あなたは豚肉を食べる時に、品種について気にしたことはありますか?
今回は「ランドレース」という品種の豚について、
特徴や大きさ、日本に入ってきた歴史などを解説します。
ランドレース種の特徴とは?
出典:wikipedia
デンマークに生息していた在来種に
大ヨークシャー種を掛け合わせて出来た、豚の品種のひとつです。
薄赤色の皮膚に白色の毛が生えており、見た目は白色に見えます。
良質な肉がとれるので、精肉にもなりますが、
背脂肪が薄く赤肉の量が多いのでベーコンなどの加工品に使用されることが多い品種です。
繁殖能力に優れており、成長も早いです。
子豚が離乳する平均頭数や、親豚から乳離れした後の生存率が、
他の品種と比べて高くなっています。
比較的育てやすい品種と言えるでしょう。
現在では原産国のデンマークを始め、
スウェーデン、イギリス、オランダなどで飼われており、各国で改良が重ねられています。
ランドレース種の大きさ
ランドレース種は大型の品種です。
流線形の体をしていて、顔も長くなっています。
その他、鼻筋がまっすぐ通っており、垂れた耳が見た目の特徴です。
オスはおおよそ330kgほど、メスでも270kgほどの大きさです。
日本でのランドレース種
日本には1960年に初めて輸入されてきました。
「アメリカンランドレース」というアメリカで開発された同系統の品種です。
現在ではオランダやイギリスなどからも輸入されており、
純粋種としては最も多く飼育されています。
まとめ
今回はランドレース種について特徴や大きさ、日本に入ってきた歴史を紹介しました。
デンマーク原産のランドレース種は繁殖能力が高く、成長も早い、大型の品種です。
脂肪が少なく赤肉が多いのでベーコンなどの加工品に適しています。
日本では、純粋種としては国内で一番多く飼育されている品種です。
豚肉や、その加工品を食べる際には、豚の品種のことも少し思い出してみてください。