「家族4人の食費の平均額っていくらなの?」「食費の予算の決め方のコツが知りたい」。
このように悩んでいませんか?
じつは家族4人の食費の平均だけを知っても適切な予算を立てることはむずかしいんです。
筆者も家族4人ですが、子どもが小さい頃と大きくなってからではの食費の予算は全く違います。
子どもが大きくなれば必然的に食べる量は増えるし、収入も変わってきますね。
いつまでも食費の予算を同じ額に設定していては予算内で収まらないことは必然です。
「なぜ予算オーバーしてしまうのだろう?」と悩んでいる方には収入額から算出する「適切な予算の立て方」を知ることが大切です。
なぜなら自分の家庭収入にあった適切な予算を知り、設定することで無理なく食費の管理がしやすくなるからです。
そこでこの記事では毎月予算オーバーしないためのコツと「適切な予算の立て方」を詳しくご紹介します。
4人家族の食費は1ヶ月いくらが平均?
「他の家庭はどのくらいの予算で食費をやりくりしているんだろう?」と悩んでいる主婦も多いのではないでしょうか。
家族4人の食費の平均額って実際にはいくらが妥当な金額なのかを調べてみました。
総務省の家計調査報告によれば
2人以上の世帯平均額は7万3919円。
e-startより引用
しかし、世帯主の年齢別や世帯の収入額によっても食費の平均は変わってきますよね。
そこで、さらに総務省の家計調査の家計収支編をもとに
- 世帯収入の平均
- 世帯主の年齢別の平均
をみていきます。
世帯収入で平均を見てみる
まず家計の世帯収入と当てはめてみてください。
この額が食費の平均額となります。
家族4人世帯の1ヶ月の食費
世帯収入 (年) | 食費平均額 |
250~300万円 | 5万6907円 |
300~350万円 | 6万3340円 |
350~400万円 | 5万5111円 |
400~450万円 | 5万9917円 |
450~500万円 | 5万9343円 |
500~550万円 | 7万5315円 |
550~600万円 | 6万7093円 |
600~650万円 | 7万3758円 |
自分の世帯収入額の平均額を目安に食費予算を立ててみましょう。
世帯主の年齢別の平均を見てみる
次に世帯主の年齢別での食費の平均をみてみます。
家族4人世帯での算出です。
世帯主の年齢 | 食費平均 |
~34歳 | 6万1555円 |
35~39歳 | 7万742円 |
40~44歳 | 7万8670円 |
45~49歳 | 8万9627円 |
50~54歳 | 9万2206円 |
55~59歳 | 10万3888円 |
年齢が上がると食費の平均額も増えてくることがわかります。
夫婦2人と子ども2人でのモデルケースで考えると「世帯主の年齢が上がれば子ども年齢も上がり食費が多くなる」ことが想定できますね。
4人家族の食費予算の立て方やコツとは?
収入と年齢別での食費の平均額がわかったところで、ここからは食費の予算の立て方とコツをご紹介します。
適切な予算を決める
まず、1ヶ月の食費の予算を決めなくてはいけません。
収入による適切な予算の決め方には2つの方法があります。
- 手取り収入の15%を食費に充てる
- 固定費や貯金額など必要経費をすべて引いた残りの額を食費にする
自分がやりやすい方法で予算を立てることが大切です。
ここでは自分の手取り収入の15%を食費として予算を立ててみます。
収入の15%が基本
これが家計を圧迫しない適切な予算の立て方の基本となるので覚えておきましょう。
例えば
手取り28万円なら42000円が食費の予算
1ヶ月の食費の予算が出たら次に
- 1週間単位で設定するか
- 1ヶ月単位で設定するか
を考えます。
もう一つの「固定費や貯金額をすべて引き残った額を食費にする方法」は、設定するのは簡単ですが、残りの額が少ない場合はキツイ予算設定となる可能性があります。
その場合、固定費や貯金額などの経費の見直しも検討することが必要となります。
1週間単位で予算を設定する
1週間単位で予算を立てる場合、5週で計算することをおすすめします。
42000円÷5週=8400円
この設定なら、月によっては余る週も出てくるので、貯金に回すこともできるし、キツイ月のために予備費にすることもできます。
5つの封筒を用意し、1週間分8400円ずつを入れておきます。
財布には「1週間分の額しか入れない」と決めて買い物に行くとうまくいきますよ。
1ヶ月単位で予算を設定する
1ヶ月単位で設定する場合は、かなりざっくりな設定になってしまいます。
給料日前にはもう食費がなくなった!というリスクも考えられますね。
そこで、1ヶ月で42000円をざっくり使うのではなく1日いくらつかえるのかで考えてみましょう。
42000円÷31日=1354円
食費として1日1354円まで使えると知っておくだけでもセーブができます。
1週間と1ヶ月どっちがいい?
