あなたは、焼鳥はお好きですか?
お酒のお供の定番として不動の地位を築いています。
焼肉も多くの部位があり奥深い世界ですが、
焼鳥も負けず劣らず多くの部位があり、
とても奥深い世界です。
今回はそんな焼鳥の中でもかなりレアな部位、
「背肝」についてご紹介します。
この記事では背肝の
・部位
・特徴
・入手方法
・レシピ
を中心に見ていきます。
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焼き鳥の背肝はどこの部位?
「背肝」とは、ズバリ腎臓です。
「腎臓…名前は聞いたことあるけど、どんなものだっけ?」
という方のために、まずは腎臓について説明します。
腎臓とは
我々人間でいうと、背中側の腰あたりの位置に、
左右1つずつ備わっている器官です。
もっともよく知られた腎臓の機能は、
「体内の老廃物を取り除くこと」です。
血液中に残っている老廃物や塩分をろ過して取り除き、
体内に必要なものは吸収するというフィルターのような役割をしているところです。
この腎臓が焼き鳥の食材として扱われるとき、
「背肝」と呼ばれます。
鳥でも背中側の位置にあるのでこう呼ばれています。
ここでの肝とは、肝臓のことではなくて
単に内臓という意味なんですね。
このほか、「あずき」と呼ばれたりもするようです。
何と1羽からとれる量はわずか7gほどとのことなので、
かなりの希少部位です。
焼き鳥一本50gぐらいなので、いかに貴重な部位かが分かります。
ちなみに、鳥貴族は一本90gです。
続いて、「背肝」の特徴についてです。
「背肝」はどんな部位?
出典:東京カレンダー
さて、背肝はどのようなお肉なのでしょうか。
焼鳥の状態でしか見ることはないと思いますが、
生の状態だと、白い卵管を挟み込むように左右に備わっています。
歯ごたえがあり、味わいはレバーを思わせるクリーミーなものです。
好き嫌いが分かれるとは思いますが、
好きな人にはたまらない部位なので、見かけたらチャレンジしてみては
いかがでしょう。
「背肝」はどこで手に入る?
先ほども説明したとおりかなりの希少部位なので、
スーパーなどで販売されることはまずないです。
しかし、最近はネット通販で購入できるようなのでご紹介します。
調べたところ、1 kgあたり1500円前後で販売されています。
確かに鳥肉の中ではかなり値が張りますが、
牛などと比べると安く感じますね。
もう既に味付けがなされた甘辛煮も販売されていました。
焼鳥屋さんでも提供する店は限られると思いますので、
自宅で味わうのが良いかもしれません。
「背肝」のレシピは?
さて、気になって買ったはいいものの、
どう調理すればいいか分からない!
という方のためにレシピも紹介します。
お酒のお供に!背肝のガーリックバター炒め
材料
背肝 300 g
チューブにんにく 40 g
バター 20 g
塩コショウ 適量
step
1背肝にチューブにんにくをもみ込み、30分程度置いてなじませる
step
2バターを熱したフライパンに背肝を入れ、塩コショウで味を整えながら焦げ目がつくまで炒める
step
3皿に盛りつけて完成
肉自体の味わいが深い部位なので、
味付けはあまり凝ったことはしなくていいと思います。
パパッと調理でおいしく背肝を味わっちゃいましょう!
背肝は鳥だけ?豚や牛にはないの?
ここまで「背肝」について、ご紹介しました。
聞きなれない呼び名ですが、これは鳥にしかないものなのでしょうか。
実は、そんなことはありません。
先ほど背肝=腎臓であるとお伝えしました。
もちろん牛や豚にも腎臓はあり、食材になっています。
ただ、牛と豚の腎臓は「マメ」と呼ばれるので、
知らないと同じ臓器だとは分からないかもしれません。
マメについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
関連記事
鳥にしかない部位としては砂肝が有名ですね。
まとめ
いかがでしたか?
焼鳥の中でもあまり聞きなれない部位、
「背肝」についてご紹介しました。
ちょっとクセがあるので人を選ぶ部位ではあると思いますが、
独特な味わいが好きな人はやみつきになること間違いなしです。
ぜひ1度お試しください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。