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びえい牛(美瑛牛)の特徴
びえい和牛の特徴はあっさりとした脂。
黒毛和種の大きな特徴はキメ細やかなサシですが、脂が強すぎて2〜3口しか食べられない、そんな経験はありませんか。
同じ黒毛和種であるびえい和牛は違います。
脂があっさりしているので、後口もスッキリ。
もたれません。
また、牛肉特有の獣臭さもほとんどなく、万人に好まれる牛肉です。
びえい牛(美瑛牛)の産地は何県?
びえい和牛が育てられているのは、北海道上川郡美瑛町(びえいちょう)です。
札幌から車で約2時間半、北海道のほぼ中央に位置する、人口9,862人(2020年3月末現在)のまち。
年間平均最高気温25℃、最低気温-12℃。
町の70%以上が山林で約15%が田畑で占める「丘のまち」としても知られる美しい景観が自慢です。
びえい牛(美瑛牛)の定義
びえい和牛は株式会社ファームズ千代田(以下、ファームズ千代田)の一牧場一銘柄のブランド牛です。
自社種牛(※)をもとに繁殖、出産、子牛か出荷まで一貫生産しています。
つまりファームズ千代田生まれ、ファームズ千代田育ちの黒毛和種がびえい和牛と名乗れるのです。
(※)種牛・・・種雄牛(しゅゆうぎゅう)ともよばれる優れた遺伝子を持つオス牛のこと 人工受精などに使われる
びえい牛(美瑛牛)の読み方
びえいわぎゅうと読みます。
美瑛とは北海道の先住民族アイヌの人たちの言葉で油を意味するピイェが語源のようです。
美瑛川に十勝岳から硫黄が流れ込んで濁った様子を表したとも言われています。
びえい和牛は昔から土地の人たちに親しまれてきた地名を冠しているのです。
びえい牛(美瑛牛)の歴史やルーツ
1946年、戦後の北海道開拓移民としてファームズ千代田は自給自足の生活からスターします。
1970年、日本経済の成長とともに牛肉の需要も高まり、肉牛の育成経営をを開始。
1990年には現在のファームズ千代田の前身である有限会社千代田ファームを設立します。
同時に肉牛の肥育事業(※)開始。
2000年からはびえい和牛のブランディング・販売強化をします。
2007年、念願だった繁殖から出荷まで一貫生産をスタート。
現在ではびえい和牛繁殖一貫牧場にくわえ、ジャージー牧場、ふれあい牧場、農場、牧場から出る敷料の堆肥化を中心としたエコ事業、レストランと多角経営をするまでに成長しました。
(※)肥育事業・・・育てた、または外部から連れてきた若い牛を出荷するまでの短期間で大きく育てること
黒毛和種とは和牛の一種で、古くは近畿、中国地方を主な産地とし、農耕や荷物を運ぶために飼われていました。
明治時代に外国種と交配し改良され、昭和19年に日本固有の肉用種に認定されました。
日本全国で飼育されており、現在日本で肥育されている和牛の90%以上が黒毛和種です。
びえい牛(美瑛牛)の食べ方
ステーキや焼肉はもちろん、びえい和牛はいろいろな食べ方で楽しめます。
牧場内にあるカフェのびえい和牛100%ハンバーガーは気軽にびえい和牛を味わえると人気の1品です。
また、ベーコン、ハム、フランクなどのシャルキュトリー(※)はお土産にもに好評です。
(※)シャルキュトリー・・・フランス語chair(肉)+cuite(火を入れる)食肉加工品全般の総称
びえい牛(美瑛牛)の育て方はどうなっている?
ファームズ千代田でのびのびと育てられた母牛からは、丈夫で健康な子牛が生まれます。
そして牛たちの成長段階に合わせて、ピッタリの環境を用意。
まず生後1ヶ月の間は母牛と子牛だけの空間で過ごすのです。
子牛は母乳をたっぷり飲んで、愛情を独り占めします。
その後何組かの親子をグループで過ごす部屋にお引越し。
子牛たちに別の牛たちと過ごすことに少しずつ慣らしていくのです。
生後3ヶ月ごろには子牛だけの空間に移り、乳離れします。
そして体を丈夫にする時期、体を大きくする時期をへて、生後2~3年で出荷となります。
牛の体を作る土台となるエサにもこだわります。
大雪山の湧き水や新鮮な牧草といった土地の恵みにくわえ、地元の銘酒である男山の酒粕、有効微生物のサプリメント、独自にブレンドした配合飼料など成長段階や体調に合わせて与えられます。
できる限りストレスをあたえないことが牛にとっても、肉質にとっても重要です。
北海道の雄大で豊かな自然の中にあるファームズ千代田は牛を育てるのにピッタリの環境です。
冬の長い北海道ですが、春から秋にかけては放牧地で育て、牛たちがのびのび過ごせるようにしています。
びえい牛(美瑛牛)の安全・安心の取り組みは?
ファームズ千代田では遺伝子レベルでの安全・安心な牛肉作りを考え、人口受精を自社でおこなっています。
遺伝子性疾患オールフリー、格付、肉質及び内容で評価の高い種雄牛を生み出す体制を作り上げました。
タネに至るまで北海道産の、安全・安心の牛肉を消費者に届けます。
びえい牛(美瑛牛)のおすすめの部位はどこ?
ファームズ千代田では料理に合わせていくつかの部位、カットのびえい和牛を用意しています。
ステーキ用にきめが細かく柔らかいサーロイン、赤身と脂身のバランスの良いリブロース、脂肪が少なく柔らかいモモ。
焼肉用には濃厚な味わいのカルビ、うま味成分が詰まっていて風味の良いカタロース。
すき焼き用やしゃぶしゃぶ用のスライスも用意しています。
ただ、時期によっては選べる部位や、カットが限られることも。
購入の際は事前に連絡をすることをオススメします。
びえい和牛を通販でお探しの方はこちらのページをご覧ください。
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