では1週間単位で予算を立てるのと1ヶ月単位で予算を立てるのでは、どちらがいいのでしようか。
結論から言えば、「自分がやりやすい方法」がベスト。
人によってコツコツ管理するのが続けやすい人とざっくり管理してもうまくいく人がいます。
ポイントは「続けやすいこと」を一番に考えてみてください。
個人的には封筒分けをして1週間単位で予算を立てる方法がわかりやすくておすすめです。
どちらの方法も一度ためしてみるといいですね。
食費の予算が決まったらしっかりと節約術を駆使して予算オーバーしないようにしましょう。
予算オーバーしないコツ
安い食材を積極的に使う
食費を抑えるには、安い食材を積極的に使うことがポイントです。
安い食材とは
- もやし
- とうふ
- 豆苗
- おから
- 鶏むね肉
などがあります。
激安食材を定番の献立メニューに積極的に取り入れましょう。
見切り品を狙う
激安食品と同時に必須なのがスーパーに必ずある「見切り品」ワゴン。
見切り品とは言ってもまだまだ食べられる食品が多く値下げされているので「宝の山」といっても過言ではありません。
またワゴンではなく生鮮売り場の棚にも、ちくわや厚揚げなどの練り製品も値下げしている場合が多いのでよくさがしてみましょう。
賞味期限がまだ数日残っているようなものもあり、半額で販売していることもあるのでスーパーでは一番にチェックしにいきます。
買い物はまとめ買い
食費の節約はまとめ買いが基本です。
- 1週間分の献立を立ててから買い物に行くこと
- まとめ買いの日は特売日にすること
スーパーでの買い物は1週間に1回にしてしまえば、ただ「安い」という理由で献立に必要ないものを買ってしまうことも防ぐことができます。
冷凍保存を活用
1週間分の食材をまとめ買いしたら上手に保存することが重要です。
そこで冷凍保存術が欠かせないテクニックとなります。
下ごしらえをしてから保存しておけば時短にもなり調理もラクになりますよ。
しかし冷凍できる食材とできない食材があるので確認してから冷凍保存しましょう。
小分けのビニールを活用
小分けにできるジッパー付きのビニールは節約術にはなくてはならないものといってもよいでしょう。
具体的には
- 買ってきた食材を冷凍保存するために使う
- 大量に購入したものを小分けにして保存しておくために使う
ジッパー付きの保存袋は100円ショップでも購入できるのでS・M・Lサイズごとにあると便利です。
1週間分のまとめ買いをするには必需品で、お肉などは下味をつけてジッパー付き袋に入れて冷凍しておけば時短にもなりますよね。
たとえば、コストコなどの大量に売られているパンを小分けにしてジッパー付きのビニールに入れて冷凍しておくこともできます。
冷凍してあることでいつでも解凍して食べることができるし、大量に買ってもコスパがいいので結果的には節約に繋がります。
可能であれば強度のあるジップロックを使うと良いでしょう。
お弁当を活用
お昼ごはんには必ずお弁当を作るようにしましょう。
お弁当の中身は前日の夕食のおかずを取り分けておくことで楽に毎日続く工夫をします。
お昼ごはんを外食やコンビニにしてしまうと1食最低でも500円はかかりますよね。
お弁当を持参することで食費の節約ができ月の予算内に収めることが可能になります。
調味料を買わない
調味料は市販のものを買わずにできるだけ手作りしましょう。
たとえば簡単に作れるドレッシングは買わずに作ることを心がけます。
和風ドレッシングはとても簡単で
- お酢
- 塩コショウ
- 醤油
- サラダ油
で作れます。
このように自分で作れる調味料は手作りすることが節約に繋がります。
油や醤油など自分が作れないような最低限の調味料だけ用意しましょう。
常備菜や作り置きする
常備菜を作り置きしておけばお弁当にもできますし、夕食のメニューの献立を毎日考える手間も省けます。
おすすめの常備菜は
- ひじきの煮物
- 五目煮
- かぼちゃの煮つけ
- きんぴらごぼう
などしっかりと火を通して水分を飛ばした味の濃いものが日持ちして便利。
このようなメニューをいつも小分けにして食卓に出せば寂しい食卓にならずに済みますね。
冷凍食品も上手に活用
「冷凍食品は高い」と考えがちですが、冷凍野菜などは野菜が高騰している時期などに利用することで食費を節約できます。
特に業務スーパーでは冷凍野菜も豊富ですし、半調理ずみの揚げるだけで出来上がる揚げ物もリーズナブルで便利なものがあります。
安くて便利なものは節約に繋がるのでどんどん活用しましょう。
買い物の金額を決める
買い物は1週間のまとめ買いが基本ですが、予算を決めて行くことも大切です。
「買い物に行くときには3000円しか財布に入れない」。
というマイルールをしっかり作ってからスーパーに行きましょう。
そうすることで、余計なものは購入せずに済みますよ。
かさましテクニックを活用する
食費を節約しようとすると、どうしても食事の量が少なくなりがちですよね。
それでも育ち盛りの子どもにはお腹いっぱい満足に食べさせてあげたい!
