今回はリブロースとは一体どんなお肉なのかについて解説していきます。
- リブロースの部位はどこにあるの?
- リブロースの味の特徴は?
- リブロースって高い部位?安い部位?
- オススメの食べ方はありますか?
などを中心に解説していきます。
それでは、早速見ていきましょう。
Contents
リブロースの場所(部位)はどこにあるの?
リブロースというのはロースの中の一部分のお肉を指します。
そしてそのロースは3種類のお肉の総称で
・肩ロース
・リブロース
・サーロイン
で構成されています。
そしてこのリブロースは牛一頭から約10キロ取れる部位です。
この10キロが多いのか少ないのかで言うと比較的多く取れる部位になります。
ミスジなどの希少部位になると1キロ〜3キロほどしか取れないので
10キロは比較的多いと言えますね。
このお肉は写真でも見て分かる通り牛の背中の中央部分にあるお肉です。
リブロースの味の特徴
リブロースの味の特徴は霜降りが多くサシのキメが細かく
とても柔らかいお肉です。
どんな料理にも使うことができる万能なお肉と言われていますね。
よくサーロインと比較されることが多いですが
リブロースはサーロインよりも赤身と脂身のバランスがよく
サーロインが口の中でとろけるのに対してリブロースはしっかりと赤身の部分の
食感も楽しめるお肉になっています。
リブロースの語源や意味
リブロースを英語で書くと「Rib Roast」となります。
そして
・Ribとはあばら骨
・Roastとは焼く、あぶる
となります。
なので、リブロースとはあばら肉で焼いたり炙ったりするのに適している
お肉という意味を持ちます。
リブロースの価格相場はどのくらい?
今回は松阪牛・神戸牛・三田牛のブランド和牛で比較してみます。
松阪牛 | 神戸牛 | 三田和牛 | |
100g | 7000円 | 5000円 | 1250円 |
200g | 14000円 | 10000円 | 2500円 |
300g | 21000円 | 15000円 | 3750円 |
400g | 28000円 | 20000円 | 5000円 |
500g | 35000円 | 25000円 | 6250円 |
1kg | 70000円 | 50000円 | 12500円 |
お店によって扱っているお肉や仕入先が違うので値段も変わってきますが概ねこのくらいの値段相場になっています。
やはり、世界の松阪牛がダントツで高いですね。
なんでこんなに高いのかについては下記の記事を参考にしてみてください。
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リブロースの値段相場は分かったけど他の部位と比べると
どのくらいの値段なの?
100gあたり | リブロース | サーロイン | ランプ |
松阪牛 | 7000 | 7666 | 6500 |
神戸牛 | 5000 | 5800 | 2900 |
三田和牛 | 1250 | 1360 | 850 |
サーロインよりも少し安いですがほとんど差はないのが現状です。
サーロインやランプ肉の特徴などは下記の記事を参考にしてください。
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リブロースはさらに3種類の部位に分類することができる
実はリブロースはさらに3種類の部位に分けることができます。
・リブロース芯
・リブカブリ
・マキ
となります。
ただ、これらの部位まで細分化するとスジや脂身をさらに削ぎ落とすことになるので
お肉の量が減ってしまうため多くの場合は手間を省くため
リブロースを一つの塊肉として扱っています。
その中でもこだわりを持っているお肉はコストや手間がかかっても上記の3種類のお肉を取り扱っている場合もあります。
なぜなら、同じリブロースでも味や食感が異なるからです。
では、3種類の違いを簡単に見ていきましょう。
リブロース芯
リブロース芯とはリブロースの中心部分にあるお肉で
キメがとても細かく、柔らかく、とろけるような食感を味わうことができます。
ただ、この部分は中心にあるお肉なので多くの部分を削ぎ落とす必要があり
滅多にお目にかかれないお肉で、とても贅沢なお肉とされています。
また、リブロース芯は別名「リブ芯」とも呼ばれています。
リブカブリ
リブカブリはリブロース芯の上部にあるお肉です。
そしてこのお肉の特徴は霜降りが多く綺麗なサシが入っていることです。
その見た目の美しさは牛肉の部位の中でもトップレベルだと言われています。
そのサシの多さから脂身が苦手な方にはちょっとしんどいかも知れませんが
脂身が好きな人は死ぬまでに一度は食べておきたい部位です。
また、リブカブリは別名「リブキャップ」とも呼ばれています。
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マキ
マキはリブロース芯に巻き付くように付いているお肉で、取れる量も大変少なく
焼肉屋さんではなかなかお目にかかれない大変希少な部位です。
マキの特徴はサシが強くありながら肉質もありとてもジューシーな味わいです。
その肉質のキメは粗く口に入れるとお肉の繊維を感じることができます。
なので、極上のサシとしっかりとした肉質を同時に味わうことができるお得な部位です。
また、マキは別名「フカヒレ」とも呼ばれています。
リブロースのオススメの食べ方とは?
リブロースのオススメの食べ方は
こんな食べ方がおすすめ
- すき焼き
- しゃぶしゃぶ
- ステーキ
- 牛カツ
リブロースのすき焼き
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すき焼きのタレがお肉と絡み合ってご飯がススム一品です。
薄切りにしてもお肉本来の旨味をしっかりと味わうことができます。
リブロースのしゃぶしゃぶ
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リブロースのしゃぶしゃぶは程よく脂身が溶けてお肉の肉質をしっかりと味わうことができます。
個人的にはお肉のダシでおじやにして食べるのが最高です。
リブロースのステーキ
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すき焼きやしゃぶしゃぶのように薄切りにして味わうのもいいですが
やっぱり一番のオススメはステーキです。
リブロースのお肉の脂身や肉質を一番感じられる食べ方はステーキでしょう。
また、リブロースの語源も焼いたり炙ったりするのに最適なお肉なので
ステーキとして食べるのが正解です。
リブロースの牛カツ
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近年、外国人観光客にも人気の牛カツですが
リブロースの牛カツもオススメの食べ方の一つです。
以前、自分で牛カツにトライしましたが
衣が油を吸い過ぎてとても食べれるような状態ではなくなった苦い失敗談があります。
なので、リブロースの牛カツを食べる際はお店で食べることをオススメします。
まとめ
このページではリブロースについての語源や値段相場などを見てきましたが
簡単にまとめると
ココがポイント
・背中から腰に位置するお肉(取れる量は10キロ程度)
・リブロースの語源は焼いたり炙ったりするのに適しているお肉
・リブロースはさらに3種類に分かれる「リブロース芯・リブカブリ・マキ」
・肉の食感がありながらサシの旨味を合せ持つお肉
・オススメの食べ方は「すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキ・牛カツ」
・人気の部位なので値段は高い傾向にある
といった感じです。