あなたは焼き鳥の「とさか」を食べたことがありますか?
なかなか見かけない部位ですので実際に食べたことのある人は少ないかもしれません。
今回はそんな「とさか」について部位の特徴や栄養、
通販で購入する場合の値段や、焼き鳥以外のレシピについて紹介します。
焼き鳥の「とさか」とは?どこにある部位?
焼き鳥の「とさか」とは読んで字のごとく、
鶏の頭の部分にある赤いひだのような部分、「とさか」のことを言います。
漢字で書くと「鶏冠」です。
「とさか」の他にも「かんむり」、「烏帽子(えぼし)」とも呼ばれています。
焼き鳥屋さんで串うちをされているものでも、見た目は「とさか」そのものの形をしているので、
繊細な方は「鶏の頭…」と変に想像してしまい、食べるのに抵抗があるかもしれません。
しかしカリカリに焼いてあるものは餃子のようにも見えますので、
部位の形などあまり深く考えず食べてみましょう。
あっさりとした風味とコリコリとした食感を楽しむことが出来ます。
食感が「ナマコ」に似ていると感じる方もいます。
「とさか」の役割とは?
ここで、鶏の「とさか」にはどんな役割があるのか、見ていきたいと思います。
とさかは、「肉溜(にくりゅう)」の一種です。
「肉溜」とは筋肉が盛り上がった部分のことを言います。
この肉溜の表面にたくさんの毛細血管が走っており、
そこに流れる血液の色で「とさか」は赤い色をしています。
ですので「とさか」を頭から切り離してしまうと血流がなくなり、
白っぽい、鶏本来の色に戻ってしまうのです。
また「とさか」には
・体温を調節する
・オス同士が互いを威嚇する
・オスがメスにアピールする
という3つの役割があります。
鶏のトレードマークとも言える「とさか」ですが、色々な働きをすることがわかりました。
さて、次の項目では、本題のお肉の部位としての「とさか」の話題に戻ります。
「とさか」の栄養について見ていきましょう。
「とさか」の栄養素は?
あまりメジャーな部位ではないということもあり、
残念ながら細かい栄養素やカロリーについてのデータはみつかりませんでした。
ただし美容に良い成分が含まれているということは知られています。
代表的な栄養素として
・肌の水分を調節し、健康的なお肌に導くコラーゲン
・水分を体の中に保ち、お肌に潤いや弾力を与え、関節を保護するヒアルロン酸
が多く含まれています。
この2つの成分を見ただけでも、キレイになれそうな気がしてしまいますね。
「とさか」の値段はいくらくらい?
ここまでは部位の特徴や栄養を解説してきました。
焼き鳥屋さんのメニューでもあまり見かけない「とさか」ですが、
個人で購入することは出来るのでしょうか。
スーパーなどではあまり見かけませんが、ネット通販では取り扱いがあります。
値段を調べてみると、国産500gで648円~680円でした。
親鶏のとさか(かんむり) 500g(約15〜20枚) 【冷蔵】【国産】
もも肉などと比べると高いですが、手が出ない値段ではありませんね。
次の項目では「とさか」の色々なレシピをご紹介します。
「とさか」のおすすめレシピは?
焼き鳥以外にも、ご家庭で調理することが出来る料理がありますので、ご紹介します。
・酢の物
たっぷりのお湯で湯がいた後、千切りにして合わせ酢で和える
・煮つけ
香味野菜と一緒にじっくり煮込んだ後、しょうゆ、みりん、唐辛子などで味付けする
・お刺身
熱湯に浸して薄皮をはぎ、食べやすい大きさに切る
・炒めもの
外側をカリカリになるまで焼き、好みの味付けをする
まとめ
今回は焼き鳥の「とさか」について部位の特徴や栄養素、
ネットで購入する場合の値段や、焼き鳥以外のレシピについて紹介しました。
見た目は少し躊躇してしまう方も多い「とさか」ですが、
コリコリの食感とあっさりとした風味が楽しむことができ、
美容に良い成分をたくさん含む部位です。
焼き鳥以外にも、酢の物、煮物、炒め物などの料理で楽しめる食材です。
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。