、しょっちゅう行き過ぎたら、お店は困りますし、出禁になってしまう可能性もあります。
普段行動している範囲に、食べ放題のお店をなるべくたくさん探しておいて、外食するとなったときにすぐ候補があげられるようにしておくといいですよ。
ふるさと納税の活用
大食いさんこそ、ふるさと納税を積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
全国各地の、おいしい特産品を大量に手に入れられます。
「ふるさと納税 コスパ」「ふるさと納税 高還元率」「ふるさと納税 大量」で検索すると、量が多い返礼品を見つけやすいですよ。
まとめ
大食いさんは、食費がかかって大変ですよね。
ご紹介した方法で、食費を減らしたり、食べる量を減らしたりしてみてください。
ただ、食べる量は個人差が大きいものです。
大食いさんは無理して食費を削るより、他の出費に目を向けた方が、早く家計が改善するかもしれません。
他の費目が減っていくと、だんだん節約に弾みがついてきます。
節約が楽しくなれば、減らすのが大変な食費の面でも頑張れそうですよね。