ブランド和牛を購入しようとした時にお店のページで見かけることがある
チャンピオン牛とは一体どんな牛なのか?
また、どのようにしてチャンピオン牛が決まるのか見ていきます。
チャンピオン牛はお店のアピールポイントの一つとして
こんな感じ↓で記載されていることが多いですね。
チャンピオン牛とは
全国肉用牛枝肉共励会でチャンピオンになった牛をチャンピオン牛と言います。
チャンピオン牛とは全国で年に1回だけ開催される全国肉用牛枝肉共励会で優勝した牛のこと。
全国肉用牛枝肉共励会というとわかりにくいですが
簡単に言えば和牛の全国大会で優勝した牛がチャンピオン牛の称号を与えられるということです。
実際のところ、こうした大会は地域ごとに年に何回も開催されていたり
契約農家単位で開催されたりするので大会の数だけチャンピオン牛が生まれているということになりますが、
最も知名度が高く権威のある大会は全国肉用牛枝肉共励会なので
全国肉用牛枝肉共励会で優勝した和牛こそが真のチャンピオン牛であると言えるでしょう。
まあーどのチャンピオン牛にしても、素晴らしいお肉だとういうことは間違いないと思います。
チャンピオン牛の決め方
チャンピオン牛の決め方は一般的に
・脂肪交雑
・肉の光沢
・肉の締まり
・肉のきめ
で構成されています。
また、それらを総合的に判断するのに「肉質等級」と「歩留等級」を組み合わせて
チャンピオン牛が決定します。
・歩留等級とは日本食肉格付協会が決めたランクのことでA・B・Cに分類されます。
歩留等級の決め方は切断したロースの断面積から枝肉の重量を予想し
※枝肉とは皮、内臓、頭、骨を取り除いたお肉ことです。
72以上ならA
69以上ならB
69未満ならC
と3段階に分けられます。
・肉質等級とは霜降り具合・肉の色沢・肉の締まりとキメ・脂肪の色沢と質の4項目で格付けされます。
5が一番良くて次が4で3を平均値として2と1となります。
また、見た目だけでは判断できないことも多く、一流の牛肉鑑定士が実際にお肉を食べて
美味しい差を判断基準に設けている場合もあります。
このように様々な判断基準を設けて真のチャンピンオン牛が決定します。
チャンピオン牛の特徴
チャンピオン牛の特徴はなんといっても霜降り具合が凄いこと!
その理由に大会の特性が関係しています。
この牛肉の全国大会では様々な観点からお肉が評価されることは説明しました。
その中でも、もっとも重要だと言われているのが霜降り具合です。
出典:http://www.kobe-niku.jp/
この表はお肉の霜降り具合を数値化したものになります。
No12が一番霜降り度合いが高くNo1が霜降り度合いが少ないという表です。
そして、このチャンピオン牛の多くは霜降り度合いの最上位No12を獲得しているお肉がほとんどです。
なので、チャンピオン牛は超霜降りのお肉だということです。
つまり、霜降りの特徴の一つである「口の中でとろける」感覚の最上位を味わえるお肉だと言えるでしょう。
そしてただ脂っこいだけではありません。
キメの細かいサシや色も格段にレベルが高いので
とても高額な値段が牛一頭につけられています。
チャンピオン牛の値段
普通のブランド和牛だった場合1頭100万〜300万の間が相場だと言われています。
それがチャンピオン牛ともなると1頭1000万以上の値がつくことが当たり前です。
鹿児島県の全国和牛能力共進会で優勝したチャンピオン牛には2500万円の値段がつきました。
他にも松阪牛のチャンピオン牛には5000万円の値がついたこともあります。
5000万となるとランボルギーニやフェラーリといった高級車が一台買えちゃいます。
このような高級なチャンピオン牛はステーキ1枚で10万円以上で販売されることもありますが
10万でも赤字になることがほとんどでこのチャンピオン牛のイベント自体が
話題作りやPRになっていることがほとんどです。
マグロの初セリですしざんまいの社長が1億円でマグロを買ってメディアで宣伝しているのと
同じですね。
ですので、少なからずご祝儀的な意味合いもありチャンピオン牛の値段は跳ね上がっています。
このチャンピオン牛は食肉として使うだけではなく
チャンピオン牛の牛革を使ったお財布も販売されています。
チャンピオンに輝いた牛の財布は縁起がいいとされているからです。
まとめ
いかかでしたか?
チャンピオン牛と聞くと、とても高級で中々手に入らないのかな?
と感じるかもしれません。
でも、探すと意外と簡単にチャンピオン牛を味わうことができます。
先ほど話した通り牛の全国大会を除けば各地で様々な大会が開催されていて
その数だけチャンピオン牛が生まれています。
ですので、チャンピオン牛をとにかく食べてみたいと思う方は
楽天で調べると数多く出てきますので人生で一度は最高級の霜降りを味わってみる
のもいいと思います。
ちなみに、amazonでもチャンピオン牛を検索したのですが1件も出てきませんでした。
それだけ貴重なお肉だと言うことなのかもしれませんね。
今すぐチャンピオン牛の値段や商品ページをみてみたい方はこちらからどうぞ
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