「野菜は健康のために毎日食べたいけれど、スーパーで売っている野菜は高く節約しなくてはいけないから買うのもガマンしてしまう。」
こんな風に思っている人には「家庭菜園」がおすすめです。
特に子どもが野菜を食べなくて悩んでいるお母さんには家庭菜園はメリットしかありません。
家庭菜園で食費を節約することも可能ですし、子どもの食育もできて一石二鳥にも三鳥にもなるんです。
特に夏野菜はスーパーで購入しないで済むことも!
夏の季節は食費の節約のために家庭菜園をしましょう。
この記事では家庭菜園に必要な道具や費用なども詳しく解説します。
家庭菜園とは?
家庭菜園とは、自宅で自分たちが食べるための野菜やハーブなどを栽培する趣味の一環のことをいいます。
家庭菜園にはプランター栽培などのベランダでできる簡単なものから市民農園を借りて栽培する本格的なものまでさまざま。
最近ではステイホームの影響からか家庭菜園を楽しむ人も増えています。
家庭菜園の魅力
家庭菜園の魅力は
- 無農薬で作れるので安心
- 採りたて新鮮なまま食べられる
- 子どもの野菜ぎらいも克服
- 使いたい分だけ収穫して食べられる
- 旬の野菜を食べることで体調が整う
家庭菜園のメリットはたくさんあります。
特に子育て中の人には「食育」もでき野菜嫌いも克服できるので特におすすめ。
夏場にそうめんなどの薬味に使う大葉は、スーパーで購入すると10枚で100円前後し日持ちもしません。
家庭菜園で作る大葉なら1つの苗から大量にでき使いたい分だけ使うことができるので節約にもなります。
家庭菜園の野菜は自分で作るからこそ、おいしく感じるし無農薬で安心して食べられることも醍醐味でしょう。
家庭菜園の費用はいくらかかる?
家庭菜園はたくさんの魅力やメリットがあることが分かったところで、「費用はいくらかかるのか」が問題ですね。
家庭菜園を始めるのに必要な道具は
- 畑やプランター
- 土
- スコップ
- 野菜の種や苗
- 肥料
- 支柱
最低限これだけあれば家庭菜園を始めることはすぐにできます。
100均で買えるもの
- スコップ
- プランター
- 野菜の種
- 肥料
- 土
- 支柱
これらはすべて100円ショップで揃いますが、土についてはホームセンターで購入した方が量も多くリーズナブルです。
野菜の苗と土はホームセンターなどで購入するといいですね。
ベランダがない人は農園を借りることになる
例えばベランダがなくプランターを置く場所がない場合は、市の運営している農園を借りることもできます。
費用は無料から数万円と各自治体によって幅広いです。
レンタル農園が近くにあるのかは以下のページから検索できます。
ざっと見ると利用料金は平均5000円くらいで借りられる場所がほとんどです。
ご自分の住んでいる地域で確認してみましょう。
畑やプランターの土
畑やプランターの土は、たくさん必要になるため100円ショップよりもホームセンターで購入した方が安くなります。
例えば
ダイソーの野菜の土は3ℓで110円。
カインズホームのおいしい野菜を育てる培養土25ℓで398円。
土はたくさん必要ですから、ホームセンターで購入した方がお得です。
逆にプランターは大きくて野菜を育てるのにも適したものが100円ショップで売っているのでこちらで購入した方が安くなります。
ただし、どちらもかさばるので運ぶのがめんど臭い方はネット通販で購入するのもいいでしょう。
安価な商品も数多く出品されています。
シャベルやスコップの入手
畑の場合は大きなスコップが必要となりますが、プランター栽培の場合は耕す必要がないのでシャベルがあれば十分です。
シャベルは100円ショップで購入することもできるし、500mlのペットボトルを斜めに切りシャベル代わりに使うこともできます。
なるべくお金を使わずに家庭菜園を始めるならペットボトルシャベルがいいですね。
ネットで発見した良さげなスコップとシャベルはこちら
野菜の種や苗
野菜の種は100円ショップで購入できますが、芽が出てこないこともあったり難しいので苗から育てるのがおすすめ。
野菜の苗はホームセンターやお花屋さんで購入することができます。
夏になるとたくさんの苗が売られているので好きな野菜を選びましょう。
初心者の場合
- ミニトマト
- ピーマン
- 大葉(しそ)
などが成功しやすいです。
野菜の苗はお店によっても違いますが、65円~298円と幅広いので安くて作りやすい野菜の苗を購入して始めてみましょう。
冬野菜もホームセンターで売っていますが、難しいものも多く初心者が最初に作るにはすこしハードルが高いかもしれません。
楽天で苗と検索するとこれだけの数が出てきました。
育てた野菜はいつ収穫できるの?
育てた野菜の収穫は種類によって変わってきます。
夏野菜は比較的はやく収穫できるので野菜作りも楽しくできるでしょう。
きゅうりやトマトなどの夏野菜はだいたいゴールデンウィークあたりから苗が出始めます。
5月中に植えれば7月~9月くらいまで収穫できるでしょう。
なすは、秋ナスという言葉もあるくらいできちんと管理すれば秋以降も収穫が可能です。
どのくらいの量を収穫できる?
