焼き鳥部位一覧

焼き鳥の「せせり」とは?どこの部位?気になるカロリーや由来を解説

ビールと相性ばっちりの、居酒屋の注文で欠かせない焼き鳥。

なかでも多くの焼き鳥専門店で目にするメニュー「せせり」ですが

「一体どこの部位?」

「せせりの由来とは?」

「気になるカロリー」

などを中心に見ていきましょう。

焼き鳥のせせりとは?

焼き鳥専門店に行くとよく見かける「せせり」ですが

「せせり」は別名、「み」、「小肉(こにく)」、「ネック」、「キリン」

と呼ばれることもあります。

地域やお店によって呼ばれ方は様々ですが、

一般的に見かける呼び名は「せせり」でしょう。

焼き鳥のせせりはどこの部位?

「せせり」は鶏にとって首の後ろ側にあたる部位のこと。

つまり、一羽あたり少量しかとれない希少価値の高い部位です。

これが焼き鳥専門店で見かけても、スーパーマーケットではあまり売られていない理由のひとつです。

小学校などの飼育小屋で鶏を育てていた人はわかるかもしれませんが、

この首のお肉は運動量が非常に多い部位となります。

鶏が歩くときに首を前後に揺らしているのを見たことある方も多いのではないでしょうか?

それが結果として、筋肉質な肉を生み出し、歯ごたえのあるお肉「せせり」となるのです。

せせりの由来と意味

「せせり」という言葉は一般的に、「つついて中身をほじくり出す」ことを意味する

「せせる」という日本語の動詞が変化したものだと言われています。

かつては骨の肉をほじくるようにして取り出していたため

そう呼ばれるようになったという説です。

他にも「小肉(こにく)」の由来は首から少量のお肉が取れる「首小肉」が

省略されて「小肉」と呼ばれるようになったとされています。

せせりの栄養素は?

コリコリした歯ごたえの食感がたまらない「せせり」ですが

健康志向の人が増えてきたいま、気になるのは「せせり」の栄養素ですよね。

せせり100グラムにつき糖質は0.1グラムほどと糖質制限をしている方にはうってつけです。

基本的にお肉(牛・豚・鳥)には糖質が含まれていないので糖質制限をしている方には

お肉がオススメです。

そして、このせせりに含まれる主な栄養素として

・タンパク質

タンパク質は有名な物質ですね。良質な筋肉を作るのに欠かせない成分です。

・ビタミンB2

ビタミンB2は糖質や脂質の代謝を上げてくれる役割があります。

つまり、体脂肪として蓄積される前に体から排出してくれる役割を持っている成分です。

・ナイアシン

ナイアシンは主に糖質の代謝を上げてくれる役割があります。

また、血糖値の上昇を防ぐ役割もあるので高血圧の方は積極的に摂取したい成分ですね。

せせりのカロリーってどのくらい

糖質が少なく体脂肪の蓄積を防いでくれる成分が入っているせせりですが

カロリーはどのくらいなのか?

実はカロリーが高いというのも「せせり」の特徴です。

せせり100グラムで約215キロカロリーなので、

ダイエット中の人に好まれるささみは100グラムあたり105キロカロリーなので

倍ほども高い数値ということになります。

では、焼き鳥屋さんでの一本あたりのカロリーはどのくらいなのか?

焼き鳥せせり(塩)カロリー

あっさりした味わいが好きな人がよく選ぶ塩。

一見シンプルですが、素材の自然な味を楽しみたい人にはうってつけの調理法です。

なお、「せせり」の塩味は74キロカロリーとなっています。

焼き鳥せせり(タレ)カロリー

74キロカロリーだった塩に対して、タレで味付けをした場合は、

約86キロカロリー

塩でもタレでも差は10キロカロリーほどと、あまり違いはありません。

ただし、タレには砂糖が使われている場合が多いので

糖質的な面で言えばかなりの数値が上がる可能性もあるので

注意しましょう。

焼き鳥のせせり刺し方、串打ちはどうなってるの?

どの部位を使用するかももちろんですが、

焼き鳥のおいしさの大半は串の刺し方(串打ちの仕方)で決まると言われています。

「せせり」を串に刺していくときの基本は、ジグザグ。

食べやすい程度の細長さに切り分けた部位を、ジグザグと編むように刺していきます。

見たことがない人でも、鶏皮をイメージするとわかりやすいでしょう。

まとめ

いままで「せせり」がどの部位かいまいちわからず頼んでいた人も、

挑戦したことがないという人も、これを機に焼き鳥専門店で

本場の「せせり」を食べてみてはいかがでしょう?

前知識があればあるほど、なんだか感慨深い思いがしますよ。

また、業務用スーパーなどで売っていることもあるので

料理好きな人は自分で串打ちをして焼き鳥パーティー

をしてみるのも良いかもしれません。

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