しょっちゅう外食に行っていると、食費がかさみますよね。
健康面でも、外食が多いのは心配です。
ここでは、外食が減らない原因と対策方法をご紹介します。
外食を減らして節約し、より健康になれるよう、参考にしてみてください。
外食を減らせないあなたは!その原因とは?
外食しがちといっても、原因はそれぞれ違います。
ストレスにならないように外食を減らすには、原因をしっかり突き止めて、それに合った対策をとりましょう。
ついつい外食してしまう、ありがちな原因は、これです!
共働きで疲れている?
独立行政法人 労働政策研究・研修機構がまとめたデータをもとに計算すると、共働き世帯は約68%、専業主婦世帯は約32%になります。(小数点第1位で四捨五入してあります。)
出典:労働政策研究
働く女性が増え、今ではほとんど共働きですね。
仕事で疲れて帰ってきて、その後ご飯の支度なんて、したくないですよね。
共働きだと、平日だけではなく、休日もやらなければいけないことが山積みです。
洗濯や掃除、買い出しなど、たまった家事を片づけるだけで疲れてしまいますよね。
家事の外注、という観点から考えると、食事の支度はとても気軽に外食という形で外注できます。
洗濯の代行サービスもありますが、下着はどうするのかとか、受け渡しや受け取りの手間を考えると、自分でやった方が楽と思う方が多いのではないでしょうか。
掃除は、お手伝いさんに鍵を渡して、掃除しておいてもらえるサービスがあります。
でも、他人に家に入って掃除してもらうのは・・・
と、心理的な抵抗感があったり、金額的な面からも、利用しにくいものです。
ネットスーパーで、買い出しの手間を省いても、受け取りが面倒だったり、段ボール箱を捨てに行かなくてはいけません。
共働き世帯が家事の負担を軽くするには、食事の支度を外注して外に食べに行く、というのが最も気軽ですよね。
忙しい共働き世帯で、外食が増えてしまうのは、ある意味とうぜんといえるでしょう。
子育てで疲れている?
子供が小さいうちは、とにかく体力を消耗するものです。
しかも、子供に合わせて行動しますから、予定も狂いがちですよね。
公園に行って、帰りが遅くなってしまったり。
お稽古ごとの帰りが遅くなってしまったり。
学校行事やPTAの集まりがあったり。
何かしら予定が入って、同じような生活を送るのが難しいものです。
昼間バタバタと過ごして、気が付けばご飯を作る時間も体力もない!
というわけで、つい外食が増えてしまうのではないでしょうか?
片付けが嫌?
「お腹がいっぱいになった後は、のんびりしたい。」
「食事の後、仕事や家事が残ってる。」
「疲れたから、一刻も早く寝たい。」
そんな時に、食べ終わったお皿で山盛りになったシンクのことを想像すると、うんざりしてしまいませんか?
お惣菜やお弁当を買ってきて、洗い物をなくしても、ごみが出てしまいます。
「割りばしは可燃ごみ、容器はプラごみで・・・捨てていいのは何曜日だっけ?」
などと片付けのことを考えると、外で食べた方がいいや、となってしまいますよね。
子供が外食したがる
外食自体がレジャーになっている家族に、ありがちなパターンです。
普段と違う雰囲気で、好きなものをそれぞれ注文して食べるのは、とても楽しいものです。
「外で食べたい~。外食つれてって~!」
と言われたら、親が節約を考えて家で食べたいと思っていても、つい行ってしまいますよね。
食べるのが好き
純粋に食べるのが好き、という人も外食が多いですよね。
筆者がまさにそのタイプです。
昨夜、近所のラーメン屋さんがおいしい、という情報を仕入れたので、これから行くつもりです。
ゆず風味の醤油ラーメンって聞いて、スルーできますか?
こういうタイプの人は、疲れているから、手間を省きたいから、という理由で外食するのではなく、おいしいものを食べるということが目的になっています。
外食を減らしにくいですし、1回の金額も高額になりがちです。
そもそも外食は減らすべき?
外食が多いと、何となく後ろめたいような気分になりませんか?
「お金を使い過ぎている気がする。」
「健康に悪いかな。」
「ちょっと楽し過ぎかしら?」
そんな気がして、せっかくの外食が楽しめないと、もったいないですよね?
外食は、適度に楽しむ分には、まったく問題がないことです。
でも、支出の中で外食の比率が多すぎたり、健康面に悪影響が出ているなら、減らした方がいいはずです。
このサイトをご覧になっているということは、ご自身の外食が多い方だと思われているのではないでしょうか?
そしたら、今が外食の減らし時です。
しっかり節約をして、普段は自炊で健康的な食事をとって、外食を減らしていきましょう。
外食を減らせない時の改善方法とは
では、実際に外食を減らしたいときには、どうすればよいのでしょうか?
外食を減らすためのコツや方法をまとめました。
考え方や、具体的な対策などがあります。
ご自身の状況にあった方法を取り入れて、無理なく外食を減らしてみてください。
外食費で何が買えるか考える
「今日は外食に行こうかな。」と思ったときに、金額がいくらくらいかかるか、おおよその値段が頭にあると思います。
その後、お財布の中にいくらあるか、その月に残ったお金がだいたいいくらかを考えて、行くか行かないか決めていませんか?
