「一人暮らしになったけど、食費を1ヶ月1万円以内に抑える方法が知りたい」「一人暮らしの食費ってどのくらい?」
このような疑問を解決します。
最近では物価も高くなり、消費税も上がったため節約したい人は増えています。
筆者もその一人ですが、家計の中で一番削りやすいのが「食費」。
しかし食費を削ることは食べないことではありません。工夫次第できちんと食べながら食費を節約することは可能なこと。
この記事では1ヶ月1万円の食費で生活できる具体的な方法を紹介します。
1ヶ月の一人暮らしの食費の平均は?
1人暮らしの1ヶ月にかかる食費はどのくらいなのでしょうか。
平均値を知っておくことが大切です。
2018年に総務省が調査した結果によれば「一人暮らしの食費の平均額は約44000円」。そのうち外食費は10897円とあります。
「学生なのか社会人なのか」によっても変わりますし、「自炊するかしないか」によっても大きく変わるでしょう。
このようにそれぞれ条件によっても変わりますが、確実に言えることは自炊することによって1か月の食費は抑えられるということです。
1万円で一人暮らしならどのくらい生きられる?
では1万円で一人暮らしならどのくらい生きることができるのでしょうか。
- 毎日自炊すること
- 一度に大量にできる料理をつくる
- 冷凍保存を駆使する
- まとめ買いをする
これらをしっかり管理して実行すれば1ヶ月の食費を1万円に抑えることは可能です。
今は消費税も10%に上がり、物価も高くなっているので1万円の食費なら1ヶ月以内が限界だといえるでしょう。
一人暮らしで食費1ヶ月1万円生活は可能?
では本当に食費1ヶ月1万円生活は可能でしょうか。
1万円を1ヶ月の30日間で割ると333円。1日食費として使える金額が333円となると1食110円の計算です。
ここで気をつけたいのはガマンしすぎて身体を壊してしまわないこと。
ポイント
食べること=生きること
食費の節約を一番に考えて、身体を壊してしまっては元も子もありません。
どんなに食費を節約しても身体を壊して医療費がかかってしまっては本末転倒です。
大前提として食べないという選択はしないことが大切です。
ちょっと工夫や自炊をして冷凍保存術などを駆使することで「食費1ヶ月1万円」可能だと考えます。
1ヶ月1万円の食費で生活できる具体的な方法をのちほど紹介します。
食費を安く抑えられない原因とは?
食費を抑えられない原因を挙げると
- 外食ばかりで自炊しない
- お菓子やジュースなどの嗜好品を買ってしまう
- 節約のためガマンし続けている
- 特売日に買い物しない
- コンビニばかりで買い物する
これらが考えられます。
特売日に買い物する時と通常の値段の日に買い物するのでは金額にかなりの差がでます。
特にコンビニだけで買い物するのは食費を節約するためにはNG。
なぜならコンビニのレジ横にはおいしそうな揚げ物やお弁当があるし、スイーツなども揃っていて誘惑が多いからです。
匂いにつられて思わず購入してしまわないように気をつけましょう。
また1回外食してしまえば安くても500円以上はかかるものばかり。
1回の外食で1日分以上の食費を使ってしまうことにもなるため自炊が基本です。
一人暮らしで食費1ヶ月1万円生活をする具体的な方法
それでは一人暮らしで1ヶ月1万円生活をする具体的な方法を紹介します。
コツは15個ありますのでできそうなことから実践してみましょう。
週2000円で以内で設定すると上手く行きやすい?
1週間単位で使える食費を設定しておくとうまく行きやすいです。
1ヶ月を5週として考えて、1週間2000円ずつの計算です。
1週間2000円以内で抑えられたら、残りの金額は「残り貯金」にしておきましょう。
このとき、封筒を利用することでとても管理しやすくなります。
残り貯金はそのまま封筒に入れておき、調味料などが切れてしまったときなどに使うのがコツ。
簡単な流れ
- 1つの封筒に2000円をいれる
- 5週分作る
こうすることで、1週間に使えるのは2000円以内と決まっているので、セーブもしやすいのでおすすめです。
米よりパスタの方がコスパがいい?