ミニトマトは特にたくさん成りすぎて消費するのが大変になってしまうほど。
そんな時は冷凍術を活用しましょう。
たった1苗からでも数え切れないほどのミニトマトが出来上がるので毎日トマトを食べることになります。
そんなとき冷凍しておけば好きな時に食べれるのでおすすめですよ。
大葉もかなり大量に出来上がり、ご近所に配るほどの量ができます。
ポイントは
家族4人分の夏野菜はスーパーで購入せずに済む
ということ。
たった1~2つの苗で家族4人分の野菜ができることもあるんです。
家庭菜園で食費を節約できる理由
家庭菜園をすることで食費を節約できますが、それ以上の恩恵も得られるんです。
1つずつ説明しますね。
子供と農業を学べておやつ代を節約
家庭菜園は好きな野菜を作ることができます。
子どもが嫌いな野菜をあえて一緒に栽培することで「自分が育てた野菜だから食べてみる!」となり野菜嫌いを克服することも可能です。
今の子どもは、キュウリにトゲがあることすら知らない子が多いですね。
新鮮なキュウリはトゲがありチクチクして痛いほど。
スーパーで売っているキュウリは収穫してから時間が経っているものが多くトゲがない状態で販売しているんです。
そういったことを子どもに教えることもできるのが家庭菜園のメリットですね。
新鮮なキュウリやトマトは夏の水分補給やおやつにもなるので必然的におやつ代の節約ができます。
自然に触れてストレスフリー
あまり意識していないかもしれませんが、現代人はパソコンやスマホなどデジタルストレスを多く抱えています。
そういう人は特に植物のみどり色や土に触れることで驚くほどストレスが発散されることに気づくはず。
大地のエネルギーに触れることで癒し効果も得られるわけです。
ストレス発散=お金を使うこと
実は、これが一番の節約にならない原因。
例えば
- ストレスが溜まるから甘いものたべちゃおう
- 嫌なことがあったから欲しい洋服買っちゃおう
など日頃のストレスを買い物で発散していませんか?
家庭菜園で心が満たされストレスフリーになれば、お金を使って日頃のたまったストレスを発散する必要もなくなります。
結果的に家庭菜園は節約につながります。
購入しないで自分で育ててみよう!マインドの定着
例えばミニトマトはスーパーで購入する場合、どんなに安くても150円くらいします。
家庭菜園でミニトマトを作れば65円の苗から最低でもスーパーで売っている以上の量が食べられるわけです。
夏野菜は初心者でも成功するものも多いので、「買うよりも自分で作った方が安い」という考え方を定着させましょう。
野菜を育てていると不思議なんですが我が子のように思えるようになってきます。
家庭菜園で節約するコツとは?
家庭菜園を一から始めるには必要最低限の道具をそろえたり土や肥料なども必要になります。
最初から本格的に始めてみるのもいいですが、まずは成功体験することが大切。
成功体験して家庭菜園は楽しい!と思えたら一つずつ増やしていくといいですね。
簡単な物からスタートする
さぁ!家庭菜園で節約するぞ!と頑張っても相手は生きもの。
台風などの天候に左右されることもあるし、苗や種を植えたら必ず成功するものでもありません。
最初からたくさん購入してしまうと、うまくできなかったときに家計の損失となってしまいます。
だからこそ、簡単にできるものから始めてみましょう。
例えば
ポイント
- 水耕栽培キット
- 初心者向けの苗
水耕栽培キットは室内で作ることができるので気軽に始められます。
初心者向けのミニトマトは成功しやすいのでおすすめ。
小学1.2年生の理科の授業でも作るほどなので成功しやすいですよ。
肥料は買わずに家にある物で代用できないか?考える
肥料は100円ショップで購入できるとはいえ、できれば節約したいもの。
調理のときに出る生ごみを使って肥料を作る方法や落ち葉を集めて腐葉土にすることもできます。
しかし、どの方法も出来上がるまでに時間がかかるのがネック。
しかし、生ごみを減らせるなどのメリットもあるのでエコにはなります。
少量を目指しながら作業になれたら大量を!
まずは失敗してもいいように1つの苗で作ってみて、じっくりと家庭菜園を楽しむのが続けるコツ。
プランターで作ってみてできそうであれば、市民農園などを借りて本格的に野菜栽培をしてみましょう。
大量に作れるようになると、それだけ食費を節約することにもつながっていきます。
まとめ
家庭菜園はうまく作ることができれば、食費の節約になるしメリットもたくさん。
- 無農薬で作れるので安心
- 採りたてで新鮮なまま食べられる
- 子どもの野菜ぎらいも克服
- 使いたい分だけ収穫して食べられる
- 旬の野菜を食べることで体調が整う
道具なども100円ショップで購入できるものばかりなので気軽に始められます。
続けるポイントはまずは「簡単にできるものから少ない量で始める」こと。
初心者でも成功しやすいのは
- ミニトマト
- 大葉
- ピーマン
とくに夏野菜は挑戦しやすいし、収穫できるのも早いのでおすすめです。
子育て中の人は食育も兼ねることができるのでぜひ積極的にやってみてほしいものです。
家庭菜園で自然の植物に触れることでストレスがなくなり心が豊かになっていることに気づくでしょう。
5月くらいからが始め時なのでぜひ家庭菜園を楽しんでみてください。