「夫婦二人暮らしなのに、食費が高い!どうにかしたい!」と、お悩みの家庭も多いでしょう。
特に、子どものいない夫婦二人暮らしの場合で共働きだと、収入も多くなります。
すると「これくらいいいだろう」と、いつの間にか気持ちがユルユルに。
ほぼ無計画のどんぶり勘定になるケースも多くなります。
ここでは、「二人暮らしで食費を節約したい!」とお考えの人へ向けて、「食費節約術」や「節約が続けやすくなる方法」などをご紹介していきますね。
子どものいない夫婦二人暮らしだからこそ出来る節約術で、ガッチリ貯めていきましょう!
二人暮らしの食費平均はいくらくらい?
まず始めに、夫婦二人暮らしの食費の平均は一体いくらなのか見ていきましょう。
まずは、新婚の夫婦二人暮らしの食費から。
新婚夫婦二人暮らし
【1カ月の生活費総額(新生活開始時期)】22万円
○住居費(住宅ローン返済額を含む) 7.9万円
○食費 4.1万円
○光熱費・通信費 2.2万円
○保険料 2.2万円
○被服・理容費 1.6万円
○交際費・趣味・レジャー費 2.6万円
新婚だと、4.1万円ほどが平均的な相場のようですね。
次は、新婚を問わず全世帯の調査で発表されている総務省 家 計 調 査 報 告 -2020年(令和2年)2月分-数字をみていきましょう。
調べてみると、1ヶ月で75,469円が食費の平均です。
しかしこの数字は、世帯人数2.98人とした数字なので、これを二人暮らしに換算すると50,650円になります。
(またこの数字は、外食費込みの数字です)
自分の家計の数字と見比べてみて、いかがでしょうか?
二人暮らしの食費の目安はいくらくらい?
今度は、二人暮らしの場合の食費目安はいくらに設定するとよいのか見ていきましょう。
先ほどご紹介した「総務省 家計調査報告書」を毎月みてみると、そこには月収に対する食費割合として、13~15%くらいの金額が記されています。
すると、食費の目安としては「手取りの15%」を目標に金額設定をすると良いという結果が導き出せますね。
二人暮らしの世帯収入(手取り) | 目安金額 |
20万 | 30,000円 |
23万 | 34,500円 |
25万 | 37,500円 |
27万 | 40,500円 |
30万 | 45,000円 |
35万 | 52,500円 |
40万 | 60,000円 |
50万 | 75,000円 |
上記の金額と、自分の家庭を比較してみて下さい。
具体的な数字が見えれば、「私のとこ、ちょっと使い過ぎかも」や「ウチは妥当な金額。でももう少し引き締められるかも」など、節約にも弾みがつきやすくなりますね。
二人暮らしの食費で注意するべきこと
二人暮らしだと、一人暮らしの時より「食費がかさむ!」という人は意外にいます。
それはなぜでしょうか?
これは夫婦二人暮らしだと「子どもいないし、これくらいいっか~」と、ゆる~く考えていることが多いからです。
子どももいないから独身気分もちょっと手伝って、財布のひもがユルユル。
あとは、「旦那がよく食べる」「妻が高級食材指向」など、家庭によっても事情が細かくあって理由は様々ですね。
働く主婦&主夫は家計簿つけていますか?
食費は月にどれぐらいかけますか?
