あなたは焼き鳥の「まつば」という部位を食べたことはありますか。
希少部位ですので全ての焼き鳥屋さんで食べられるわけではありません。
今回はそんな「まつば」について部位の特徴や味、
購入できる場所やおすすめのレシピについて解説します。
焼き鳥の「まつば」とは?どこにある部位?
「まつば」とは鶏の鎖骨のことを言います。漢字で書くと「松葉」です。
松の葉のようなV字の形が特徴です。
もともとは人間の鎖骨と同じように左右にあった2本の骨が、
長い年月(進化)の中で結合し、V字になったと言われています。
2本の骨が1本に結合したことにより、
鶏が羽を動かす際により柔らかい動きが出来るようになりました。
他にも部位の形が河童の顔に似ていることから「カッパ」とも呼ばれています。
味は淡泊であっさりとしています。
鶏肉の旨味をしっかりと感じることが出来る一方で、
脂のジューシーさも適度に感じられる部位です。
また、一羽から2つしかとれないことから希少部位とされています。
鳥貴族でまつばの焼き鳥が食べられる?
「まつば」を食べてみたいけれども近所の飲食店ではメニューに無い…という方、
実は大手焼き鳥チェーン店の「鳥貴族」で食べることが出来ます。
「骨付きまつばのスパイス焼」というメニューです。
しっかりとした弾力のある歯ごたえが特徴の料理です。
メニューには「希少部位」との表記がありますが、
他のメニューと同じように298円(税抜)で食べることが出来ます。
ぜひ味わってみてください。
「まつば」はどこで購入できる?値段はいくらくらい?
焼き鳥屋さんや居酒屋の一部で食べることが出来る希少部位、「まつば」ですが、
家で料理したい場合など、個人で購入することは出来るのでしょうか。
調べてみたところ、種類は少ないですがネット通販で取り扱いがあるようです。
筆者が調べたところ、
・国産300gで334円の商品
・名古屋コーチン6羽分12本で648円の商品
などが販売されていました。
また、ネットの口コミなどを見てみると、地域にもよりますが、
スーパーで販売されていることもあるようです。値段もそれほど高くないとか。
希少部位ではありますが、比較的手に入りやすい部位のようですね。
「まつば」のおすすめレシピは?
ここからは「まつば」を自宅で調理する際のオススメレシピについて紹介します。
レシピというには簡単すぎる調理方法です。
シンプルな調理と味付けで、「まつば」本来の味を存分に味わってみてください。
・から揚げ
塩コショウを揉みこんで下味をつけ、片栗粉をまぶします。
175度の油で2~3分、カラッと揚げます。
・焼きまつば
あらびきコショウをふり、グリルや網を使い、低温でじっくりと焼き上げます。
そのままか、もしくはお好みで塩や柚子胡椒を付けてください。
まとめ
今回は「まつば」について部位の特徴や味、
購入できる場所やおすすめレシピについて紹介しました。
V字の骨が特徴の「まつば」はあっさりと淡泊な味わいですが、
適度なジューシーさも感じられる部位です。
1羽の鶏から2つしかとれない希少部位ではありますが、
全国チェーンの焼き鳥店で食べられる他、ネットやスーパーなどでも見かけることが出来、
比較的手に入りやすい食材です。ぜひ一度、味わってみてください。