あなたはジビエって聞いたことありますか?
ジビエとは、野生鳥獣の肉のことです。
詳しくは、以下の記事をご覧になってください。 続きを見る
ジビエとは?その意味や語源からジビエ肉の特徴を紹介
例えば、毛皮や角などはどうなっているのでしょうか。
実は、あなたの身近なものに使われている可能性があるのです。
そこで今回は、ジビエを使った革製品について見ていきます。
ジビエでいただいた肉以外の部分は
さて、どこに使われているのでしょうか。
それではさっそくいってみましょう。
ジビエの革製品とは?
ジビエの革製品とは、いったいどんなものなのでしょうか。
一般的に革製品は、牛や馬の皮を毛の部分を除去してなめし
いろんな製品に加工したものを指します。
ジビエの革製品も同じもので
ジビエとして使われた動物の皮をなめし
革製品として加工したものです。
基本的にジビエは、捕獲後すぐに処理をしないと
衛生的にも悪く、肉質が落ちてしまいます。
そのとき、肉以外の部分はその場に捨ててしまうことが多いようです。
そんな捨てられてしまうジビエの皮を
なめして革製品として加工することで
捕獲した野生動物を無駄なく使い切ろうという動きが
近年盛んになってきています。
もともとジビエとは
野生動物の尊い命に感謝を感じていただく食材です。
その精神から考えると、皮まで有効に活用するということは
当然の動きなのかもしれません。
ジビエの革製品には何がある?
ジビエの革製品にはどんなものがあるのでしょうか。
ジビエの革製品といっても
牛や豚、馬など日頃から目にする革製品と同様に
財布やカバン、靴やブックカバー、小物入れなど
身近な小物に使われています。
使う個体や好みにもよりますが、手触りがよいものもあります。
ジビエの革製品のいいところ
②オリジナリティがあるところ
①社会貢献ができるところ
先にも挙げましたが
野生動物は捕獲後、すぐに解体処理をしないと
衛生的に悪く、肉質も落ちてしまいます。
そのとき、肉以外の部分は山中に捨てられてしまうことが多いです。
そのように廃棄処分されるジビエの皮を
革製品として加工して有効に活用することで
ジビエ全体の活用がより活発になっていきます。
そうなれば、鹿や猪などの害獣被害が出ている地域に対して
少なからず貢献ができるというものです。
ジビエに興味のある方は
ジビエ肉だけでなく、革製品にも注目してみてはいかがでしょうか。
②オリジナリティがあるところ
ジビエの革製品は、普通の革製品と違って
キズやスレが入っていることがあります。
これは、もともとが野生動物の皮なので
争ったときのキズや猟銃の弾の跡など
生きていたときのキズやスレが残っているのです。
普通の革製品であればキズやスレはないですが
ジビエの革製品にはキズやスレは唯一無二のものです。
そのキズやスレを使ったデザインなどもありますので
他にはないオリジナリティのあふれるものが手に入ります。
人とは違うデザインの小物を持ちたいという方にはオススメです。
ジビエの革製品の悪いところ
②比較的高価なところ
①手に入りにくいところ
ジビエの革製品はまだまだ市場に出回っていないのが現状です。
したがって、なかなか手に入りにくい状況です。
また、実店舗もさほど多くないので
手にとって見てみる機会も少ないです。
革製品は、手のなじみ具合などを重視する人もいらっしゃるかもしれません。
そういった方にはジビエの革製品の良さが伝わりにくいでしょう。
②比較的高価なところ
革製品は一般的にもあまり安いものではありませんが
ジビエの革製品は、それに比べても少し高価です。
先にも挙げましたが、手に入りにくいことが原因の1つです。
人とは違ったものを持ちたいという方にジビエの革製品はオススメですが
値段と相談する必要はあるかもしれません。
ジビエの革製品が購入できる場所はここだ
建部獣皮有効活用研究所
このお店は
「もったいない」に光を当てる
をコンセプトに、ジビエ革を活かす取り組みを行っています。
猪や鹿の皮を使ったかわいらしいアクセサリーやストラップ
コードホルダーなどを販売しています。
価格もお手頃ですので
人とは違ったワンポイントアクセントをつけたい方にはオススメです。
Six coup de foudre(シスクードフードル)
Six coup de foudreは、Fuligo(フーリゴ) & Fuligo shed(フーリゴ・シェド)の
オンラインショップ内にあるブランドです。
ここでは、熊革のショルダーバッグや財布
鹿革のマネーグリップや財布などが販売されています。
値段は少し張りますが
独特の質感やシックなデザインが好みの方は
1度試してみてはいかがでしょうか。
MAKAMI(マカミ)
ジビエレザー作家のお店です。
ここでは、鹿や猪の皮を使ったクラッチバッグや財布
ブックカバーなどが販売されています。
鹿革はしっとりとしており、手触りが良いのが特徴です。
手触りの良い小物を手元に置きたいという方は
MAKAMIのジビエ革を試してみてください。
ジビエの革製品って自分で作れるの!?
ジビエの革は購入できるだけでなく、自分で作ることもできます。
「興味はあるけど、ジビエの革なんてどうやって作ったらいいの!?」
という方は以下のサイトを見てみてください。
それぞれでワークショップがあり
ジビエ革の作り方を丁寧に教えてもらうことができますよ。
MATAGI PROJECT
ここでは、革工場の見学や
皮なめしの講習会などが催されています。
革製品の販売会もありますので
革製品に興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
猪鹿庁
ここでは、ジビエに関するいろんなイベントが催されています。
その中に「皮なめし講座」もあり、人気を集めています。
この講座は、動物から皮をはぐところから始まる本格的なものです。
2日間の行程で、夜はジビエのBBQなどもありますので
ご家族で参加するのもいいかもしれませんね。
まとめ
ジビエの革製品はあまり見かけることはありませんが
個性があり、手触りの良いものもあります。
また、ジビエの肉だけでなく皮も使うことで
害獣被害を受けている地域の貢献につながります。
おしゃれで地域貢献にもなるジビエ革
ジビエに興味を持ったあなたも
ジビエ革の小物を試してみてはいかがでしょうか。