外食に行って、食べてしまえば、その分のお金はなくなってしまいます。
お金がなくなったことで、外食しなかったら買えたかもしれない物が、買えなくなっているかもしれないですよね。
お店に入る前に、その外食をしなかったら、いくら残って何が買えるか、考えてみてください。
そうはいっても、急に何が買えるか、と思いつかないものです。
欲しいものリストを普段から作ってあると、とっさに何が買えるか、具体的に想像しやすくなります。
「外食を〇回がまんすれば、前から欲しかったあれが買える!」
と思えば、外食を減らすモチベーションが上がるのではないでしょうか。
外食する回数を決める
月に1回とか、週に1回というように、あらかじめ外食を予定して予算を組んでしまうのも、おススメです。
計画的にお金を残すことができますし、「来週末は外食だ!」と楽しみになりますよね。
「今月はもう外食にいったから、やめておこう。来月にしとこう。」
「来週行くから、今週はやめておこう。」
というように、気持ちにブレーキをかけやすくなります。
この方法は、特にお子さんが外食に行きたがるお宅におススメです。
子供は、予定を決めてあげると意外と待てるものですよ。
ポイントは、行くと決めた日には、必ず外食に行くことです。
子供は、親が約束を守ってくれるか、ちゃんと見ていますから。
料理教室に通って料理の楽しさを学ぶ
そもそも料理が好きではなかったり、苦手だと外食が増えがちですよね。
この際、料理をちゃんと習って、早く楽に作れるようになってしまいませんか?
基本的な料理が作れるようになると、食事の支度が楽しくなってきますよ。
自然と外食も減っていきます。
食べることが好きで外食しがちな人にも、料理教室はおススメです。
ちょっと珍しい料理や、凝った料理を作る教室に通えば、おいしいものを食べながら外食を減らすことができますよ。
節約で貯金できた分から外食する
目的があると、節約を頑張れますよね。
つもり貯金とか、500円貯金など「これが貯まったら外食しよう。」と決めておくと、楽しく取り組めるものです。
固定費をカード払いにして、ポイントが貯まったら外食、というのもいいですね。
筆者は楽天カードで固定費や日用品費を支払いしていますが、ポイントアップの制度をうまく利用すると、面白いくらいポイントが貯まりますよ。
ちなみに、先月は5691ポイント、先々月は4371ポイント獲得しています。
節約して外食、というのもいいですが、節約して株を買い、株主優待で外食するというのもおススメです。
筆者は、吉野家の株主だった時期がありますが、優待券で食べる牛丼はとてもおいしく感じました。
家計簿をつける
外食にいくら使ったか、家計簿をつけると把握しやすくなります。
少し面倒ですが、月の数字の他に、半年や1年の合計金額を出してみるのもおススメです。
1月分だと大したことないと思っても、年間を通してみるとまとまった金額になっていて、ドキッとしますよ。
筆者は、1年間で外食に使った金額を出して、人生にはもっと大事なことがあるなぁと思い、外食を減らすことができました。
献立を作る
献立を決めてしまうと、外食防止になりますよ。
1週間分くらいまとめて献立を決めて、買い物もしてしまえば、迷いがなくなります。
「何作ろうかな・・・面倒だなぁ。」
というときに、つい外食したくなりがちですよね。
ポイントは、献立を決めるだけではなく、材料を買ってしまうことです。
「疲れたし、食べてかえろうかなぁ。」
と思っても、材料が無駄になると思うと、やっぱり作ろうという気になります。
なれないうちは、1週間分の献立を考えるのがきついこともありますよね。
最初は3日分くらいの献立からスタートするのもいいかもしれません。
献立を考えるのが、どうしても負担に感じる方におススメなのは、
献立と食材がセットになった、宅配キットを申し込むことです。
ヨシケイのミールキットや、オイシックスのキットオイシックス、パルシステムのお料理セットなど、いろいろな会社で気軽に料理を作れるセットを扱っていますよ。
受け取りと、箱を捨てる手間はかかりますが、献立を考えなくていいというのは、魅力的です。
自宅に材料とレシピが届くので、買い物に行く時間が節約できて、料理の時間がとりやすくなりますよ。
スーパーで買うより少々割高ですが、しょっちゅう外食するのを防止できるなら、トータルでお得です。
作り置きしておく
作り置きはたいへんですが、すぐに食べられるものが家にあると、外食しないで帰る気になれます。
何日分も1度に作るのはきついので、なれないうちはシンプルな味のものを多めに作って、アレンジしながら食べきるのが楽だと思います。
鶏胸肉で鶏ハムを作って、最初は好みのタレでいただき、残りは食べやすくカットしてサラダにしたり、スープにいれたり・・・
豚小間をまとめて炒めて、野菜炒めやトマト煮に使って、残ったら豚汁にしたり・・・
最初からしっかり味がついているものは、アレンジしにくいので、塩コショウぐらいの味からスタートすると、味を変えて使いまわししやすくなります。
それでも外食をやめられないあなたに
現代人は、本当に忙しいです。
工夫しても、試しても、外食を減らせない・・・
それは仕方がないことですし、外食がやめられないと悩むのはストレスですよね。
外食しながら食費を節約するテクニックや方法もあります!
こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ:外食費を減らせば節約効果大
外食は、本当に楽ですよね。
料理に関する手間暇は、山ほどあります。
買い出し、メニュー決め、調理、お皿洗い、ゴミ捨て・・・
これを全部、自分や家族でやろうと思うと、結構な時間と手間がかかります。
時間と手間を、お店の人に代わってやってもらうので、高くつくのは当然です。
でも頑張って稼いできたお金ですから、外食にたくさん使い過ぎるのは、もったいないですよね。
外食が多すぎるなら、減らすとかなりの金額が節約できます。
外食に行くという、習慣になった行動を変えるのは、ちょっと面倒だったり、コツが必要だったりします。
でも、とりあえず1~2週間でも1か月でもいいので、やってみてください。
それで、お財布に残ったお金や、口座残高を確認すれば、きっとやる気が起きるはずです。
気が付けば、外食は適度にという新しい習慣が身についているはずですよ。