最近巷で流行のジビエ料理。
ジビエとは、狩猟で得た肉のことなのでもちろん狩猟免許が必要になります。
でも狩猟って話には聞くけど、どうやってするんでしょう?
「山に入って勝手に狩ってもいいんでしょうか?」
「さすがに銃で狩るのには許可がいるかな・・・」
「じゃあ罠にかけて狩るのはいいんだろうか?」
いろんな疑問が湧いてきます。
そこで今回は、狩猟に必要なことをまとめてみました。
早速、見ていきましょう。
Contents
ジビエハンターとは?
ジビエハンターとは、その名の通りジビエ獲得を目的とする猟師のことです。
猟師って、昔話で聞くぐらいで
「ホントにいるの!?」って思うかもしれませんが
ちゃんと存在しています。
たまに、ニュースなどでこんなフレーズを聞いたことがありませんか?
住宅街にクマが出没して・・・ってというニュースのときに
「地元のリョーユーカイの方が捕獲しました」
っていうことがあります。
テレビにジャケットを着て、銃を持った人が映し出されたりします。
そのクマなどを捕獲した人が、猟師と呼ばれている方です!
ジビエハンターになるには免許が必要?
では、ジビエハンターになるには免許が必要なのでしょうか?
答えは、もちろん必要です!
しかも、狩猟の方法によって免許の種類も変わります。
そして、もちろん免許を取るためには講習や試験を受けなければいけません。
狩猟の方法?
狩猟って、銃で撃つだけじゃないの?
いやいや
実は狩猟と一口に言っても様々な種類があります。
それでは次に、狩猟の種類と、それに必要な免許を見ていきましょう。
ちなみに、狩猟の種類によって年齢制限や金額などに違いがあります。
ジビエハンターの免許にも狩猟の種類がある?
狩猟には、
「銃」
「わな」
「網」
の3つの種類があり
なかでも「銃」は、「装薬銃」と「空気銃」に分かれています。
装薬銃とは?
「装薬銃」とは、ライフルや散弾銃など
火薬を使って弾を撃ち出す銃のことです。
空気銃とは?
「空気銃」は、空気や圧縮ガスを使う銃のことです。
狩猟は銃を使って獲物をハンティングするイメージが強いですが
「わな」を使った狩りの方法もあります。
わな猟とは?
「わな猟」は、文字通り「わな」を仕掛けて獲物を捕獲します。
最後に「網猟」があります。
網猟とは?
「網猟」は網を使って、主に鳥類を捕獲します。
そして、狩猟の種類によって必要な免許が異なり
「空気銃」だけを使う場合は、「第二種銃猟免許」
「装薬銃」も使う場合は、「第一種銃猟免許」
「わな」は「わな猟免許」
「網」は「網猟免許」
がそれぞれ必要になります。
さらに、免許ごとに年齢制限があり
銃猟免許は20歳以上
わな猟・網猟免許は18歳以上です。
ジビエハンター免許の受験にあたって必要な手続き
では、免許を取るためにはどのような手続きが必要なのでしょうか。
以下に、必要な書類と受験にかかる費用についてまとめました。
ここでご紹介するのは、一般的に必要なものなので
詳細は、各都道府県のホームページを確認してください。
ジビエハンター免許の必要書類
「狩猟免許申請書」
各都道府県のホームページからプリントアウトできます。
上半身の写真も必要なので、用意しておきましょう。
「猟銃・空気銃所持許可の写し」
銃猟免許を取りたい人で、既に所持している人だけです。
「医師の診断書」
統合失調症
そううつ病
てんかん
薬物中毒者
ではないことを証明するために必要です。
「猟銃・空気銃所持許可の写し」を提出した人は必要ありません。
ジビエハンターになるための費用はどのくらい?
「狩猟免許申請手数料」として5200円必要です。
現金もしくは収入証紙で納付しましょう。
同時に2種類の免許を申請する場合は、10400円必要です。
また、医師の診断書が必要な場合は
病院によって異なりますが
3000~5000円くらいかかります。
その他諸々の経費も含めて
15000円くらいは準備しておきたいところです。
狩猟は単独?それともグループ行動?
免許を取れたし、猟具も揃えたし
いざ狩りへ!
・・・って、狩りって独りで行くのかな?
誰か誘って行くのかな?
そもそも、あなたのお友達に
「狩りしてるよ!」
っていう人は、なかなかいないと思います。
もちろん、独りででも猟に出ることはできますが
初めての狩猟では
「どこに行けば安全に狩猟ができるのか?」
「どこに行けば獲物がいるのか?」
などの情報がありません。
初めてではなくても
土地勘がなければ同じことです。
また、クマなどに襲われる危険もあるため単独行動は避けた方がいいでしょう。
でも、一緒に行く人がいないという方は
↓
「大日本猟友会」に入ることがオススメです。
猟友会は、各都道府県にあります。
猟友会に入っていると
ベテランの狩猟者に同行することができますし
狩猟に関する情報を提供してもらうこともできます。
入会して損はないですね!
ちなみに会費は、都道府県によって異なりますが
年間10000円~20000円くらいです。
ハンティングするのに市や自治体からの許可や申請は必要?
「免許も取った!」
「道具も揃った!」
「猟友会にも入った!」
でも、それだけでは猟に出れません。
狩猟に出るには
まず、狩猟をしたい都道府県ごとに
「狩猟者登録」をする必要があります。
そしてここでも、以下のように書類と費用が必要になります。
各都道府県によって変わるかもしれないので
ホームページ等を確認してくださいね。
そして、無事に狩猟者登録が済むと
「狩猟者登録証」
「狩猟者記章」
「鳥獣保護区等位置図(ハンターマップ)」
が、配付されます。
これで晴れて狩猟に出ることができるのです。
必要書類
「狩猟者登録申請書」
各都道府県のホームページから取得できます。
「狩猟免状(免許)または写し」
「損害賠償能力(3000万円以上の保障が可能であること)を証明するもの」
これは、以下のいずれか1通が必要です。
・一般社団法人大日本猟友会の共済事業の被共済者であることの証明書
・損害保険会社の被保険者であることの証明書
・上記に準ずる資金信用を有することの証明書
猟友会に入会していれば大丈夫です。
「写真」
申請前6ヶ月以内に撮影された写真を2枚
裏面に、氏名と撮影年月日を記入すること。
費用
「登録手数料」は1800円です。
「狩猟税」は免許によって異なり
第一種銃猟は16500円
(都道府県民税の所得割の納付を要しない者11000円)
第二種銃猟は5500円
わな・網猟は8200円
(都道府県民税の所得割の納付を要しない者5500円)
となります。
登録手数料、狩猟税ともに登録する都道府県ごとに必要です。
狩猟をするにはどうすればいいのか?まとめ
長くなりましたが、最後に
狩猟をするために必要な手順をまとめておきます。
詳しくは、上の記事をもう一度確認してくださいね。
まず、やりたい狩猟の種類を決めましょう。
↓
次に、各都道府県のホームページを調べましょう。
そして、必要書類を用意し
無料の講習を受けるか自力で勉強して
免許を取得しましょう。
↓
晴れて、免許を取得し猟具を揃え
狩猟シーズンになったら
狩猟をしたい都道府県に狩猟者登録を行い
狩猟開始です。
事前に、猟友会に入会しておくと金銭的にお得になります。
最後に、野生動物の尊い命を奪うことになるので
動物に対して感謝の気持ちを忘れないこと!
もちろん、調理をして人に提供するには
別に調理免許が必要ですのでご注意を!
最後まで読んで頂きありがとうございました。