ジビエ肉には様々な種類があります。
多くのジビエは低脂肪で低カロリー、高タンパクとヘルシー食材です。
しかし、動物ごとに細かい栄養素を見ていくとジビエによって変わってきます。
そこで今回は15種類のジビエ肉の効果と栄養を比較し
一番体にいい「No.1ジビエ」を決定したいと思います。
15種類のジビエ肉の特徴やその動物の生態について知りたい方は
下の記事をご覧ください。
それではさっそく見ていきましょう。
Contents
ジビエ肉の効果と栄養① イノシシ肉
まずはイノシシ肉です。
ポピュラーなジビエではありますが
どんな効果があるのでしょうか。
イノシシを食べた時の効果とは?
イノシシ肉を食べると
疲労回復に効果があり
お肌のトラブルを改善してくれます。
また、悪玉コレステロールを減少させ
血液をサラサラにしてくれます。
イノシシ肉の栄養は何が入っている?
イノシシ肉には
鉄分とビタミンB群が多く含まれており
コラーゲンも豊富です。
これらが
疲労回復やお肌のトラブルに効果があります。
さらに
脂身には不飽和脂肪酸が多く含まれており
血液をサラサラにしてくれる効果があります。
ジビエ肉の効果と栄養② 鹿肉
続いては鹿肉です。
鹿肉にはどのような効果があるのでしょうか。
鹿肉を食べた時の効果とは?
鹿肉を食べると
冷え性や貧血を予防できます。
また、脳機能の向上やストレス軽減
疲労回復にも効果があります。
鹿肉の栄養は何が入っている?
冷え性や貧血を予防するのは
「ヘム鉄」と呼ばれる鉄分の一種です。
「ヘム鉄」は体内に吸収されやすい鉄分です。
また、アミノ酸であるアセチルカルニチンが
脳機能の向上やストレス軽減
疲労回復にも効果があります。
ジビエ肉の効果と栄養③ 猿肉
猿肉ですが
効果や栄養素などはあまりデータがありません。
「幻の肉」なので
仕方がないのかもしれませんね。
ジビエ肉の効果と栄養④ 熊肉
次に熊肉です。
どのような効果があるのでしょうか。
熊肉を食べた時の効果とは?
熊肉には
体を温める効果や滋養強壮に効果があります。
また口内のトラブルの改善や美肌対策にもなります。
熊肉の栄養は何が入っている?
熊肉には
亜鉛が豊富に含まれており
滋養強壮に効果があります。
また
ビタミンB2やビタミンB12、コラーゲンも多く含まれており
貧血やお肌の対策になります。
ジビエ肉の効果と栄養⑤ キジ肉
続いてはキジ肉です。
キジ肉を食べた時の効果とは?
キジ肉を食べると
疲労回復に効果があったり
貧血やお肌の改善に効果があったりします。
キジ肉の栄養は何が入っている?
キジ肉は
疲労回復に効果がある、ビタミンB1や
貧血に効果がある鉄分やビタミンB6
お肌対策にもなるビタミンB2などを多く含みます。
ジビエ肉の効果と栄養⑥ カラス肉
ここでのカラス肉は
ハシボソカラスの肉のことです。
もう一種類のカラスはハシブトガラスがありますが
ハシブトガラスはあまりジビエ肉として使われていません。
カラス肉を食べた時の効果とは?
カラス肉を食べると
貧血の改善や滋養強壮に効果があります。
カラス肉の栄養は何が入っている?
カラス肉には
貧血対策になる鉄分や
滋養強壮に効果があるタウリンが多く含まれています。
ジビエ肉の効果と栄養⑦ ハト肉
ハト肉は
都市部に生息しているトバトではなく
山林に生息するキジバトです。
ハト肉を食べた時の効果とは?
ハト肉を食べることで
疲労回復、お肌や貧血の改善に効果があります。
さらに善玉コレステロールを増やしてくれます。
ハト肉の栄養は何が入っている?
ハト肉には
お肌のトラブルに効果があるビタミンB群や
貧血の改善に効果がある鉄分が多く含まれています。
またパントテン酸も多く含まれ
善玉コレステロールを増やす効果があります。
ジビエ肉の効果と栄養⑧ エゾジカ肉
鹿は鹿でもエゾジカです。
鹿とは少し違う効能があるようです。
エゾジカ肉を食べた時の効果とは?
エゾジカ肉を食べると
貧血改善に効果があり
血中コレステロールや中性脂肪の値が下がります。
エゾジカ肉の栄養は何が入っている?