主食も安いものを多く取り入れてみましょう。
今いちばん安いのはパスタ。
1食100g食べるとして400g入りのパスタで100円ほどで購入できます。これだけで4食分の主食となります。
単純計算で1食25円。
パスタは味のバリエーションも変えやすいし、野菜を使ったパスタにすれば1食で栄養も取れるの優れもの。
どうしても「パスタじゃなくお米が食べたい」という人は2㎏ではなく5㎏のお米を購入しましょう。
冷蔵庫で保存しておけば日持ちするのでコスパを考えたら量が多く入っているほうがオトクになります。
卵は強い味方
いくら食費を節約したくても考えなくてはいけないのが「栄養バランス」。
特にタンパク質はとても重要です。
タンパク質は、肉や魚から取ることができますが、どれも単価が高いものばかり。
そこで、卵を積極的に摂取するようにします。
卵はタンパク質がとても豊富な食材。
ビタミン・ミネラル・鉄分なども含まれている優秀な食材と言えます。
卵は1パック10個入りで、200円ほど。
安売りの時には1パック100円で購入できるお店もあります。
賞味期限も長いので多めに購入してもよいでしょう。
1個20円と安価で豊富な栄養価が摂取できるため食費の節約にはとても強い味方となります。
野菜はスーパーよりも八百屋の方が断然安い
実は、野菜はスーパーよりも八百屋や産直市場で購入した方が安いです。
なぜなら、スーパーは仲卸業者などの仲介料が価格に上乗せされているため。
それと違い八百屋さんは、直接卸売市場まで仕入れに行くため単価も安く販売することが可能です。
お店の方と仲良くなれば、「おまけ」してくれることも。
また産直市場は農家さんが直接お店に搬入してくるため、とても安く新鮮な野菜が手に入ります。
近所に八百屋さんや産直市場があれば、野菜はそちらで購入した方が断然お得です。
野菜は小さく切れば量増えてもガス代も節約できる
『食費の節約には自炊が基本』とお話していますが、自炊するということは光熱費もかかるということ。
調理する際には、光熱費の節約も一緒に考えなくてはいけません。
そこでガス代を節約するために煮えにくい食材は小さく切るよう心がけましょう。
小さく切ることで、食材の量も増えて見た目にも満足感が得られたくさん食べられる感覚になります。
細かいことですが、小さなことから気をつけることが大切です。
パンも自分で作ればかなり節約できる
主食はパスタが一番安いと先にお話しましたが、たまにはパンが食べたくなるときもありますよね。
そんな時はパンも手作りしてみてはいかがですか?
パンは、1斤100円ほどで購入できますが保存料や添加物も気になるし、味も妥協しなくてはいけないこともあります。
もちろん、1斤100円ほどのパンで大満足ならそれでもよいですが、焼きたてのパンはパン屋さんで買うおいしいパンにも勝るほどです。
パンの基本的な材料は
- 強力粉
- ドライイースト
- 水
- 塩
- 砂糖
- マーガリン
この基本の材料さえあればいろんなバリエーションのパンを作ることも可能です。
食費を節約するためには「楽しみながら節約する」こともとても大切なこと。
一度手作りパンを食べてしまうと、市販の安いパンでは満足できなくなりますよ。
一人暮らしで自炊するなら使い切りの食材配達もオススメ
「一人暮らしに慣れておらず、自炊料理は苦手」という方には、使い切りの食材配達を利用するのもおすすめです。
食材宅配サービスの会社はたくさんありますが、その中でもヨシケイでは
- 材料が切ってある
- 調味料やレシピがついている
- 栄養バランスが満点
- 1食300円
1食300円と安価で自炊の負担も減らせるメリットがたくさんあります。
調味料がついてくるので、使わずに無駄にしてしまうこともなく、料理が苦手な一人暮らしの方にはとても利用しやすいです。
もし料理が苦手だからという理由で外食してしまうなら、このような食材宅配サービスを利用してみるのもよいでしょう。
食費管理アプリや家計簿を使って徹底的にお金を管理
食費の節約には徹底的な家計管理が必須です。
でも家計簿をつけるのはめんどくさいし続きそうもない・・・
そこで、そんな方にも簡単にできるのがスマホの家計簿アプリ。
いろんな家計管理のアプリが無料でありますから自分が使いやすそうなものを選んでみましょう。
ここでは私が使っているアプリを一つご紹介します。
コードというアプリで、レシートを撮影するだけで家計簿になります。
その上、購入した商品のバーコードを読み込むことでポイントがたまり500ポイントたまるとギフト券などに変えることができるんです。
ただバーコードを読みこむだけで500円のギフト券に変えられるので、家計管理するならメリットが大きいアプリを使いましょう。
コンビニのPBブランド上手に使えば節約できる?
