今ウルグアイ産のグラスフェッドビーフが注目されているのを
ご存知ですか?
今回はウルグアイ産の牛肉に注目してみました。
「そもそも何でウルグアイ産の牛肉なの?」
「ウルグアイ産のグラスフェッドビーフが次の肉ムーブメントを期待されている理由」
「ウルグアイ産の牛肉の特徴」
などを中心にウルグアイ産の牛肉を見ていきましょう。
Contents
ウルグアイ産の牛肉が19年ぶりに輸入再開!何でウルグアイ?
ウルグアイは牛肉消費量世界一?
今注目を集めているのがこのウルグアイビーフですが、実はウルグアイは世界で一番肉の消費量が多い「牛肉大国」なのです。
そして、ウルグアイは国民一人当たりの牛肉消費量が59.2kgに対して日本人の牛肉消費量は6.2kgです。
その差はなんと約10倍です。
ウルグアイ産の牛肉が19年間輸入禁止だった理由
ウルグアイ産のお肉は2000年に伝染病の口蹄疫(こうていえき)を問題に輸入が完全にストップしていました。
口蹄疫(こうていえき)とは?
1、口蹄疫とはどのような病気ですか?
口蹄疫ウイルスが原因で、偶蹄類の家畜(牛、豚、山羊、緬羊、水牛など)や野生動物(ラクダやシカなど)がかかる病気です。 口蹄疫に感染すると、発熱したり、口の中や蹄の付け根などに水ぶくれができたりするなどの症状がみられます。 口蹄疫にかかると、子牛や子豚では死亡することもありますが、成長した家畜では死亡率が数%程度といわれています。しかし、偶蹄類動物に対するウイルスの伝播力が非常に強いので、他の偶蹄類動物へうつさないようにするための措置が必要です。
2、牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりして口蹄疫にかかることはありますか?
牛肉や豚肉を食べたり、牛乳を飲んだりしても口蹄疫にかかることはありません。他の偶蹄類動物にうつさないようにするため、口蹄疫が発生した農場の家畜は殺処分して埋却する(埋める)とともに、発生した農場周辺の牛や豚の移動を制限しています。このため口蹄疫にかかった家畜の肉や乳が市場に出回ることはありません。
出典:農林水産省
人に感染する恐れは少ないですが、他の家畜への配慮を考えて
輸入が完全に禁止になっていました。
では、今後は口蹄疫の心配はないのか?
セサル・フェレール大使によれば現在ウルグアイは120カ国に牛肉を輸出する牛肉生産国で
ワクチンなどで口蹄疫は過去の話だと断言していました。
ウルグアイの国土の8割は牧草って本当?
ウルグアイは南米の国でアルゼンチの横にある国です。
ウルグアイの国土の88%が農作可能な土地とされていて、特に海岸近くは広大な牧草が広がっている。
そのため牧草牛を育てるのにとても適している国だと言えます。
ウルグアイ産のグラスフェッドビーフが次なる肉ムーブメントを起こすのか?
ウルグアイビーフが日本で人気になるにはウルグアイのTPP加盟が必要不可欠です。
なぜなら、ウルグアイはTPPに加盟していないので関税がかかり
お肉の値段も高くなります。
オーストラリア産の赤身がブームですがその安さと味が認められているからでしょう。
ウルグアイビーフの味は良くても価格が高いとちょっと手を出すのを躊躇してしまうでしょう。
セサル・フェレール大使も今後はTPPに参加や日本との貿易強化を図りたいと言っていたので
ウルグアイ産のお肉が今後流行る可能性は大いにあります。
グラスフェッドビーフと言えばオーストラリア産?
グラスフェッドビーフとして有名な輸入国としてあげられるのが
オーストラリア産のグラスフェッドビーフです。
私もグラスフェッドビーフを何度か購入していますが
どちらのグラスフェッドビーフもオーストラリア産でした。
私が購入した安いグラスフェッドビーフの記事はこちら
↓
-
楽天で買ったグラスフェッドビーフのレビュー臭い?味?食べ方!(ミートガイ)
続きを見る
グラスフェッドビーフ最高峰!一流レストランでも提供されているお肉記事はこちら
↓
-
斎藤ファームの肉を購入してみたレビューと焼き方(SaitoFarm)
続きを見る
ウルグアイ産のグラスフェッドビーフは何が違う?
ウルグアイビーフの特徴として上質な赤身であることが一番の特徴です。
ウルグアイの国土の8割が牧草地なのでお肉は
グラスフェッドビーフとなります。
グラスフェッドビーフとは牧草牛のことで基本的に牧草に生えている
・ススキ
・れんげ
・クローバー
を主食として育っている牛なので穀物を食べている牛に比べると赤身が強く油ぽっくないお肉です。
詳しい穀物牛と牧草牛の違いやグラスフェッドビーフについての記事はこちらです
-
グラスフェッドビーフとは?どんな特徴があるの?食べても太らないお肉?
続きを見る
日本は現在、赤身ブームで赤身は美味しくないと思われている概念も大きく変わろうとしています。
また、写真でも分かる通りウルグアイビーフは他のお肉と比べると一回り小さいです。
同じグラムなのにこれだけ大きさが違うのは「お肉のつまり方が違う」から
とブロンコビリーの社長は仰っています。
ウルグアイ産のグラスフェッドビーフが食べられるお店
ウルグアイビーフを食べられるチェーンのお店は「ブロンコビリー」です。
ブロンコビリーが5月27日から販売するのは、ウルグアイ産「炭焼き 超厚切り 熟成 サーロインステーキ」。
単品価格で150グラム1480円(税別、以下同)
200グラム1780円
300グラム2480円
400グラム3180円
同社のメニューの中では比較的リーズナブルな位置づけです。
調理前の生肉を比較すると、ウルグアイ牛の色味はオーストラリア牛にやや近いですが、
赤身部分がより濃く、凝縮されている印象です。
「成長ホルモンを使用していないので、アメリカやオーストラリア産と比べて牛の大きさが約3割ぐらい小さい。
肉のつまり方が違う」(竹市克弘社長)といい、通常のステーキより厚切りにカットしています。
出典:MONEY PLUS