エゾジカ肉に含まれる鉄分は
貧血の改善に効果があり
多価不飽和脂肪酸であるリノール酸は
血中コレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。
ジビエ肉の効果と栄養⑨ ウサギ肉
フランス料理の王道であるウサギ肉です。
ウサギ肉にはどのような効果があるのでしょうか。
ウサギ肉を食べた時の効果とは?
ウサギ肉を食べると
美肌に効果があり、血行が促進されます。
また免疫力を高めたり
貧血を予防したりする効果もあります。
さらには、善玉コレステロールを増やす効果もあります。
ウサギ肉の栄養は何が入っている?
お肌に効果があるビタミンB1とビタミンB2や
血行をよくする働きのあるナイアシンを多く含みます。
免疫力を高めるビタミンB12
貧血予防に効果のあるビタミンB6も多く含まれています。
パントテン酸も多く含まれており
善玉コレステロールを増やす効果があります。
ジビエ肉の効果と栄養⑩ 犬肉
犬肉も
猿肉と同様に
効果や栄養素について詳細なデータがありません。
ジビエ肉の効果と栄養⑪ ラム肉
ラムは、生後1年以内の羊の肉です。
対して、生後2年以上の羊の肉は
マトンと呼ばれます。
ラム肉を食べた時の効果とは?
ラム肉を食べると
美肌効果や生活習慣病予防だけでなく
免疫力を高めたり
アレルギーを和らげてくれたりする効果があります。
さらに脂肪燃焼に効果があるので
ダイエッターにはオススメです。
ラム肉の栄養は何が入っている?
ラム肉には
ビタミンB1やビタミンB2が多く含まれており
お肌に効果があります。
また、生活習慣病の予防に効果のある
ビタミンEや不飽和脂肪酸も多く含まれています。
さらには必須アミノ酸である
リシン、メチオニン、フェニルアラニンが多く含まれ
これらには免疫力を高めたり
アレルギーを和らげてくれる効果があります。
そして、ダイエッターには魅力的な
脂肪燃焼作用のあるL-カルニチンが多く含まれています。
必須アミノ酸とは?
動物によって、その種類は異なるが
人間では次の9種類のアミノ酸のことを指す
・トリプトファン
・リシン
・メチオニン
・フェニルアラニン
・トレオニン
・バリン
・ロイシン
・イソロイシン
・ヒスチジン
ジビエ肉の効果と栄養⑫ 雷鳥肉
日本ではニホンライチョウが
国の特別天然記念物です。
雷鳥肉は
エゾライチョウの肉か輸入品です。
雷鳥肉を食べた時の効果とは?
雷鳥肉を食べることで
貧血が予防でき、さらには血行もよくなる効果があります。
また、滋養強壮や免疫力の向上にも効果があります。
雷鳥肉の栄養は何が入っている?
貧血に有効な鉄分とコバルトとビタミンB12
血行をよくする効果のあるナイアシン
滋養強壮には亜鉛
そして免疫力の向上に有効なビタミンB6が多く含まれています。
ジビエ肉の効果と栄養⑬ ワニ肉
続いては、見た目が怖いワニ肉です。
ワニ肉を食べた時の効果とは?
ワニ肉を食べることで
コレステロールの値を下げてくれます。
また、貧血にも効果があります。
ワニ肉の栄養は何が入っている?
ワニ肉には
EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)などの
不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸には
コレステロールの値を下げてくれる効果があります。
また、貧血に有効なビタミンB12や
筋肉の形成に必要なビタミンB6が多く含まれています。
ジビエ肉の効果と栄養⑭ アナグマ肉
イタチなどの仲間であるアナグマ。
アナグマ肉についても詳細なデータがありません。
希少なジビエであることがうかがい知れます。
ジビエ肉の効果と栄養⑮ カンガルー肉
最後はカンガルー肉です。
カンガルー肉には、どんな効果があるのでしょうか。
カンガルー肉を食べた時の効果とは?
カンガルー肉は
発ガン性や糖尿病、肥満や動脈硬化を抑制してくれます。
カンガルー肉の栄養は何が入っている?
カンガルー肉には
共役リノール酸という成分が含まれており
これが、上記の様々な病気を予防してくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
では、この中から
「No.1ジビエ」を決定したいと思います。
栄誉ある「No.1ジビエ」は・・・
ラム肉です!
他のジビエも捨てがたかったのですが
No.1の理由としては
・手に入りやすい
・クセが少ない
・栄養価が高い
ことが挙げられます。
さっそく、日頃の食べる肉類を
ラム肉に変えて食べてみてもいいかもしれませんね。
もちろん、他のジビエに関しても
いろいろな栄養素が含まれ
いろいろな効果が期待されますので
健康のためにもジビエを試してみることをオススメします。
けど、ジビエが安全なのか心配だという方はこちらの記事を参考にして見てください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。