最近、世間でもよく聞くようになった「ジビエ」
あなたは「ジビエ」って知っていますか?
「ジビエって聞いたことはあるけど、あまりよく知らないな・・・」
という方は、下の記事をご覧ください。 続きを見る
ジビエとは?その意味や語源からジビエ肉の特徴を紹介
「えっ? 問題点があるなら食べるのはちょっと・・・」
と思う方もいらっしゃるかもしれまん。
しかし、問題点を知ることで、「ジビエ」をより理解し
より安全に「ジビエ」を楽しむことができます。
それではさっそくいってみましょう。
Contents
ジビエの問題点① 寄生虫や病原体がいる?
ジビエは野生動物の肉です。
牛や豚、鶏のように人間に育てられたものではありません。
野生動物の住処は野山、食べ物は野山にある食べ物です。
つまり、人間にとって清潔なものであるかどうかは分かりません。
ジビエにいる寄生虫やE型肝炎ウイルスについては、よく話題に挙がることで
きちんとした下処理が行われていないと、食中毒を起こす可能性があります。
しかし、ちゃんとしたお店で購入したり、中まで火を通したりするなど
少しの注意で食中毒になる可能性は低くなります。
寄生虫や病原体については、以下の記事で詳しく紹介しています。 続きを見る
ジビエにはウイルスや寄生虫が含まれている可能性!肝炎になるリスクとは?
ジビエの問題点② 放射性物質に触れている?
ジビエは野生動物の肉ですので、もちろん自然の中で暮らしています。
自然の中で暮らしていると色んなものに触れる機会があり
放射性物質もそのひとつです。
自然界にある放射性物質や宇宙から降り注ぐ放射線は
動植物にそこまで大きな影響は与えません。
しかし、2011年3月に起こった、東日本大震災による福島第一原発の事故は
近隣の生態系に大きな影響を与えました。
ジビエについても放射能汚染が心配されていましたが
国のガイドラインにより、その安全性は確保されています。
ジビエと放射性物質については、以下の記事で詳しく紹介しています。 続きを見る
ジビエ料理を食べたいけど安全性が心配!気になる放射能や病気
ジビエの問題点③ 処理場不足で供給が少ない?
ジビエは野生動物の肉ですので
ハンターが捕獲して、適切に処理されないことには供給もされません。
実は、猪や鹿の捕獲数に対する利用率は10%にも達していません。
農林水産省の調べによると
ジビエの処理施設は全国で約600ありますが
利用率が低いところを見ると
処理施設が不足していることがその一端と言えそうです。
処理施設が充実し、安定な供給ができれば
牛肉や豚肉、鶏肉などと同程度に
食卓にもジビエが並ぶことになるでしょう。
一方、狩猟免許取得者の数は
20年前ほどから横ばいの約20万人です。
近年では40代以下や女性の免許取得者が増加傾向にあるので
ジビエハンターの数については問題なさそうです。
ジビエハンターに興味のある方は、以下の記事に詳しくまとめていますので参考にしてください。 続きを見る
ジビエハンターって免許は必要?狩猟をするにはどうすればいいのか?
まとめ ジビエはきちんと理解して楽しもう!
何事にも表と裏があるように
ジビエにも良いところと悪いところがあります。
今回はジビエの問題点を挙げましたが
栄養素が高いなど、良いところもあります。
ジビエに含まれる栄養素については、以下の記事を参考にしてください。 続きを見る
ジビエ肉の効果と栄養を動物15種類で徹底比較!一番体にいい動物は?
ジビエをより楽しんでください。