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タクシー業界と運転手はコロナウイルスで売り上げが激減しています。

お疲れ様です。HIROです。

テレビを付ければやっているコロナウイルスのニュース

世界経済がおかしなことになっています。

その影響はタクシー業界にも及んでいます。

タクシーは世の中の流れに大きく影響を受けます。

「景気のことならタクシー運転手に聞け」と言われるくらいです。

実際、お客さんの中に

「最近景気どう?」

「コロナウイルスでタクシーも暇なの?」

なんてことを聞かれます。

飲食店や水商売の方達が暇だと私たちも暇な傾向が強いですが

今回のコロナはそれ以上にマクロ経済に影響を及ぼしていますね。

そして、今回の記事では

ズバリ、給料がどのくらい激減しているのか?

このコロナウイルスでどのくらい収入が減ってしまっているのか?

私個人の業務記録になりますが、見ていきましょう。

都心に人が全然いない

コロナウイルスが日本で広まってきた初期の段階は

まだ、コロナウイルスの影響はほとんどありませんでした。

正直、コロナウイルスを甘く見ていましたね。

私たちタクシー運転手は月に11〜13回仕事をしますが

そのうちの最初の3〜4回くらいまでは平均的な売り上げを

上げられていましたが、都内で個人タクシー運転手がコロナウイルスに

なったニュースを聞いたあたりから、売り上げが落ちていったのを覚えています。

そこから何日かして、政府が外出を自粛するように促してから

会社の働き方が、在宅ワークやリモートワークと言った家で働くスタイルになったことが

一番の打撃となり、都心から人がいなくなりました。

その結果、タクシーを走らせてお客さんを拾うことを流しと言いますが

流しでお客様を見つけるのが困難になりました。

普段なら30分も都心(銀座や丸の内)を流していれば

確実にお客さんを拾えます。

それが今は1時間2時間街中を走ってもお客さんを乗せることができません。

お客さんが見つかっても街中は空車だらけなので

一歩前でお客さんを他のタクシーに拾われてしまうことが多いです。

その結果、何が起きるのか?

昼間なのに、夜中みたいに空車が行列を作ってタクシープールで待っている

昼間や夕方ならまず多くのタクシープールは空になっていますが

今は行列が物凄いです。

ゴールデンウィークもタクシー運転手に取っては暇な時期とされています。

街中からお客さんが居なくなるからです。

でも、今回のコロナウイルスは正直ゴールデンウィーク以上に厳しい戦いとなっています。

もっと具体的なことを言うと、前回の乗務2020年03月12日の乗務で言えば

中央通りを神田駅から銀座八丁目の交差点まで車を進行させましたが

一人も乗せられず。

いつもなら、中央通りのどこかで手が上がります。

また、昼間にも関わらず東京駅八重洲口のタクシープールは

夜かと思うくらいの行列ができていました。

※夜は人の数が減るので行列ができるのは当たり前の光景です。

コロナの時期の昼間の東京駅八重洲口のタクシープール

鍛冶橋の交差点を越えるまで行列ができていました。

これだけ行列ができると言うことはタクシー乗り場から乗るお客さんが少ないことと

上でも述べたように街中を走って営業する流しでお客さんを乗せられないから

順番が来れば乗せられるタクシープールで待とうと考える運転手が多くいることが

要員でこれだけ長い列ができてしまいす。

これは東京駅八重洲口に限った話ではありません。

恵比寿駅は比較的回転が早いですが

タクシープールに収まりきらず、道路にまでタクシーが溢れていました。

おそらく、多くの駅がこんな感じで溢れていたのだと思います。

街を走っても客がいない、タクシープールにつけても流れが悪い

つまり、めちゃめちゃ暇なのです。

タクシー運転手は歩合給が一般的なので、稼げないと給料が大きくダウンします。

コロナ期間中の売り上げを大公開

ちなみに、コロナが話題にはなっていたけど

まだ世の中に影響を及ぼしていなかった月の売り上げがこんな感じでした。

ポイント

売り上げとはタクシーの一回の仕事で稼いだ合計金額です。

この売り上げが月の最後に税抜きで合算されて歩合率(60%前後)で計算され

お給料が支払われます。

1月15日〜2月15日の売り上げ

売り上げは税抜きの売り上げです。

1回目71290

2回目69180

3回目50290

4回目65350

5回目77050

6回目66000

7回目46350

8回目72820

9回目67010

10回目49840

11回目75120

12回目53000

合計76万3300円

この売り上げがコロナの影響でどのくらい激減しているのか?

2月15〜3月15日の売り上げ

売り上げは税抜きの売り上げです。

1回目47540

2回目70050

3回目46110

4回目5990(早退)

5回目30120

6回目48360

7回目37960

8回目26640

9回目40160

10回目36260

11回目53160

合計44万2350円

こちらに関しては12回目はまだこの記事を書いている時は乗務していないので

11回までの記録で合算しています。

最後の12回目を出たとしても合計の合算額が20〜30万も下がってしまいます。

正直、普段なら5万売り上げることは、そんなに難しくはないですが

コロナのこの時期だと4万5万作るのはロングを引けないと厳しいと思います。

休憩しなければ、無理ではないと思いますが。

7万8万は固定客でもいない限りは難しい数字です。

この大幅な売り上げダウンは2年間タクシーをやってきましたが初めてです。

暇だと言われるゴールデンウィークよりも厳しい戦いです。

気になる、給料にするとおそらく手取り20万くらいになってしまいます。

普段なら手取り30万以上は貰えています。

今回のコロナウイルスで考えさせられた歩合給について

やっぱり歩合給というのは、やったらやった分だけ自分の給料が上がりますが

今回のような外部的原因で頑張っても稼げない時期があるのは

とても辛いと感じました。

大切なのは、タクシーの他にもキャッシュポイントを作っておくことですね。

まとめ

大変なのはタクシーだけでなく様々な分野にも

及んでいるので、一刻も早い終息宣言と経済がいつも通りに

なることを祈るばかりです。

また、話が変わりますが他のタクシー運転手に色々内部情報を聞くと

面白い発見がありました。

タクシー会社によっては有給を使わせないようにしている会社があるということ。

タクシー運転手の有給単価は過去の売り上げ(3ヶ月分)などを見て有給単価が決定します。

※会社によって違いはありますが、概ね直近何ヶ月分かの売り上げを見て決定

なので、今まで順調に稼いでいた人は有給単価が高いことになります。

でも、今回のコロナウイルスで稼げなくなった月ができることによって

有給単価が大きく下がることになります。

そこで、運転手は有給単価が下がる前に有給を使って

この時期を乗り越えようとします。

有給単価が高い時に有給を使おうとする合理的な考えです。

でも、ここで会社によって有給の使い方で意見が分かれるようです。

1、高い時に有給を使わせない会社

2、有給を使って乗り越えようと一緒に戦ってくれる会社

私は2番の方の会社ですが、グループ会社によっては

1の会社もあるみたいです。

その1のタクシー会社に勤めている人が

有給使いたいけど使うのが大変と言っていました。

タクシー会社からしてみれば、会社の全体の売り上げも

悪いのに有給単価がいい時に社員みんなに有給を使われたら

経営的に困るからでしょう。

どっちが悪いとかはないですが、体力のない中小のタクシー会社は

倒産することもこの不況が続けば十分あり得ます。

ウイルス倒産なんて言われていますが、政府も何かしら対応するべきだと思いました。

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