そのような場合はボリュームアップできる「かさましテクニック」をうまく活用しましょう。
例えば
- ハンバーグに豆腐を混ぜてかさまし
- ミートソースにキノコ類をたくさん入れてかさまし
- ご飯にしらたきを刻んで混ぜてかさまし
- ぎょうざの種にしいたけを入れてかさまし
など方法はたくさんあります。
ポイントは安い食材をかさまし食材に使うこと。
すこしの工夫でも食費をおさえることができます。
廃棄食材を0に再生野菜の活用
ほんとなら捨ててしまうようなものも工夫次第で再利用できます。
たとえば、豆苗や小葱などの根がついたまま販売している野菜は再利用が可能です。
根だけ残して水に浸しておくことでまた生えてくるんです。
このように再生野菜は1度食べて終わりではもったいないので再利用して節約しましょう。
支払いではポイントを貯める
支払い方法を現金からクレジットカードやキャッシュレス決済に変えるだけでオトクになります。
カード会社にもよりますが、買い物金額の数パーセント分のポイントがつくため利用しない手はありません。
ポイントを貯めれば大きな買い物もできるし、1回分の食費に充てることもできます。
上手にやりくりしている節約主婦は、現金では支払いません。
お米は安い物を買う
お米は安いものを購入するようにしましょう。
たとえば、スーパーで10㎏のお米を3600円ほどで購入するよりもお米屋さんや農家直売で30㎏9000円ほどで購入した方が安くなります。
単純計算でも600円も安くなりますし、精米代100円がかかったとしてもスーパーで購入するよりも安いです。
年間で計算したら7200円は節約できることになります。
ヨシケイに頼む!
節約するにはさまざまなテクニックがありますが、「料理が苦手だし、どの方法もめんどうで続かない!」という人にはヨシケイがおすすめです。
料理が苦手だと、どうしてもスーパーのお惣菜に頼りがちではないですか?
ヨシケイは、レシピつきで毎日その日の夕飯の食材をカットして届けてくれるサービスです。
しかも、配達料が無料!
食材を余らせることもなく、調味料も醤油・味噌・とりがらスープの素以外はすべてついてくるのでかなり節約になります。
例えば5日間のおためしメニューでは1食あたり300円とかなりリーズナブルな価格設定です。
何より節約に繋がるのは「買い物に行かなくてよいこと」。
買い物に行くと必ずしも必要ではないお菓子類をガマンできずに購入してしまうこともありますよね。
ヨシケイは毎日、食材が配達されてくるのでそういった無駄遣いを減らせることがメリットの1つです。
またヨシケイの支払い方法はクレジットカードでもできるためポイントを貯めることもできます。
まとめ
家族4人分の食費を節約するコツは適切な予算の立て方にあります。
まずは、ご自分の世帯収入を知り、一番やりやすい方法で予算を立てるとうまくいきます。
ポイントをまとめますね。
ポイント
- 食費予算は収入の15%が目安
- 日割り又は週単位で予算を設定する
- 見切り品は必ずチェック
- 冷凍食品もうまく活用すると節約になる
- 支払いはクレジットカードやキャッシュレス決済で
- 料理が苦手でもヨシケイを利用することで節約できる
- お米は農家さんやお米屋さんでまとめ買い
- 再生できる野菜を積極的に使う
- 食べ盛りの子どもには料理のかさましテクニックでお腹いっぱいに
ご紹介したコツをできることから試してみてください。
食費を予算内に収められることがきっと楽しくなりますよ。
参考になれば幸いです。