先ほど、コンビニは価格が高いというお話をしましたが、例外としてプライベートブランドならスーパーで購入する金額と同じで購入できます。
実はPBブランドを上手に使えば節約になるんです。
PBブランドは、スーパーなどの独自ブランド製品のこと。
中身はメーカーと共同制作しているものも多くプライベート製品というだけで価格を安く抑えて販売されています。
カレールーを例にあげるとメーカー小売り価格は200円ほど。セブンプレミアムのPBブランドのカレールーだと128円。
メーカーは同じハウス食品です。
同じメーカーが作っているので味も同じ。
決してPBブランド製品だからおいしくないということはありません。
同じ味なら価格が安い方を選んだほうがオトクです。
商品の選び方一つでも節約に大きく影響するので覚えておくといいですね。
スーパーでは特売日や半額商品を狙い撃ち
食材を買い物するときに気を付けておきたい点があります。
それは「いかに安く購入するか」です。
ポイント
- 特売日に買い物すること
- 値下げ品をチェックすること
この2つはかならず気をつけたいポイント。
スーパーの売り場の隅にあるワゴンにまとめておいてある「賞味期限がせまっている商品」は半額になっていることも多く、賞味期限も数日は残っているものもあるのでここは必ずチェックしておきましょう。
「冷凍保存」してしまうので賞味期限切れを気にすることもありません。
一人暮らしで食費を節約するなら冷凍保存を使いこなそう
食費を節約するならばまとめ買いをして冷凍保存術を使いこなすことは必須です。
食材を下ごしらえして冷凍保存しておくことで、一日にかかる食費もかなり安くすることが可能です。
ただし、買ってきたものをそのまま冷凍するだけでは、おいしく保存できません。
冷凍保存術にはコツがあるので、それについては別記事で詳しく説明します。
スーパーで最初に1万円使い切って見るのもあり
先ほど「週ごとに2000円ずつ予算を決める」という方法をお伝えしました。
まとめ買いの方法も人によっては向き不向きがあり、人によっては、1ヶ月分を最初に1万円分使い切ってみるという方法もあります。
最初に1回で1万円分使い切ることのメリットは
必要でないものを買わずに済むこと
買い物に行ったときにお菓子やアイスなど見てどうしても欲しくなってしまう人には、1ヶ月1回の買い物がいいでしょう。
1週間ごとに予算を立てる方法と両方試してみて自分がストレスにならない方法を選択しましょう。
支払いはもちろんキャッシュレスでポイントを貯めよう
スーパーでの支払いは、必ずキャッシュレス決済を利用しポイントを貯めましょう。
キャッシュレス決済での支払いならコンビニでは2%、八百屋さんなどの小売店では5%のポイント還元制度があります。
大手のスーパーでは、ポイント還元制度はありませんが、クレジットカードやnanacoなどのキャッシュレスで支払いを行えばポイントがもらえます。
どちらにしても現金で支払うのはナンセンス。
キャッシュレス決済を利用すればポイントが貯まりそのポイントで支払うことも可能なのでたくさん貯めれば1回の買い物がポイントで支払えることもあるんです。
買い物はキャッシュレス決済と覚えておきましょう。
職場には必ずお弁当を持参しよう
職場に通勤していればランチ代がかかります。
ランチタイムの価格は安く設定されている飲食店も多いですが、それでも1ヶ月1万円で暮らすなら「お弁当を持参すること」は必須です。
お弁当は、「前の日に作った夕食をお弁当用に取り分けておく」という工夫でとてもリーズナブルにできます。
安く作れる卵焼きを入れたりして、自分の好きなもので作ることができるのでお弁当でもランチ時間が楽しみになることも。
もし、朝お弁当作る時間がない!という人もおにぎりを作って持っていくだけでも節約になります。
アレンジしたり工夫しながらお弁当作りを楽しんでできれば、1ヶ月の食費を1万円以内に収めることもできますね。
飲み物は水筒を持ち歩こう
出かけるときに飲み物を持たずに行くと、途中でのどが渇いたときに思わずコンビニでアイスコーヒーを買ってしまったり、自販機でジュースを購入してしまうこともありますよね。
節約しているときは、この100円すら使うのは無駄遣いしてしまった!と感じてしまいます。
節約はストレスを溜めないことが一番成功しやすいもの。
例えば、ステンレス水筒の中に熱々のコーヒーを入れていけば、スタバで容器を持参して入れてもらうものと同じ感覚。
工夫しながらストレスフリーで食費を1万円以内にすることが大切です。
だからこそ出かけるときには必ず水筒を持ち歩く癖をつけましょう。
一人暮らしで食費を節約するコツ
一人暮らしで食費を節約するコツは5つ。
- 一人暮らしに適した料理を覚えること
- 1人で頑張りすぎないこと
- キッチンの整理整頓
- 食材の上手な買い方
などがありますが、これらと同時に一番大切なことは、「栄養バランスを考え体調を整えること」
栄養状態が悪く体調を崩してしまえば、医療費がかかってしまいます。
大切なこと
身体は食べたものから出来上がる
栄養をしっかりとりながら体調を整え上手に食費の節約をしましょう。
まとめ:食費1ヶ月1万円は結構キツい
ここまで、食費1ヶ月1万円以内に抑える具体的な方法を15個ほど紹介しました。
ざっくりまとめると
まとめ
- お弁当や水筒を持ち歩く
- 支払いはキャッシュレスで
- 企業のプライベートブランドを利用する
- 買い物は特売日に半額商品を選ぶ
- 自炊は必須
- スマホアプリで家計管理をする
- 野菜などは八百屋や産直市場で購入
- 主食は安いものを選ぶ
これらをしっかり実行したとしても、正直なところ食費を1ヶ月1万円以内に収めることはかなりキツイ印象です。
キツキツの節約生活を続けていると必ずガマンのリバウンドは起こります。
ガマンしすぎることで「いつも我慢してるから今日くらい贅沢してもいいかな?」という気持ちになり、結局節約してきたことが水の泡になってしまったり。
そうならないためにもストレスを抱えないよう気をつけながら上手に食費を節約していきましょう。