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バークシャー種(黒豚)とは?どんな特徴の豚?

あなたは豚肉はお好きですか?

脂ものっているうえ、コスパもよく、

我々の日々の食卓に欠かせない食材となっています。

普段スーパーなどで買われるときに、

あまり意識されることはないかもしれませんが、

一口に豚と言っても様々な品種があります。

今回はそんな豚の品種の中から、

海外を原産とする品種である

バークシャー種」についてご紹介。

特徴や歴史など色々な面から説明します。

興味がある方はぜひお付き合いください。

バークシャー種とは?

出典:wikipedia

ズバリ、「イギリスを起源とする豚の品種」です。

全体的に黒い毛で覆われていることから、

日本では「黒豚」として、

主に九州南部などで盛んに飼育されています。

一頭あたりの産肉量が少ないことから、

高級豚として知られています。

全体的に黒色の毛色ですが、

鼻先、足、尻尾の6か所には白い毛が生えていることから、

六白などと呼ばれることもあります。

バークシャー種(黒豚)の特徴

ここから、「バークシャー種」の特徴についてです。

原産

バークシャー種の原産は、

イギリス・イングランド南東部と言われています。

その地名である「バークシャー」がそのまま

品種の名前になっています。

体格

体格は豚の中では小柄で、

成体でも約250kg足らずです。

ランドース種やヨークシャー種などと比較すると、

100kg近く少ないです。

そのため、産肉量の少なさが課題です。

バークシャー種(黒豚)の肉質

「バークシャー種」の肉質としては、

筋繊維がきめ細かく、歯切れのいい

お肉であることが知られています。

また、保水性が高く、脂肪組織の

水分含有量が少ないことから、

引き締まった肉質で水っぽさのないジューシーさ

味わうことができます。

日本では、黒豚のエサとして

大麦やサツマイモなどが用いられている影響で、

脂肪融点が高く、溢れる肉汁を感じられるのも魅力です。

バークシャー種(黒豚)の歴史

ここでは、日本における歴史について

紹介します。

日本での黒豚の起源は約400年前の江戸時代

薩摩藩(今の鹿児島県)で藩主の島津家久が、

琉球(今の沖縄県)から移入したことと言われています。

その後、明治時代になると、

イギリスから輸入されたバークシャー種と交配する

品種改良がおこなわれ、肉質が向上しました。

昭和20年には、鹿児島から東京の芝浦へ出荷が開始され、

その肉質の良さから大変評判になったようです。

しかし、昭和30年以降の高度経済成長期になると、

産肉量の多い白豚の需要が急激に増加し、

産肉量の少ない黒豚は一時絶滅寸前の状態になりました。

そんな時でも黒豚農家さんは、

「また黒豚の肉質が認められる時が来る」と信じ、

苦しい中でも飼育を続けていました。

近年、量とともに質も重視されるようになったことから、

黒豚の存在は改めて注目されています。

バークシャー種(黒豚)の養豚場はどこにある?

日本国内で有名な黒豚の産地と言えば、

やはり鹿児島県です。

およそ400年もの歴史を持つことや、

名産であるサツマイモを用いた独自の飼育法で、

かごしま黒豚」という独自のブランドを確立しています。

まとめ

いかがでしたか?

海外を原産とし、日本でもなじみのある品種である

バークシャー種」について、

特徴や歴史などの面からご紹介しました。

日本では鹿児島県の名産として浸透していますので、

鹿児島へ旅行へ行かれた際には

ぜひご賞味ください。

ちなみに、同じく海外を原産とする豚の品種である、

デュロック種」については、

別の記事で詳しく紹介していますので、

気になった方はこの記事と合わせてご参照ください。

デュロック種の特徴とは?どんな豚?

続きを見る

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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