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士幌牛の特徴とは?どこで販売してるの?定義や歴史も紹介

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士幌牛の特徴

士幌牛の特徴は3つあります。

1つはうま味のある赤身肉です。

脂が少なく肉本来の味わいを楽しめる

健康志向のファミリービーフです。

2つ目は柔らかさです。

一般的に肉は脂が少ないと、加熱したときに固くなりがちです。

しかし士幌牛は加熱しても豊富な肉汁を保ち柔らかく

子どもからお年寄りまで、多くの人が楽しめます。

3つ目は適度な脂肪です。

赤身肉とはいっても部位によっては適度な脂肪があるので

脂の甘味も感じられます。

士幌牛の産地は何県?

士幌牛が育てられているのは北海道河東郡士幌町(かとうぐんしほろちょう)です。

十勝平野の北部、札幌から車で約3時間半のところに位置する

人口6.024人(2020年2月末現在)の街です。

年間平均最高気温24℃、最低気温-20℃。

町の半分は農地という農業大国です。

士幌牛の定義

士幌牛の生産にはJA士幌町、士幌町肉牛振興会、士幌町を始め

多くの関係機関が携わっています。

全団体の共通基準として

士幌町肉牛振興会会員によって

士幌牛飼養管理マニュアルに沿って

肉用牛として飼育されたホルスタイン種の雄牛のことを

士幌牛としています。

士幌牛の読み方

しほろぎゅうと読みます。

地名を冠した名前です。

士幌の土地で生まれ

士幌の人たちの手で大切に育てられた

土地に密着した牛なのです。

士幌牛の歴史やルーツ

1970年6月、JA士幌町組合員である肉牛生産者が集まり

士幌町肉牛振興会が発足しました。

これは複数の生産者が協力することで生産能力を上げ

酪農家(牛乳を出荷することを生業とする農家)の

乳牛から生まれる雄子牛を最大限に活用することを目的としたものです。

その後参加する生産者や団体は増え

今では町が一体となって士幌牛の生産、流通、加工、販売をしています。

乳牛=ホルスタイン種とは

あなたが「牛」といわれて一番に思い浮かべるであろう

白と黒の模様をもつ、あの牛です。

雌牛は乳牛として飼育されますが

雄牛は肉牛にもなるのです。(繁殖用に飼育されるものもあります)

北海道で飼育されているホルスタイン種の約半数が雄牛で

肉牛として育てられ、いわゆる「国産牛」として流通しています。

ところで、和牛と国産牛の違いを知っていますか?

国産牛とは日本で飼育された期間が最も長く、日本国内で食肉用に加工された牛肉

全国食肉公正取引協議会連合会が定める

食肉の表示に関する公正競争規約に明記。

和牛は同じく、食肉の表示に関する公正競争規約で

黒毛和種、褐毛(あかげ)和種、日本短角種、無角和種、

また、これらの交雑種のみを和牛と名乗れるとしています。

さらに農林水産省の定める和牛等特色のある食肉の表示ガイドラインでは

上述の条件にくわえ

国内で出生し飼養されたことがそれぞれ証明、確認できることとしています。

このことから和牛は国産牛の一種だともいえますね。

士幌牛の食べ方

普段使いに気軽に食べられるのが士幌牛の特徴です。

カレーやシチュー、ハンバーグと

あなたの好みに合わせて食べられます。

JA士幌町ではホームページやパンフレットで

農家のおかあさん直伝 絶品!しほろ牛クッキングレシピを公開しています。

牛巻きおにぎりグラタンおいしいステーキの焼き方も丁寧に教えてくれています。

興味のある方は見てみてくださいね。

士幌牛の育て方はどうなっている?

士幌町内には一貫生産者が9件、もと牛生産者が7件、肥育生産者が9件あり

それぞれの農家で様々な方法で士幌牛は育てられています。

しかし、士幌牛飼養管理マニュアルに沿って飼育することで

安定した品質を実現しています。

一貫生産者では酪農家(牛乳を出荷することを生業とする農家)で生まれた子牛を導入し

生後約20ヶ月齢まで飼育した牛を出荷します。

もと牛生産者とは、酪農家で生まれた子牛を導入し

生後6~8ヶ月齢、体重約300kgまで飼育した牛を出荷する生産者のこと。

肥育生産者とは、もと牛生産者から導入した牛を

生後約20ヶ月齢まで育て出荷する生産者のことです。

士幌牛の大まかな育て方は以下のようになります。

まず酪農家から生後1週間~2ヶ月、体重50kgくらいの子牛を導入。

ミルクと並行して離乳食の飼料をたっぷりと与えます。

母牛はいないのでミルクは粉ミルクです。

生後4~6ヶ月、このころは体が大きくなる時期。

このくらいの時期になると配合飼料にくわえ、良質な乾草をたくさん与えます。

こうすることで、健康で丈夫な体の基礎を作ることができるのです。

生後7ケ月以降は徐々に配合飼料を多くし

さらに体が大きくなるように出荷まで育てます。

士幌牛の偽物が出回っているって本当?

平成16年から

牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(牛肉トレーサビリティ法)

が施行されました。

この法律では国産牛肉について

牛の出生からと畜場(食肉処理場)で処理され

牛肉に加工され、小売店に並ぶ一連の履歴を

10桁の個体識別番号で管理し

取引データーを記録することが義務付けられました。

もちろん、士幌牛も法律を遵守して

飼育、流通、販売されますので

偽物が入るスキはありません。

トレーサビリティのシステムを使えばネット上で

手元の牛肉の出自を知ることができます。

また、士幌牛の各生産者は消費者の安全・安心のために

牛が育ったときに食べた餌、1頭ごとの治療履歴がすべてわかる

生産履歴を記帳し、保存しています。

士幌牛のおすすめの部位と販売場所はどこ?

士幌牛のパンフレットには

料理に合わせて部位を選びましょう

というページがあります。

そこには

ネック

カタロース

リブロース

サーロイン

ヒレ

ランプ

ウチモモ

ソトモモ

シンタマ

バラ

スネ

カタ

の12ヶ所についてその特徴と

ぴったりの料理法を紹介しています。

部位によってそれぞれの味わいがあります。

食べたい料理に合った部位を選びましょう。

また、士幌牛を販売しているオススメ店舗は以下の記事をご覧ください。

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