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焼き鳥の「ねぎま」ってどの部位?名前の由来、意味、カロリーを解説

焼き鳥屋さんで見かけることの多い「ねぎま」ですが

「一体どこの部位だろう?」

「ねぎまってどういう意味?」

「カロリーはどのくらいなのかな?」

ここではそんな疑問にお答えします。

焼き鳥「ねぎま」ってどこの部位

焼き鳥の定番ねぎま。ねぎのシンプルな組み合わせですが、

ねぎまのおに肉の部位はココ!という決まりはありません。

ただ、一般的にモモムネが使われていることが多いです。

モモ肉は噛みごたえがあり、脂もあってジューシーなおいしさです。

一方、ムネ肉は脂が少なく柔らかい、あっさりとした味わいです。

焼き鳥「ねぎま」の由来と意味

新石器時代には朝鮮半島から日本へ伝えられていた鶏。

幾多の食肉禁止令を乗り越え、江戸時代にはポピュラーな食べ物として定着しました。

さらに明治半ばには焼き鳥屋の屋台が誕生し、

昭和30年代ブロイラーの普及により鶏が安価になり、

大衆的な焼き鳥屋が多く登場しました。

そんな焼き鳥の歴史の中、ねぎまが生まれたのは江戸時代です。

当時ねぎまといえば、ねぎとまぐろを一緒に串で刺した煮物や焼き物のことを指しました。

その後まぐろの価格が高騰し、まぐろの代替品としてキジやカモなどの肉をつかったことから、

焼き鳥としてのねぎまが生まれました。

ねぎが間にある、「ねぎ間」ではなく「ねぎ鮪」が由来だったのです。

ちなみに、ねぎまという呼び方は関東圏のもので、

関西では「鶏ねぎ」と呼ぶこともあるそうです。

これと似たような事例として「ネギトロ」もネギが入っているからネギとトロと思いがちですが

トロをスプーンなどで「ねぎり取る」と言う所から「ネギトロ」と言う言葉が生まれました。

ねぎまに話を戻します。

焼き鳥「ねぎま」の栄養

ねぎまの栄養学的な魅力は、いわゆる焼き鳥に比べてカロリーが低いというだけではありません。

さらに肉と食物繊維を一緒に摂ることができるという点も挙げられます。

肉は消化吸収の負担が大きく、腸内環境を悪化させやすい食べ物です。

肉を多く食べた翌日は排泄物が臭くなった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで腸内環境改善効果を期待できる食物繊維が重要になってきます。

食物繊維を多く含むねぎを一緒に食べることで、腸内環境悪化の緩和が期待できるのです。

また、ネギにはアリインという成分が多く含まれています。

このアイリンは糖質の代謝を高めてくれる働きがあります。

糖質は体内で吸収されるとインスリンという成分によって脂肪に変換されますが

アイリンを摂取できるネギを食べることで

インスリンに変わる前に排出してくれるので

脂肪がつきにくくなる働きがあります。

他にもネギには

・フルタンという成分が脂肪燃焼を助ける働き

・体を温め血行を良くする働き

などもあります。

ねぎまは味においても、栄養面でもすばらしい組み合わせだといえます。

ただし、ネギには食欲増進効果もあるので

食べ過ぎには注意したいところです。

焼き鳥「ねぎま」のカロリーはどれくらい?

お酒のお供で定番の焼き鳥ですが、そこで気になるのがカロリー。

太るのはお酒ではなくおつまみしだい、という知見が広まっている今

ねぎまのカロリーについてお話します。

しかし、モモかムネかによってもカロリーは違いますし

お店ごとで大きさも異なります。

ここでは平均的な大きさのモモとムネのカロリーを、それぞれ解説します。

ちなみに一般的に焼き鳥といわれるモモだけの

焼き鳥は1本あたり

・塩で102カロリー

・タレで108カロリー

です。

では、ねぎまはどのくらいのカロリーなのか?

ねぎま(塩)カロリー

・ねぎまモモ 72kcal

・ねぎまムネ 43kcal

カロリーの主な由来はタンパク質です。

モモは脂がのっている分、脂質のカロリーが上乗せされます。

モモだけのいわゆる焼き鳥に比べ、ネギがある分肉が減り

カロリーも低くなります。

ねぎま(タレ)カロリー

ねぎまモモ 78kcal

ねぎまムネ 49kcal

塩は0kcalですが、タレにはカロリーがあります。

主に糖質由来のカロリーです。

まとめ

焼き鳥屋さんに行けば当たり前のようにある「ねぎま」。

お店によって味わいが変わり、まぐろの代替品として生まれた由来をもっていました。

また、ねぎのおかげでカロリー控えめ、お酒のお供にも嬉しい料理だと分かりました。

今度、焼き鳥屋さんに行ったときはお店の人や同席の人と

コミュニケーションをとりながら、ねぎまを楽しんでみては以下かでしょう?

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