せっかく働いているのに節約出来なくて無駄遣いしてしまいます引用元:ヤフー知恵袋より
夫と二人暮らしで食費が月八万!節約したいです。
夫は大食家の上に贅沢嗜好なのですごく食費がかかります。
いろんな雑誌を研究して節約を試みましたが・・・引用元:教えて!gooより
そして特に共働きの場合は、無駄遣いしやすい傾向が強まります。
旦那さんと奥さんに収入がある「ダブルインカム」だと、「毎日食べるものくらい、贅沢したいし」などと、気を大きく構えていることが多いからです。
共働きの食費の注意ポイント
- 共働きで忙しく、外食に行くことが多い
- ビールやお酒を好きなだけ買ってしまう
- 肉は国産、野菜は無農薬などこだわって高いものを買っている
とにかく共働きで財力があるので、好きなものを好きなだけ買うことが出来てしまいます。
また「貯蓄はきっと相手がしているはず」「子どもがいないから、別に貯金はしなくていいや」などの考え方をしている人もいるかもしれません。
このような思考も、節約を妨げる大きな落とし穴になりますね。
一人暮らしよりも二人暮らしの方がお得って本当?
実は一人暮らしよりも、二人で暮らしていたほうが、食費の節約が出来ます。
一人暮らしの食費が毎月3万円かかっていたとしましょう。
二人暮らしになったら、6万円かかるというわけではありませんね。
先程の総務省 家計調査報告書でも、一人暮らしの場合の食費は、どの年度でも平均3~4万円です。
二人暮らしの世帯で、大体5万円前後の食費金額が平均でしたから、1~2万円も違います。
これは、一人分の食事を作るのと、二人分の食事を作る料理代はさほど変わらないからでしょう。
食材代こそ違うでしょうが、光熱費も水道代もそこまで変わりませんよ。
一人暮らしをするより、二人暮らしの方が、節約には効率的だということが分かります。
二人暮らしの食費を抑える方法
ではここからは、二人暮らしで「食費を節約したい!」とお考えの人へ向けて、具体的な節約方法をご紹介していきますね。
二人暮らしで節約を叶えるための方法には、以下のようなものがあります。
まずは買い方のポイントから。
買い方ポイント
- ポイントが増える日や特売デーを狙って買う
- 1週間のメニューを決めて買い出し
- 買い物は1週間に1度(多くても2回)
- 1週間の予算を超えないようにする
- 国産肉や無農薬野菜、有機栽培ものにはこだわらない
- 果物はなるべく買わない(果物ジュースで代用)
- スマホアプリを活用する
果物は意外に高いので、「月1回買う」とか「果物ジュース」や「ゼリー」などで代用してみるといいでしょう。
スマホアプリの活用は、「トクバイ」や「シュフー」などのチラシアプリを見てから、買い物に行く。
また「CASHb」や「CODE]などのレシート買取りアプリを利用して、お得に節約するという方法です。
「トクバイ」・・・近所にある、当日限定のタイムサービスやクーポンが店から配信される。ドラッグストアやクリーニング、100円均一ショップなど、毎日の暮らしに役立つお店の情報が満載。
「shufoo!」・・・Shufoo!に掲載されている店舗は31カテゴリ・10万店以上で国内トップクラス。翌日のチラシを前日夜に届けるから、買い物計画もバッチリ。「Tポイント×Shufoo!アプリ」でTポイントもたまる。
他にも、以下のような節約方法もありますね。
- ふるさと納税を利用して米や肉などをもらう
- 会社にはお弁当、水筒を持参する
- 自宅では自炊する
- 家計簿を付ける
- クレジット支払いをやめて現金払いにする
「ふるさと納税」は、返戻金で食料品を送ってくれるところも多いです。
ふるさと納税は寄付金になり、確定申告をすれば「寄付金控除」もついて、節税にもなりますよ。
「どこのふるさと納税の返戻金がお得なの?」ということで、現在は「ふるさと納税の人気ランキング」サイトも充実しています。
「さとふる」・・・ランキングとレビューで探せる利用率No.1ふるさと納税サイト。
「ふるさとチョイス」・・・お礼の品掲載数No.1ふるさと納税サイト。
「クレジット支払いをやめて現金支払いにする」というのは「カードを使い過ぎてしまう傾向のある人」にオススメの方法。
クレジット支払いは、なんだかんだ言っても「借金」です。
カードの請求書が届いた時、「あれ?先月こんなに使ったかな?」という方は、すでに黄色信号がともっていますよ。
クレジット支払いはポイントが多く加算されたり、ポイント獲得ステージが上がったりと、節約する人にとってはお得な支払い方法。
でも、「カード払いで、いくら使ったか全く把握できていない人」は、現金払いにした方が家計管理がしやすい場合もあります。
外食を減らす
二人暮らしで食費の節約をするためには、外食費を減らすのがとても効果的。
でも、たまには外食をしたくなりますよね。
そういった時は、以下のような方法で節約をしていくのがオススメ。
ポイント
- 無料クーポンを利用する
- ランチに行く(ディナーは高いので)
- ポイントが付くお店に行く
元々、二人暮らしの家庭は外食に行く頻度が高いので、ここを引き締めれば節約効果もグッとアップしますね。
スーパーでの買い方で節約
続いて、スーパーに買い物に行った際に簡単に出来る節約方法をご紹介していきましょう。
- ポイント増加日や特売日に行く
- 買い物リストを作ってから行く
- 買い物リスト以外のものは買わない
- 買い物の回数を減らす
- 1週間の予算を立てる
自炊のためにスーパーに行ったら、必ず、「買い物リスト以外のものは買わない」ようにしましょう。
「1週間の予算を立てて、それを守る」そうすると、自分の目指す食費金額に近づいていきますよ^^
ネット通販を利用する
ネット通販を利用するのも、よい節約方法ですね。
最近は、内容が充実しているネット通販が多数あります。
「らでぃっしゅぼーや」・・・おまかせ野菜ボックス1,980円(税込)全額返金保証付き
「kit Oisix」・・・主菜と副菜がカンタンに調理できるセット。必要なものを必要な分だけ使えるから廃棄ロスが少ない。全額返金保証付き
食材の宅配サービスは、「仕事でなかなか買い物に行けない」というご家庭にもピッタリです。
夫婦なら週2,500円を目安に節約?
夫婦二人暮らしなら、とりあえず1週間で2,500円の目標としてみましょう。
ただしこれは、外食代と米代は除いてOK!
すると、1ヶ月4週間で1万円代に抑えていくことも目指せます。
そして買い物をする際は、以下のようなことを実行します。
買い物ポイント
- 1回の買い物で、2500円しか財布に入れていかない
- クレジットカードを持って行かない
- メモ(買い物リスト)したものしか買わない
これは、強制的にお金を使わないようにしてから、お店に向かうということですね。
「そんなこと言っても、たまには贅沢したいよ~」という方は、家呑みで楽しむ方法もありますよ。
月1回くらいは、節約ストレスを発散することを目的とした、家呑みや焼肉なんかをするといいですね。
近頃は、家呑みを楽しむための「サブスク」も多く展開されています。
全国展開の缶詰バー『mr.kanso(ミスターカンソ)』が約300種類の缶詰の中から、『ご飯のお供に最適な缶詰』を毎月4缶〜6缶セレクトし、お届け。
この他にも、ご当地グルメ、スイーツ、コーヒー、お酒など「subsc」には、たくさんの商品がありますよ。
節約すると、ストレスが溜まりがちになります。
ですから、上手に発散していきましょう!
「海外旅行に行く!」「新しいスマホを買う!」「家を買う!」など、節約する目的は何かを明確にして、モチベーションを落とさないようにするのがコツです。
「自分の目の前に、常に人参をぶら下げておく!」
まとめ
夫婦二人暮らしの食費は、高額になりがちな要素がいっぱい。
「二人とも収入があるから大丈夫!」という、軽い考えも食費を増やす大きな原因。
夫婦二人の食費を節約をしたい人は、「外食を減らして、自炊する」「食材の国産にこだわらない」「家計簿をつける」などするといいでしょう。
ともあれ、ストレスのある節約生活は続きません。
色々なやり方を試してみて、自分の家庭に合った節約方法を実践していきましょう!